火に当たりたいけど…痒い!痛い!嫌なしもやけ

ad0d1c67e01a8dc380b457c9fd7d8b71_s冬の時期は当然のことながらとても寒く、体温が下がると風邪などになる確率がぐんと上がります。だったら、南極とかはめちゃくちゃ気温が低いから、すごく風邪を引きやすいんじゃないのでしょうか? と、思いきや…南極では風邪やインフルエンザにならないらしいです。あんなに寒いのに? 実はあまりの寒さ(平均マイナス60度、史上最低観測気温マイナス91.2度)の為にウイルスも細菌も生存できる環境じゃないらしいですね。ナルホド… ちなみにマイナス60度だと、よく話に出る「バナナで釘を打つ」事が出来たり、釣った魚が水から上がった瞬間に凍ったり、温度を測ろうと温度計を出すと水銀が凍ったりするそうです。むむぅ…聞いているだけで寒くなってきますね…

 

さてさて、日本ではそんなに寒くならないとはいえ、この季節は体を冷やさないように注意しなければなりません。特に雪が降るようになると気温も一気に寒くなり、体が冷える場面が色々と出てきます。雪も寒いのも嫌いですが…それでも外に出なければならない時もあります。 そして、長時間外に出て外気にさらされたり冷たい場所にいると…足や手がかゆくなってきますよね? そう。皆さんご存知、しもやけですね。

 

さて、しもやけは主に手や足の指などの毛細血管が多い末端四肢に起きる物ですが、中には鼻や頬、耳たぶなどに発症する場合があります。原因は寒さによって、末端の毛細血管まで血流が流れづらくなり炎症が起きる事にあり、患部が赤くはれて痒くなったり、症状が重くなると痛くなる事もあります。また、患部を急激に温める事により痒みや痛みが強くなる事も特徴の一つです。 手袋や靴下が濡れた場合は早々に取り換えないと高確率でしもやけになります。 また、寒い時期になると言う事から冬の季語としても使われ、童謡の「たきび」にも使われています。 放置しても自然に治る為に、大した病気ではないのですが…あの痛痒いのは嫌ですよね~

 

それでは、しんどいしもやけを素早く治す方法ってあるのでしょうか?? しもやけを起こしている手は、いわゆる血液循環がうまくなされていない状態にあります。つまり、血行の状態を良くしてあげれば治りは早いと言う訳です。 そこで使うのが…この二つ。40度くらいの温水と5度くらいの冷水。そして、タオル。 やり方はいたって簡単①しもやけを起こした患部を温水に入れてあっためる。②続いて患部を今度は冷水に入れる。③再び温水に入れて暖める。この時、温める時間は冷水の時よりも長めにしてあげること。④再び冷水に入れてあげる。これを5回位繰り返す。⑤いいかな~と思い始めたら最後に患部を温水に入れて温めてあげる。⑥ちゃんと濡れた手はタオルで拭きましょう。 冷えて毛細血管が縮小しているのにさらに冷水で冷やしていいのか?と、思われるでしょうが…温水による血管の拡張と冷水による縮小効果の繰り返しにより血液改善を促そうと言うらしいです。

 

又は、あまり長く続くようであればビタミンEを摂取するのも手の1つだと言えます。ビタミンEには血行を良くする効果があるので、血行不良から起こる、しもやけに対しての対策にも予防にもつながる事でしょう。 ちなみにビタミンEはアーモンドなどのナッツ類やかぼちゃなどに多く含まれております。かぼちゃはちょうど旬が今時期なのでうれしいですね。

 

さてさて、寒い時期はまだまだこれからになりますので、皆さんも、しもやけなどには気を付けて外作業をしましょう!