あなたは大丈夫?自分では意外と分からないいびきの世界

fb861b685ed2832a18a53c01bb4a0cea_s寝ている時と言うのは、よっぽどのことが起きない限り自分がどんな風になっているか?なんてことを知る事は難しく、自分では普通に寝ているつもりなのに「寝相がすごい」だとか、「寝言がすごい」だとか、「歩き回ってる」だとか言われるとちょっとショックになります。…「歩きまわってる」…?

さて、そんな言われてショックな寝ている時の癖に「いびき」があります。

その昔、「いびきをかいて寝ているのは熟睡の証拠」なんて言葉がありましたが、実際の所はそう言う訳にはいかないみたいですね。

 

そもそも、いびきの原因は…体質的な物や外的要素によるもの、病気のサインだったりと、とにかく種類が多く、すぐ分かるものからそうでないものまで色々とあります。

しかしながら起きるメカニズムは単純で、呼吸器官が何らかの形で塞がれて気道が狭くなり、空気が通る度に塞いだものを振動させていびきが事で起こると言う物です。この塞ぐ物の一例として、口蓋垂(のどちんこ)だったり炎症を起こした扁桃腺だったり、はたまた舌であったりとそちらも様々な種類がある訳です。

 

いびきをすると言う事は、上気の通りに呼吸器官が塞がれている為に起きている訳で、それによって呼吸が妨げられる他、自分の出すいびきの“音”により熟睡が妨げられ、睡眠の質が低下して、ちゃんと寝ているはずなのに疲れが取れなかったり、寝不足状態になったりと言う状況になります。

中には睡眠が浅いときに自分のいびきで目を覚ます方もいるらしいですね。…と言うか、筆者ですねコレは。筆者あるあるです

 

また、いびきをしているだけならまだしも、今までいびきをしていたのに途中で突然にいびきが止まった場合、気道が完全にふさがってしまった状態の可能性があり、この状態が続いた場合「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれる重度の睡眠障害の可能性がある為に注意が必要になります。

逆に今までいびきをしなかった人が、ある日突然いびきをするようになった場合には無呼吸症候群と同じくらいに注意が必要です。

普段、無意識であっても人の体の筋肉は脳神経によって管理されています。しかし、何らかの原因で神経伝達がうまくいかなくない場合、筋肉への信号が届かず固定できずに緩んでしまう事があります。

特に舌は筋肉のみで構成されている為そう言った症状で舌の筋肉が緩んで落ちてしまうと、自分の舌で呼吸器官を塞いでしまい、いびきをする可能性があります。

そして、その場合に考えられる原因が脳梗塞などの前触れから起きていると考えられています。

 

さて、厄介ないびき…治らないと思っている方も多いでしょうが、実はいびきの外来を設けている病院は結構数が多く、手っ取り早く手術で治す方法や市販薬などでもいびきを対象とした商品があったりします。

また、自分で手軽に行える予防・解消法として太り気味だと思われる方であればダイエットを、過度のアルコールやたばこの接種を控える事によっていびきが抑えられる事もあります。他にも寝具の合う、合わななども関与する所があり、小さな所からでもちょっとずつ直していくことによって改善されることもありますので、そう言った所から始めるのもまた良いでしょう。