え、それだけでこんなに!?素晴らしき太陽のチカラ!

0208b89a218f624cc647df0b31f54c19_s古来より人々は空の遠くかなたにある星々に神秘を感じ、その魅力に惹かれ、やがてそれに神聖な物を感じ取っていたと言います。

ある時は、夜空を流れる星に願いを託し、暗い夜に浮かぶ月には神秘性と魔性を映し、大きな尾を引いて飛ぶ彗星には不吉な物を感じていました。それらの星々はやがて、神話の世界にも影響を与え、世界各国の文化や思想の違う世界でさえ、必ずと言って良いほど天体をモチーフとした神様が登場します。

その中でもとりわけ神格化されて人々の信仰を集めている天体があります。

エジプト神話のラー、ギリシャ神話のアポロン、仏教の摩利支天、そして日本神話における天照大神。そう、それは太陽です。日本人は特に太陽に対する信仰心が強く、各所にその太陽に対する思い入れが現れていると言います。

国旗には赤く日の丸を描き、正月には初日の出を見に行き、太陽のイラストに表情をつけるときはニコニコの笑顔を描きます。

 

さて、話は現代になり、信仰の意味合いが薄れてきた現代社会でも、太陽は様々な恩恵を我々に与えてくれています。それでは、太陽の力が人の身体にどれだけの効果を与えているのかを見てみましょう。

 

○●○●○●○●○●○●○●○● 太陽の力 ○●○●○●○●○●○●○●○●

1)ビタミンDが精製される

骨の新陳代謝を活性化させ、体内で吸収しづらいカルシウムの吸収を手助けるビタミンDが日光を浴びるだけで身体に作られます。夏のような日差しが強い時なら6分程度、曇った冬場ならば30分程度日の光の下にいるだけで1日に必要な分のビタミンDが精製されます。

 

2)うつ病の予防

人体には感情をコントロールするセロトニンという神経伝達物質があります。このセロトニンの力により我々の精神は常にある程度穏やかな物として保つ事ができます。

しかし、セロトニンは日光に反応して脳内から作られる物質です。日光の浴びる時間が少なくなると、セロトニンが少なくなり我々は感情を上手くコントロールできなくなりうつ病になってしまいます。

 

3)集中力向上

先の項でもお話をしました、脳内神経伝達物質であるセロトニン。日光を浴びる事により生成される感情をコントロールする物質ですが、これがちゃんと働く事により脳内や心身の状態が安定し、やる気が向上したりいつもより物事に集中できるようになります。

 

4)認知症の予防

米国の神経学会が研究した結果、高齢者のビタミンDの不足は認知症の率が高まる可能性があると発表しました。

この実験ではビタミンD正常値の人とビタミンDが少ない人を比べたところ、ビタミンDが少ない人の方が認知症の発症リスクが53%増えたと言います。また、アルツハイマーの発症リスクもビタミンDが少ない人の方が70%も増加したそうです。

 

太陽の光を浴びるだけで、こんなにも様々な効果を得られる物なのですね。

現在、研究で判明している物だけでもこれだけの物があるのですから、今後の研究にてもっと効果が現れる可能性が大いにあります。

日光浴の目安としては週三回程度、時間にして15分程度日を浴びるだけで十分な効果を得られると言います。太陽の力で皆さんも健康に過ごしましょう!