オリーブオイル
三月に入り、まだまだインフルエンザのシーズンも終わりませんが・・・そろそろ花粉症がピークになってくる季節でしょう。
ところで、皆さんは「インフルエンザ」ってどこの国の言葉か知っていますか?
実はイタリア語なんですよ~。16世紀の初め頃に冬の時期になると訪れて、春が本格的になってくると収まる事から、インフルエンザは天体の動きや寒気によって起こる物だと思われていた為、「影響」を意味する「influenza」から名前が取られたと言います。
実は我々の日常生活の中にもイタリア語は結構多くあり、茸の「エリンギ」も実はイタリア語の「eryngi」から来ていたり、化粧品の「マスカラ」も元はイタリア語の覆うと言う意味の「maschera」が語源だったりします。
日本の車の名前なんかは結構イタリア語が多いようです。
トヨタのパッソは「PASSO/足取り」、日産のセレナは「SERENA/晴れ渡る」、スバルのステラは「STELLA/星」。筆者の車はダイハツのミラなのですが・・・ありました。「MIRA/照準」だそうです。
後は、イタリアといえば美しい町並みや食べ物でも色々と有名なものがありますが・・・今回はその中でもイタリアが本場のオリーブオイルについてのお話をしていきましょう。
オイルと言うとどうしても高カロリーなイメージや、あまり摂取するのはいけないと言うイメージがありますが・・・こうした脂質も人体にとっては重要なエネルギー源であり、栄養素であることに違いはありません。つまりは適度が大切で、とりすぎが危険なのです。
オリーブオイルはその名の通りオリーブの果実から取れる植物油であり、オレイン酸と呼ばれる一価不飽和脂肪酸を多く含んでいる事が特徴です。
一価不飽和脂肪酸は他の脂肪酸よりも過酸化脂質が生じにくく、また熱を加えられることによる酸化もし辛いためにオリーブオイルは長期保存が可能となっています。
オリーブオイルの効果としては、オレイン酸は高コレステロールや体内に増えすぎた悪玉コレステロールを制御する力を持っている所から、血管の健康状態や生活習慣病を予防するのに良いとされており、また腸の働きを活発にさせるので、便秘を解消してくれる効力もあるそうです。
また、腸内の環境を整えてくれる作用もあります。オレイン酸の効果として、腸の働きを活発にさせ、腸内に溜まった便を柔らかくさせる効果があり、便秘改善にも効果があります。
食べて摂るほかにも、オリーブオイルには肌に直接塗ることによって得られる効果もあります。オリーブオイルにはビタミン類を始め、ポリフェノールなどの優れた栄養素を多く含んでいる為、直接塗ることにより肌を保護するのと同時に新陳代謝を活発にしてくれます。
オリーブオイルにはランクがあるらしく、高品質な物はエクストラ・バージン・オリーブオイルとなっており、これらの効果は高品質であるほどより健康効果を得られると言う話しらしいですね。そして、高品質の良い物であるとそのまま飲めてしまうらしいです。
しかし、そのまま飲めるといっても多く飲めば、オリーブオイルも油な訳で体に悪くなってしまいます。むやみやたらな過剰摂取はやめておいたほうが良いでしょう。
一日の目安は健康維持で大さじ1杯。便通改善で大さじ2杯という事です。