陰に潜む恐怖…ってカビかい!実は多いぞ、9月のカビ!

26f6e9af29a08e53094e54105733b6fd_s8月よさらば!こんにちは9月!いよいよ一年も後半戦となってきましたが、早い物ですね~実に。もう3ヶ月もすれば年末ですよ。

筆者は結局、今年も行こうと思っていた所には行けずじまいで残念な感じでした。しかし、今年は航空祭があった!それだけで良しとしましょう!

 

さてさて、直に夏から秋へと次第に変わっていくわけではありますが…季節の変わり目と言うのは特にややっこしいことが多い時期でもあります。

特に夏から秋への変わり目は、「暖かい⇒寒い」という変化の仕方から、薄着をしていたらとたんに寒くなった!などから体調を非常に崩しやすいうえに「暖かい⇒寒い」、「寒い⇒暖かい」の違い位で、気候条件としては梅雨時期と一緒な感じなので台風も多ければ湿度も高くなる為に、見落としがちですがカビやダニの発生も多くなる時期であります。

 

さて、前にダニの話はしましたので今回はカビと行きましょうか。

皆さんご存知「カビ」。湿気の高い時期に食べ物などにカラフルに生えてくる菌糸類で、誰もが目にしたことがあると思います。

同じ菌糸類で思い浮かべる物だとキノコがありますが、アレの親戚のような物です。ちなみに、きのこはにょきっと生えて、スーパーなどで売られてるあの部分が本体ではなく、アレはあくまでも子実体といわれる繁殖する為のもの…いわば植物の「花」の部分に当たり、本体はその根元にある目に見えないくらい細かい菌糸の集まりとなっています。

キノコの話になってしまいましたが、カビもまた菌糸を広げて繁殖を行うのですがキノコのように子実体は作らず、小さな胞子の袋を大量に作り繁殖を行います。キノコとは違い子実体を作らないので気が付いたら色んな所に生えている次第で…

そして、カビの場合はこの胞子が人にとって害を与える物になっています。

 

カビが成長しやすい条件は温度・湿度が重要となり、発生しやすいのは20度~30度の間で特に25度辺りが活発に成長し、湿度も多ければ多い程に成長が加速します。特に湿度が80%以上からがカビにとってとても繁殖しやすい環境になると言います。

梅雨時期はだれもが警戒するとして、夏から秋にかけても台風や秋の長雨などにより湿度が高く、夏の残暑により温度が高くなるため注意が必要です。まさに今年がその典型的な例じゃぁないでしょうか?

 

カビから引き起こされる病気は数が多く、元から呼吸器官が弱い人などは警戒が必要な事この上なしです。

カビの胞子が引き起こす病気の代表としては「肺炎」「気管支喘息「アレルギー性鼻炎」などがあり、特にこれらの原因を引き起こすススカビことアルテルナリアは、家の中の特に高湿度の場所で繁殖をし、洗面所や風呂場、キッチンなどに現れやすく特に注意しなければならないのが文明の利器「エアコン」の内部であります。

しかもアルテルナリアの胞子は非常に軽い為、簡単に空気中を舞う上にその軽さから長距離を移動します。

他にもエアコンの中には様々なカビが生息しており、肺炎の原因となるトリコスポロンアスペルギルスもエアコンの内部にて繁殖します。

とくにアスペルギルスが生み出す毒素には強力な物が多く、肝炎や発癌性作用を持つアフラトキシンや、アスペルギルス症と呼ばれるアレルギー性気管支肺炎や全身疾患を発症させるグリオトキシンを発生させるため、注意が必要です。

 

カビの菌は常に空気中に浮いている物なので怖いように見えてその実、常に我々にとっては身近にあるモノだったりします。

其のため、過度に怖がる必要もないのですが、一つバランスを崩した際には突然に猛威を振るう時もあります。

まぁ、季節の変わり目として大掃除…と行かずとも、中掃除くらいの感じでエアコンや水回りの掃除を一端しておくのが良いかも知れませんね。