太陽の国のファラオの野菜

a0002_011586_mアッサラーム・アレークム!皆さん、お元気ですか!!

最初のアレですか?エジプトで使われる挨拶の言葉で、日本語にして「こんにちは」に該当します。

2月17日は、なんでも「ツタンカーメン王墓発掘の日」らしく、それで、こんな挨拶にしてみました。

 

ちなみにエジプトからの豆知識。皆さんご存知、ピラミッドの脇に立つ守護獣スフィンクス。遠くを見つめる彼の目線の先にはいったい何が映るのか…ハイ、スフィンクスの目線の先にはケンタッキー・フライド・チキンがあるそうです。

遠く異国の地から来た食べ物に、スフィンクスも興味があるのでしょうか?まぁ、体はネコ科の動物なわけで、チキン(鶏)を食べたくなるのは本能からかもしれませんが。

 

とまぁ、唐突に歴史の話に変わりますが…そんなエジプトの始まりはとてつもなく古く、紀元前3500年まで遡ります。古代エジプト文明は強大な力を持ち、様々な建造物を作り上げました。ピラミッドにスフィンクス、複合神殿に巨大な石像・石碑…そして、これらを作る人々が力をつけるために好んで食べたのが実は「玉ねぎ」だったりします。

 

玉ねぎにはアリシンと呼ばれるビタミンと結合する事により、ビタミンの吸収を効率化させる物質があり、同じく玉ねぎ内に含まれている、ビタミンB1には糖分を素早くエネルギーに変換する能力がある為、疲労回復に重宝すると言います。またビタミンB1には他にも「抗ストレス作用」や「不眠の回復」等の効果もある為に肉体労働をする人には重宝する野菜になってます。なるほど、玉ねぎのパワーを持って大ピラミッドは建設されたわけですか。

 

さて、玉ねぎを代表とする成分アリシン。このアリシンには玉ねぎの効果としてよく話題に出る血液サラサラ効果動脈硬化を予防する効果があり、その他にも血糖値の上昇を抑える働きや殺菌作用等があります。

また、玉ねぎをつぶした際などに出る匂いや目や鼻にくる刺激などの正体も、このアリシンになっています。

その殺菌効果を知ってか知らないでか、かつてヨーロッパや日本でコレラが流行した際にも「玉ねぎがコレラの治療や予防に有効」と噂され一気に消費された時代がありました。

実際の所、これらに対してどれ程の効果があったかはわかりませんが…ピロリ菌やO-157に対しての有効作用や予防効果があるとの報告もあります。

 

また、玉は長期保存の効く野菜であり、上手に保存できれば半年近くもつことも可能です。

玉ねぎを長期保存する際に注意を払うべきポイントは「湿度」と「温度」です。

あまり湿度が高い状態ですと玉ねぎが痛みやすくなり、カビなどが生えやすくなります。また、温度が高くなりすぎると今度は芽が生えてきやすくなります。

なので、保存する際は風通しの良い乾燥する場所で、あまり日の当たらない、温度が低い場所が良いでしょう。温度が低いと言う点では冷蔵庫が良さげな感じもしますが、冷蔵庫の中は湿度が高いため、基本、玉ねぎを保存するのには向きません。

ではどうすればよいのでしょうか?ここで、皆さんも見たことがあると思いますが…農家の軒下にて玉ねぎを縛って吊るしている光景を見た事が無いでしょうか?あれは吊るす事により玉ねぎを乾燥させ、乾燥後は倉庫や小屋のような風通しの良い場所において保管するのです。

それを応用させてもらい、玉ねぎを保管するときにはネット等に入れて日の当たらない場所に吊るして保管すると良いでしょう。

 

ちなみに玉ねぎを猫とか犬に食べさせると中毒症状を起こすので、間違って食べちゃわないようにしてあげましょう。ってことは、スフィンクスも玉ねぎはアウトな感じなんですかね?