新茶と二番茶の違い

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さて、ゴールデンウィークも過ぎて一発目の週ですが、みなさんは連休中いかがお過ごしでしたでしょうか? 私は仙台に行ってきましたよ!仙台!・・・そこ、近いとか言わない。 でも、やっぱり連休中はどこも活気が違いますね。ゴールデンウィーク中だからか外国人の方も結構いましたし。仙台駅も大改装中で無骨な鉄筋やビニールシートがあちらこちらに見えましたが、それはそれで結構新鮮な感じもしました。 さて、少しお話がそれ過ぎてしまいました。この辺で、ちょっと軌道修正を・・・今回は【新茶と二番茶の違い】について雑談をしていきましょう。

 

 

「夏も近づく八十八夜~」で有名な「茶摘」の歌ですが、立春から数えて八十八夜(八十八日)を迎えたお茶葉は「新茶」として摘まれます。 昔からこの八十八日目の収穫にて取れたお茶は「初もの」とされ不老長寿や無病息災などに良いと言われており珍重されておりました。 また、新茶の特徴として渋さを含むカテキンやカフェインが少なく、アミノ酸が多いため逆に甘みが引き出されているそうです。 最初の摘み取りが終わるとそこから約45日前後で新しい次の芽が出てきます。 このときに採取されたお茶を「二番茶」と呼びます。 二番茶の葉は、一番茶のときと比べると遥かに速いスピードと低栄養の中で成長をします。その為、一番茶と比べるとやはり香りや味わい深さ、品質ともども若干劣る物となります。 苦味成分のカテキンが多く含まれているため、味覚の部分では一歩劣る物の、健康に良いという部分に関しては一番茶よりも上と言えるでしょう。

 

ちなみに、カテキンの効果としてあるのは「血糖値上昇の制御」「肥満予防」「感染症の予防」「口臭・虫歯の予防」などが上げられます。

 

他には新茶、二番茶として摘まれた後にさらに三回目、四回目の収穫の物を「三番茶」「四番茶」と呼ぶのだそうですけれども、二番目以降に収穫されるお茶はわざと摘み取らずに秋口(9月~10月初め頃) に摘み取る「秋冬番茶」なんてものもあるそうです。 ちなみにこの「秋冬番茶」に含まれている成分の中にポリサッカライドというものがあり、それに血糖値を下げる効果があるのでは?という研究が進められているそうです。