痛いこむら返り!原因と対処と怖い話

51e10d92ef29433889cab220405f54f1_s筆者はたまに運動するぐらいの感じなのですが、ついこの間、自分でも思った以上に動いていたんでしょうね…知人に誘われて一日スポーツをしたわけなのですが、夜にどっと疲れが出て、まったり休んでいると右足に何やら違和感が…

そして、「あっこれはもしや…」と思った時にはすでに遅し、右ふくらはぎをピキーンとつってしまいました。

本当に久々につりましたが、あれは痛いですね。

 

さて誰もが一度は足を「つった」経験があるかと思いますが…これの原因はいったいなんなのでしょうか?

足をつる症状…この「こむら返り」ですが、足のふくらはぎにある「腓腹筋」が突然、緊張状態になってしまい動かなくなってっしまう症状の事で、何をきっかけに起こるのかはよくわからず、運動中や運動後、立ち仕事が多い方などもよく起きるらしいです。あと人によっては寝ている最中にもなる方がいるとかで…

この起こる原理としてはいろいろな説があげられており、筋肉や神経の動きを調整するナトリウムやカリウムなどの電解質のバランスが崩れて起きると言う物や、血液循環が悪くなり電解質がふくらはぎの方まで届かなくなり起こる等があげられておりますが、どれもがあくまで「説」であり「結果」ではありません。

う~ん…これだけ身近な症状なのに、ほとんど検証されていないとは…

 

それでは、こむら返りが起こった時にはどうしたら良いか?

先の通り、こむら返りはふくらはぎの筋肉の緊張から起こる物です。ようは筋肉が無理やり縮んでしまう為に起こる症状ならば逆に伸ばしてあげる事が簡単ながらも効果がある対処法になるでしょう。

つった足の膝を伸ばして、つま先をゆっくり自分の方に倒してあげると良いでしょう。筆者のように体が硬くて手が届かなかったり、妊婦さんである場合にはタオルなどをつま先にひっかけて引っ張っても大丈夫です。

大事なことは「とりあえずふくらはぎの筋肉を伸ばしてあげる」ことなのですから。

伸ばしてあげた後は、筋肉をマッサージしたり温めてあげると痛みが早く軽くなります。

また、先ほどのように電解質不足により起こるとも言われておりますので、スポーツ飲料などで水分と電解質を一緒に補充したり、急な運動も原因となりえるので日頃より軽い運動をしておくのも予防の一環としては良いでしょう。

 

ちなみに、こむら返り自体は誰にでもなりえる症状なのですが、これが週一回など頻繁なペースで起こるようであれば、別の疾患が原因としてある可能性が疑われますので、その際は病院での検査が必要となります。

その場合は「閉塞性動脈硬化」と呼ばれる病気から来ている可能性があり、この病気は動脈硬化が原因で起こり、下肢に血流障害を起こします。

糖尿病や、高血圧、喫煙などにより動脈硬化の危険性を持つがかかりやすく、初期段階では下肢の冷えシビレから起こり進行すると、歩行時にふくらはぎや太ももが重く感じるようになり痛みも感じるようになります。さらに進行すると安静時にも痛みが現れるようになり、靴づれ等の小さな傷がきっかけで足に潰瘍ができたり、時にはそこから壊死が起こる場合もあります

閉塞性動脈硬化症を治療するためには、血流の改善を行わなければならない為、薬による治療の他にタバコを吸っている場合は禁煙がとくに重要となって来るでしょう。

ちなみにこの閉塞性動脈硬化症は放置しておくと足を切断しなければいけなくなる時もあるので早めの治療をオススメ致します。

 

他にも頻繁にこむら返りが起こる症状の病気例としては「椎間板ヘルニア」や「腎疾患」、「脳梗塞の前触れ」などがあります。どれも怖いですね~少しでも気になるのであれば病院に相談する方がよいでしょう!