もういくつ寝ると~お正月~♪お節料理に込められた意味
これを読んでいる誰かへ…これを見ていると言う事は、既に筆者はこの場所にいません。何故なら、年末のお休みに入っているからです。
さてさて、今年もあと数日で終わっちゃうわけですが、今年も色々な事がありました。
楽しいこと、悲しいこと、…ろくでもない事…とまぁ、振り返れば中々に楽しい年であったとも言えます。…楽しかった…のか…?
さて、正月に入ると日本伝統の料理であるおせちが食卓に…最近は並ばない家も多いのですよね~。良き日本の文化が無くなりつつあると言うのも悲しいと言うかなんというか…
大体ですね~…っと、このまま続くと話が大幅にそれてしまうので、ちょいとストップ!
ふぅ、危うく火がついてしまう所でした…さて、そんなおせち料理ですが、どんなものが入っているのか、ちゃんと分かっている人っていますかぁ?
そして実は、おせち料理の一つ一つにちゃんと意味があるって皆さん知っていましたか??
そもそも、おせち料理とは「御節料理」と書くように季節の節毎に食べる料理を指していましたが、それがやがて節の中でも最も大切な部分、お正月に食べられる料理の事を指すようになりました。
おせち料理の基本は「祝い肴三種」「煮しめ」「酢の物」「焼き物」と分けられ、地方により「祝い肴三種」の内容が変化します。
◆◇◆ 祝い肴(いわいざかな) ◆◇◆
黒豆:「まめ」は元々、丈夫や健康を意味する言葉で、「まめに働く」と言う語呂合わせからも、おせちには欠かせない料理となっております。
数の子:数の子はニシンの卵で、卵の数が多く「二親」に通じるところから子孫の繁栄を願った物だと言われます。
田作り:カタクチイワシを田の肥料にした所、五万俵もの米が収穫できたとのいわれに由来している。五穀豊穣の願った物。
◆◇◆ 口取り ◆◇◆
紅白蒲鉾:蒲鉾は日の出を象徴するものとし、紅はめでたさを、白は神聖さを現しています。
伊達巻:江戸時代に長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が起源で、形が巻物に似ていた事から文化・学問・教養を持つことを願う縁起物。
栗きんとん:黄金の財宝に例えて、豊かな1年を願う料理。
◆◇◆ 焼き物 ◆◇◆
鯛:「めでたい」の語呂合わせから。
エビ:長寿を祈願した縁起物として。また、エビは脱皮を繰り返す事から生命の更新を意味する。
◆◇◆ 酢の物 ◆◇◆
紅白なます:祝い事に用いる紅白の水引にあやかって。
酢蓮(すばす):…筆者は軍事好きなのでどうしてもこの名前(スバス)を見ると散弾銃の方が先に出てしまいます。穴があるレンコンは将来の見通しがきくと言う縁起担ぎから来ています。
◆◇◆ 煮しめ ◆◇◆
昆布巻:昆布を食べてよろこんぶ…ではないですけど、こんぶは「喜ぶ」に通ずるとされ、一家発展の縁起物とされています。また、巻いた姿が書物に似ている所から文学・学問を象徴としていると事もあります。
ごぼう:細く長く地にしっかり根を伸ばすごぼうは縁起の良い食材として使われます・
成程、縁起を担ぐ為とはいえ色々と考えたものですね。ちなみに、お正月つながりで…お正月と言えば「おもち」があります。杵と臼で叩いてひっくり返してを交互にやる餅つきがありますが…まぁ、極める所まで行くとすさまじいですね。
世界最速は「中谷堂」さんの餅つきで、こちらはヨモギ餅なのですが打つスピードは毎秒3発、1分で180発の餅をついてひっくり返してを繰り返すそうな。
ちなみに御餅は切れずに伸びる為に「長寿」を願って食べる事です