蕎麦のチカラ
今年も早いものでもう終りです。後数時間もすれば年が変わるのですね~
思い返せば、色々な事があったような無かったような・・・とりあえず、夏を過ぎてからが早かった気がします。
さて、年末と言えば本日31日に食べる「年越しそば」という文化が日本にはあります。
江戸時代頃から食べ始められ、その内容は「延命長寿を願う」「金運が上がる」「悪い事を来年に持ち越さない」などの縁起担ぎがほとんどみたいです。
普通は年末に食べるものなんですが、所によっては元旦に食べたり、そばでなくうどんを食べたりする所も多いらしいですね。
我が家ですと、まぁ、ネギがあって揚げ物がのって、かまぼこと言った感じでしょうか?卵はあったりなかったりです。
そんな蕎麦ですが、実は物凄く健康に良い事を皆さんはご存知でしたでしょうか?
蕎麦の原料となる穀物の「ソバ」は、寒冷地でも育ち、肥料や栄養が無いような痩せた荒地のような所でも育つ強い植物であり、古くより五穀の1つとして食されてきました。
そして何より、荒地でも育つのに「強い」「育成速度が速い」「高栄養」との事もあり救荒作物としても重宝してきました。
低カロリーでありながら良質なタンパク質を持ち、そのほかにも豊富なアミノ酸、ビタミン類を持っておりカルシウムや鉄分、マグネシウムなども豊富です。
また、生活習慣病予防に欠かせない「ルチン」と言う物質も含んでおります。
ルチンはポリフェノールの一種であり、高血圧、高脂血症、高血糖等に効果があり、抗酸化作用などもあるといわれています。
ルチンは蕎麦のほかにもアスパラガスやイチジク、レモン等にも含まれており、一日の摂取目安量は約30~50mg。蕎麦で摂取しようと思うと、ざる蕎麦1枚でだいたい一日分のルチンが簡単に摂取できます。
また、その他にも疲労回復を促す「ビタミンB1」や、肌荒れを防止したり脂肪の燃焼を助ける「ビタミンB2」に到っては米の4倍も入っており、食物繊維も米の8倍と言う量が入っております。ソバが持つ食物繊維の量は、様々な食べ物がある中でも最多量を誇ると言われております。食物繊維には腸内を綺麗に整える作用があり、便秘の予防や解消に貢献します。
なるほど。ここまで完璧な食べ物だとはさすがに思いませんでした・・・
しかも、蕎麦のみで食べる事と言うのはあまり無く、これに加えて様々な野菜などが入る為、栄養摂取率は格段に上昇する訳です。うぅむ、凄いですね~
しかし、蕎麦にも注意しなければなら無い事があります。まぁ、注意と言ってもこればっかりはどんな食べ物にもつき物なので仕方が無いのですが・・・それは、蕎麦アレルギーです。ちなみに筆者はケーキでアレルギー(蕁麻疹)が出た事があります。
蕎麦でアレルギー。聞きなれない方も多いかと思うのですが・・・蕎麦は、アレルギーを発症させる食品の中では6番目に位置づけられるほど症状が出る人が多い食品なのです。
今までなった事が無いから大丈夫と思うあなた!アレルギーというものは急にやってくるものなのです!花粉症も花粉によるアレルギー反応ですが、去年は大丈夫なのに今年は・・・と言うのを経験した方も多いはず!それと一緒なのです。
蕎麦アレルギーが出るのには量は関係なく、多く食べても少ししか食べなくとも発症するときは発症します。発症までの時間には多少の差はありますが、早ければ15分~遅くとも1時間以内というのが大体らしいです。
症状としては、口の周りが赤くはれたり、顔が赤くなったり、痒くなり蕁麻疹が出たりとあるようで、もし症状が出た場合は甘く考えずに直ぐに病院に行くのが良いでしょう。
食べ物でのアレルギーで亡くなる方もいるらしいですので、怪しいと思ったら
注意するに越した事はありません。
さて、長話が過ぎましたが今日はこの辺でおいとましましょう。
来年はどんな年になるのでしょうか~楽しみですね!それでは皆さん、よいお年を!