ウイルス

dd4d6d5abed0a8ded2549de2b166bd96_s そろそろ雪の季節なのですが・・・皆さんがお住まいのところは如何ですか?

一応来週はクリスマスになりますが、雪は降りますかね?昔は積もるくらい降った所でも、

ここ近年はあまり積もらないと言う所も多いので、温暖化の影響を感じてしまいます。

 

さて、この季節に多い厄介者と言えばインフルエンザやノロウイルス等になります。

風邪とかも有りますが、この時期はウイルス物が多いですね。でも「細菌」と「ウイルス」ってどう違うのでしょうか?大きさぐらいでしょうか?

そもそもウイルスの定義って何なんでしょうね?

気になったので調べてみた所・・・

「ウイルスは、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞をもたないので、非生物とされることもある。」参照:ウィキペディア“ウイルス”より

・・・え、生き物じゃないの?

生物はみな大小関係なく細胞と言う小さな粒から出来ているのですが、そもそもウイルスはこの細胞が無いんですって。つまり鉱物とか金属とか見たいな無機物と一緒らしいです。

では、生物ではなくて物質なのか?となると、DNAを持っていて他の細胞を使って自己増殖が出来る生物の特徴も持っているらしいです。

なもので、生物か物質かと言う事で未だに議論されているらしく、中には「ウイルスは地球外生命体だ!」と言う、すんごい意見もあるそうです。

 

さて、ウイルスは様々な種類があり、ノロやインフルエンザの様な一般的なものや、黄熱病ウイルスや天然痘などの兵器に匹敵する脅威をもつもの、地味に痛い口内炎を起こすヘルペス菌などなど、実に多種多様です。

しかし、大半のウイルスはアルコールや石鹸などの消毒で死滅させる事ができます。

かの兵器級の危険性を持つエボラウイルスでさえ、これらの消毒で簡単に倒せるのです。

なぜこんなにあっさりと?それはウイルスが持つタンパク質の膜、エンベローブという物にあります。

大半のウイルスはこのエンベローブを使い、自らを偽装して体内に侵入、そしてエンベローブから飛び出たトゲトゲ・・・イメージ的には「おなもみ」か「ウニ」辺りがしっくり来るかと思いますが、それで細胞にくっつき内部に取り込まれることにより増殖します。

しかし、このエンベローブは石鹸やアルコール消毒にて簡単に破壊できてしまうのです。

これを壊されるとウイルスは細胞にくっつく事が出来なくなるので増殖も何も出来ないまま終わってしまいます。南無~

 

しかし、これはエンベローブをもつウイルスの話です。中にはエンベローブを持たないウイルスもあります。ノロやO-157がこれに当ります。

エンベローブはくっつく手段の一つで、これが無い=感染力は弱いという事なのですが、エンベローブが無いので薬物への抵抗力がすごい強いんですって。では、こいつ等はの対処法はどうすればいいのでしょうか?

答えは単純、徹底的に洗い流してしまいましょう!これが最善策だそうです。

ウイルス自体は外皮を突き破って体内に侵入するような力や、一回付着したら取れなくなるような吸着力はありません。

ましてエンベローブと言う、取り付く手段も無いので、手洗いうがい等の効果で簡単に洗い流してしまう事ができます。

 

なるほど、こうしてみると手洗いの重要性がわかりますね。ちなみに石鹸が効かないと言っても、石鹸自体には汚れを浮かせる力があるのでまったく無意味と言うわけではございません。

皆さんも、こんな時期なので手洗い、うがい、アルコール手洗浄をきちんとやりましょう!