ぶつけたら出来たった!誰もが一度は作る「タンコブ」のアレコレ

031517筆者の小さい頃からあり、今でもちびっ子たちに人気のドラえもん。 日本のみならず海外でもその人気は高く、ジャパニメーションの代表格であり日本の漫画界・アニメ界に多大な影響を与えた作品であります。 筆者も子供の頃よく見て、ドラえもんが欲しいと思った事がよくありました。具体的に言えばドラえもんより、その四次元ポケットとその中身ですけどね。  

さてさて、そのドラえもんの中の登場人物でありもう一人の主人公の「のび太くん」ジャイアンスネ夫にいじめられてドラえもんに泣きつく姿はお決まりのパターンですね。 特にジャイアンからはよく殴られてコブや痣をつくっている姿がありますが…喧嘩にしろ自滅にしろ小さい頃って、よくあちこちにアザやコブをよく作る物ですよね~ まぁ、元気に遊んでいるっていう証なのでしょうけれども、ちょっと心配な所もあるのが親心と言う物です。特にタンコブなんかは、頭をぶつけている証拠ですので特に心配に…  

誰もが頭に一度は出来た事があると思いますこの「タンコブ」。 正式名称を「頭出腫」と言い、原因は内出血にあり、頭部の皮膚下の血管が破けて皮膚の下に血がたまる為にできます。 では、なぜ普通の内出血ではポッコリでないのにタンコブだと腫れるのでしょうか? これはいたって簡単で、人の頭にはご存知の通り脳を守る為に分厚い頭蓋骨があり、別段に動かしたりする場所ではない為、筋肉や脂肪の層も身体の他の部分に比べるとはるかに薄く、その上に頭皮があります。 身体にできた内出血であれば皮膚より下に筋肉・脂肪の層が厚くある為、内部へと浸透していき「青たん」「青あざ」と言った物になりますが、直下がほぼ骨である頭部では、漏れ出た血液やリンパ液は行き場が無く、そこにたまってしまうのです。そのためにあのようにタンコブができると言う訳です。  

なるほど、では治療はどうしたら良いのでしょか? 先の通り内出血なので放置していても基本は治るのですが、あまり痛むようであれば濡れタオルや氷嚢で冷やしてあげるのが、簡易ながらも効果的な治療法となります。 ただし、この際にめまい気分の悪さ鼻血等の症状が出ている場合は脳に何らかのダメージがある物とみて、即病院にかかる事が大切となります。 痛みも3日~1週間前後はする場合があり、それ以上長引く場合はそれもまた何かしらの原因があると見て病院が良いでしょう。 脅すわけではないのですが、小さな内出血が頭蓋骨内で起こると急激な症状ではなく、じわじわと症状が進行する場合があります。 まぁ、何と言っても頭部へのダメージですので、ちょっとした油断が危険であるとみる事が大切です。  

なお、あまりコブが酷いようなときはお風呂も控えたほうが良いでしょう。 ご存知の通り、お風呂にて体温が上がると血行も良くなる為に内出血した個所の出血が酷くなったり…また、痛みが増したり強くなったりする事もあります。 同じ理由で大人の方が怪我した場合には、飲酒を控える事もお勧めします。  

ちなみにアニメなので現実と混ぜて話すのもアレですが、たまに出るジャイアンの「相手の顔にめり込むほどのパンチ」。アレを基準としてジャイアンのパンチの威力を出すと…なんと6トンと言うとんでもない数字が出てくるそうです。 インドゾウで2頭分、サイやカバで3頭分の重さがジャイアンのあの拳にある訳です。 さすがジャイアン、これでは誰も逆らえません。のび太スネ夫が町内でジャイアントと出くわし「げッ!ジャイアン!!」ってなる気持ちもわかります。 もし、ジャイアンの機嫌が悪く八つ当たりで空き地の土管をパンチしようものなら木端微塵になり、その筋力を使って野球なんてやった日には怪我人だけではすみません。 そんなものを日常的に喰らってピンピンしているのび太くん(あとスネ夫)って…