ぐっ!昔の傷が痛む…治ったのに痛む古傷の謎

OMG151018200I9A1845_TP_Vこの時期…と言う訳ではないのですが、こういう季節の変わり目や気候が安定しない時期になると、けっこう怪我の多い筆者とかは古傷がピリピリしたりすることがよくあります。

このごろよく痛むのは、前に鋸で切り裂いてしまった手の傷とかですね~出血はすごかったんですが、病院に行くかどうか悩んで消毒と絆創膏だけで結局やめたのでした。

出血は多かったものの、対して深い傷じゃなかったのがさいわいです。

 

さて、傷口は治っているのに痛くなるのは何故なんでしょうか?

筆者もそんなにずきずきと痛い訳ではないのですが、地味~にチクチクするので気になります。

古傷と言うとどうしても切り傷などを思い浮かべる人が多いと思いますが、火傷や擦り傷、打撲や骨折なども傷跡を残せば古傷になります

そして、傷跡が残るような大きな傷と言うのは、見た目こそ何とか戻ったとしても、その内側までは完全に元に戻っていなかったり、治っていたとしても筋肉組織や神経に傷跡を残していたりします。そうなると血行も悪くなったりするために、寒さや気候の移り変わりの影響で、筋肉を動かしづらくなったり、血行不良から神経が刺激されて痛みを放ったりすそうです。

また、そのような形で再生した場所は他の場所よりも非常にもろく、異常が出やすい傾向にあります。特に、それらが関節付近などの普段動かす部位などにあれば、より傷みやすい傾向になると言えるそうです。

 

なるほど、そう言った事によってこの地味な痛みが起きている訳ですか…

補足としまして「なぜ、気圧の変動で痛むの?」と言う事につきましてですが…寒い場合は、まぁ、何となくわかります。寒さで筋肉が委縮して、血管も委縮する訳ですのでただでさえ血液の巡りが悪いのに、さらに悪くなれば痛みが出ると言う物。

では、なぜ低気圧によって痛みが発生するのでしょうか?

その辺は色々な考察があるようで、気圧が急激に低下すると自律神経の調整がうまく働かずに炎症物質であるヒスタミンが体内で作られると考えられています。

このヒスタミンが血管を通って流れ、古傷の部位で神経を刺激するのでは?と言う説があったり、同じく気圧の変化から自律神経の乱れが起こる為に、体に急激なストレスが加わり体の最も弱い場所…この場合は古傷の場所に負荷がかかるように感じるのでは?となっております。

 

さて、疼く古傷ですが何とかするにはどうしたらいいのでしょうか?あまり痛くないのであれば、全然無視していても構わないのですがそれでも多少は軽減された方が身体的には楽なわけでして。

先の通り、古傷の痛みは主に血行不良からくるところが大きいとされております。と、すれば患部の血液循環をよくしてあげる事が症状軽減の為に大切になります。特に患部を温めてあげながらマッサージをしてあげる事により、固まった筋肉をほぐしてあげるのと一緒に血液循環をよくしてくれます。

温めるにはお風呂とかに入れる状況ならその方が確実に温まれますが、現実的に痛むたびに「よし、風呂に入ろう!」とは出来ないので、温湿布やほっかいろみたいなもので温めるのが現実的でしょう。