甘い物には罠がある。甘い糖分の隠れた悪い顔

48c0f4f7afea812d2b9e63fb80fcedae_s寒いからと言って自堕落的な生活をし続けているアナタ。暖かい部屋にこもって、お菓子やジュースを周りにおいてゲームやテレビ、漫画三昧な日々を送ってはいませんか?

規則正しく、健康的な生活を送らないと後で大変なことになりますよ~

 

さて、健康的な生活と言えば、「終末糖化産物/Advanced Glycation End-product」こと、略して「AGEs」と言う物がありますが…皆さんは聞いた事ありますか?

このAGEsとは、簡単に説明すると糖分とタンパク質が熱で合体したものを原料とする酸化物質であり、これらが体内で蓄積され続けると臓器や骨に多大な影響をおこします。

しかし、糖分は身体の細胞に送られ燃料として使われる他、もし摂取量が多くても余剰分はグリコーゲンと言う結晶の形で筋肉の中に蓄えられます。その蓄えられた糖分がこのAGEsになるのでしょうか?

実は、それとはまた別の摂取された糖分がAGEsと変換されているのです。

先の通り、体内で余った糖分はグリコーゲンと言う結晶体の形にて保管されますが、過剰に糖分を摂取し続けていると、保管しきれず糖分が血液中に残り続けることがあります。

この過剰に残った糖分が身体を構成する細胞のタンパク質と結びつき、人の体温で熱されてAGEsと変化します。

 

初期の段階で、その変化が少ないうちはまだ戻す事も可能ですが、長期間にわたり放置され続けるとさらに毒性の強い物質に変化してしまいます。

また、一部の食べ物の中には最初からAGEsが含まれている物もあり、先の通り「タンパク質と糖分が加熱されて作られる」と言う条件が満たされていれば人体以外でもAGEsは形成されます。焼き菓子なんかはそれらの条件にぴったり合いますね。

食べ物に含まれるAGEsは大体が消化される段階で分解されるのですが、約7%前後は体内へ蓄積されます。

 

AGEsは老化物質であり、蓄積していくことで老化現象を起こす物だと考えられているそうです。AGEs蓄積による症状は全身におよび、糖尿病骨粗鬆症動脈硬化の原因シワやシミたるみの原因にもなり、さらには脳にも影響を及ぼしアルツハイマーの原因になるとも言われています。

 

とはいえ、そのAGEsが怖いから食事を制限すればいい!という訳にもいきません。何せ、脳の唯一の栄養素「糖分」と体を動かす燃料「タンパク質」がAGEsを作り出すわけですから。んじゃ、どうしろと?

あくまでAGEは血中の糖分が多くなって作られる物質です。ポイントとなるのは血糖値を急に上げないような食事方法が大切と言う訳です。

悪い例として「早食い」は急激に血糖値を上げてしまいますのでよく噛んで食べる事が重要です。また、人が食事をして満腹と感じる条件に血糖値の上昇が入ります。満腹感を感じると言う事は、血糖値が高い位置まで上昇したことを現します。

なので、ここは古き日本の心構え…腹八分目で食事を抑える事でAGEの予防になります。

 

そして、食後には軽く体を動かす。血糖値の上昇は食後1時間程度が一番上がっている状態だと言えます。それに時間を合わせて軽く30分程度身体を動かすと血糖値の上昇を抑えられます。しかし、激しい運動と逆効果になるのであくまで軽い運動…ストレッチや掃除をするぐらいの感じが良いでしょう。