名前があったの!?天気が悪いと体が痛くなるアレ!

50de11ff73013bea7f52d16d01207ba9_sまぁ、今日も唐突なのですが…筆者はあっちこっち悪いところがあります。

鼻と気管は昔から悪く、体型のせいで胸郭出口症候群にもなっています。以前お話したとは思いますが、鼻を悪くした延長線上で耳も傷めています。

さらに最近知ったのですが…どうやら眼も飛蚊症らしいです。小さい頃からなので、誰にでもこの黒っぽいような紐?みたいなものは見えてる物だと思っていました。

 

さて、話がずれてしまいましたが、あっちこっち悪い私が、特に苦手とする天気が雨です。

正確に言うと、雨が降るか降らないかの微妙な境の天気が一番苦手です。

と言いますのも、それくらいの天気になると体のあちこちが痛くなるからです。…しかし、何故こういう天気の時に決まって痛くなるのですかね?もしかして私だけ?

…と思いましたら、同じような症状の方が結構いるらしく、しかもその痛くなる症状についてちゃんと名称もあったみたいです。

その名も「気象病」という物だそうです。成程…まんまですね。私の場合は、「肩や首の後ろの痛み」や「頭痛」などの体の痛みが主ですが、同じ気象病の方でも他の症状として「うつ病」や「めまい」のようなケースの方もいるらしいですね。

 

この病気の原因として「気圧の低下」「湿度の変化」「酸素量の低下」があると言います。

1)気圧の低下

我々がこうして普通に暮らしている間にも体に受けている力があります。それは大気の力です。人の体は常にこの大気の力により、四方八方からぎゅーっと押されている状態にあります。なんか窮屈なイメージになってしまいますが…いつもの気圧の力を1とした時に、我々の体は中から外に向かって同じように1の力で押しているので普通はへっちゃらです。が、気圧の低下により外の気圧の力が弱まって例えば0.8になってしまうとすると、内部からの力の方が0.2ほど強くなってしまいます。

そうするとどうなるか?山の上にポテチの袋を持っていくと膨らむのと同じ原理で、人の体も若干膨張します。それが「むくみ」の原因となります。

もちろん体内でも同様の事が起きているので、血の流れもおかしくなり肩こり、頭痛、めまい等の症状が現れます。

2)湿度の変化

人の体は常に皮膚から水分を蒸発させることにより体温などの調整をしています。しかし、梅雨時期は湿度が高くなり汗などをかかない状況になります。

そうすると本来、体外に出るはずの水分が常に体にとどまる事となり、体温の調節がうまくできなくなってしまい、体のだるさや重さを感じてしまうようです。

3)酸素量の低下

気圧が低くなると一緒に低くなるものがあります。それは酸素量です。低気圧がある場所では上昇気流が生じて空気中の酸素量が若干低下します。

減る量は若干ですが、我々の体にとっては重大なことです。なにせ生活環境の場で、空気中の酸素量が変わる事なんて想定した作りになっていないからです。

酸素の量が減ると最初に異常信号を出すのが「脳」です。脳は常に酸素を必要としている器官であり、その消費量も一番大きいのです。酸素不足になった脳により、頭痛や急激な眠気、場合によっては吐き気を催すと考えられています。

 

う~ん、天気が悪くなると、こんなことが身体の中で起きているわけですね…さてさて、そんな症状が出た場合はどうしたら良いのでしょうか?

これらの気象の変化に対して一番敏感に受ける体の部位が「自律神経」です。自律神経はストレスに対してとても弱い部位であり、ストレスをためる事でより一層この気象病の症状が重くなることもあります。

適度にストレスを発散することが、気象病に対する対応策となります。また、血行促進も気象病から起きる肩や腰の痛みには良いらしいです。そういう時はゆっくり、まったり入浴すると良いでしょう。

ただし、偏頭痛の時は自分の症状に合わせて体を温めるのが吉。偏頭痛は頭の血管が拡張されることにより起こる頭痛とされております。そのため、入浴して体が温まり血行が良くなるとさらに悪化の恐れがあります。

 

ちょうど今の不安定な季節が多くの気象病を持つ人たちを悩ませる時期です。そして、この時期は特に体調が悪くなりがち…気象病の方もそうでない方も、自分の体調に注意しながらこの季節を乗り越えていきましょう。