奴は我々を狙っている…あの魔物から逃れる方法

574717720f1954517f6614896d2becb3_s ファンタジーの世界では当たり前のように存在する魔物。人知を超えた強さを持ち、人々を苦しめる存在として描かれておりますが…まぁ、それはフィクションの話です。

しかしながら、この世界にも誰も見たことがない最強の魔物が存在します。出会ったが最後、一瞬の内に意識を持っていかれ、どんな武器や装備を用いた所で倒すどころかその姿をとらえる事もかないません。

敵が現れるのは温かな日中。どんな所にも姿を現し、気付けばあなたの背後にも…

世界各国でもその存在は知られており、英語圏では「drowsiness」、ロシアでは「дремота」、フランス語で「sommeil」の名で呼ばれ、日本でも「睡魔」と呼ばれています。

どんな勇者や英雄でもこの魔物には勝つことはできません。もちろん魔王でも。

 

恐いですよね~大事な時や、寝てはいけない時なんかに特に襲ってくるものです。 では、体がどういう状態の時に睡魔と言う物は襲ってくるのでしょうか?

この場合の原因は二種類ほどあり、一つは「脳の酸素不足」。 以前にもお話した通り、脳は他の臓器と違い栄養や酸素を貯蔵する事が出来ず、すべて血液からそれらを補給しております。 なので、何らかの理由で脳への酸素や糖分が不足する事によって脳の機能が低下、休止状態に近くなるとそれが眠気となるのです。食後や運動後に眠くなるのはこのことが原因です。

そしてもう一つは、「脳の疲労」。 身体と同様、脳も常に動き続けている器官で常に大量のエネルギーを消費しております。 そして、それだけ動き続けると言う事はちゃんとした休息も与えてやらないと、動きが悪くなると言う事です。本来は夜の睡眠時に脳は休息を取るのですが、それが取れなかったりすると脳の働きが悪くなり、限界点まで来ると強制的に休止状態に入ろうとするわけです。それが睡魔となるわけですね。 さて、しかしながら一番大切な時やここぞと言う時に眠くなるのはキツイもの… そこで最強の魔物「睡魔」に対抗する手段を色々とみてみましょう!

 

【おとなしく仮眠をとる】

これが一番健康的な改善方法だそうです。10~15分の間、椅子に座って仮眠をとる事により眠気をリセット出来るそうです。ちなみにベッドで寝たり、20分以上の睡眠は逆効果なので注意です!

 

【息止め法】 やり方は簡単、呼吸を止めるだけです。それだけ言うと簡単と思うでしょうが、これをする際はできるだけ長く息を止めておいてください。これ以上は無理となるまで止める事で眠気に対する真価を発揮します。

 

【ツボを押す】 様々なサイトでも紹介されているようですが、どうやら比較的即効性が高く突然の急な眠気に対しては効果があるそうです。ただし、筆者自身がやってみた時は、確かに眠気はすぐに解消されましたが、その後、ちょっとしたらまたすぐに眠くなりました…押し方が悪かったのかなぁ…ちなみに筆者が試したのは中衝(ちゅうしょう)でした。

【NAEVRまとめ:『ウトウトしている時に...眠気覚ましに効果的な5つのツボ』より】

 

【首の後ろを冷やす】 冷蔵庫などで冷えた濡れタオルを使うと効果抜群です。休息状態に入る前の人の体は体温が上昇し、リラックス状態に入ります。この体温が上がる効果により眠気が増すわけです。 なら逆に冷やしてしまえば眠気が解消されるのです。首の後ろには脳に通じる太い血管が二本あり、そこを冷やす事により体温を下げられます。同じ理由で脇の下も可。後は指などの末端部位も体温を下げやすいです。

 

【ドリンク剤やタブレットを使う】 定番と言えばこれになるのですが…コーヒーやガムが効かないとなれば、眠気解消用のドリンク剤やフリスク等のタブレット系を使い目を覚ますのもよいでしょう。ただし、注意点としてこの手は使いすぎると体が慣れてきやすいので、常用すると効果が無くなってきます。ちなみに筆者は慣れ過ぎて効かなかったりします。