食べてすぐ寝ると牛になる!

dd4d6d5abed0a8ded2549de2b166bd96_s四月に入り、もう少したつとゴールデンウィークになりますね。今月のゴールデンウイークは5月2日と5月6日を有給か何かで休みを取ると4月29日~5月8日まで休みになるので超大型連休になりますね。

まぁ、そんなに休んでも私の予定は無い訳で…

 

さてさて、この時期は暖かい日もあってこう眠くなるのが多い時期ですよね?

さらにご飯を食べて満腹になってしまうと・・・・・・・・・・ぐぅ・・・はっ!何ですか!?寝てません!寝てませんてばっ!…って前にもこのネタやったような…

しかしながら、眠くなって思うのですが…昔の人はこう言いました。「食べてすぐ寝ると牛になる」と。

ほとんどの方が聞いたことがあるで、あろうそのことわざ…まぁ、「子供の行儀を正す上での話だろう」とか、「太るのを予防するための戒め」とかそういった意味合いだろうと思いましたら、なんとその斜め上くらいを行く衝撃の結果がありました。

 

☆☆☆ 食後三時間以内に寝るのは危険 ☆☆☆

食後に眠くなるのは、食べ物を消化するために胃腸の周辺へと血液が集中します。つまり、日頃バランスがとられている体の血液が一転に集中するわけですから、脳への血液量も少し減るわけです。そうすると、血液中の栄養素を動力として動いている脳が、血流量の低下に伴い少しだけ活動を休止するのですが、それが眠たくなる正体だそうです。

ようは、脳が一服モードになるわけですね。

脳が休みモードになってしまえば、自然と体を動かす事も制限されるため、より消化活動のほうに体が専念できるわけです。

こうやって聞いていますと「なら、寝ても大丈夫なのでは?」と思うでしょうが、そこが実は落とし穴!!

 

この時あくまで脳は休んでいる状態ですが、決して活動していないわけではありません。

何せ、胃腸などの内臓は動いているので、それを動かす脳も最低限の動作はしているのです。

「睡眠」とは脳の外への意識が遮断され、心身を休息して体を細胞レベルで修復したり、脳の記憶の整理などが行われている状態です。簡単に言えば、電源落としてのメンテナンスタイムです。

食事をとり、消化吸収して栄養を作り出す過程を工場の「生産作業中」とするなら、そのタイミングで突然、機械の電源が切れてメンテナンスタイムに入るのですから大変です。

もちろん、本来の睡眠なら「心身の休息」「体の修復」作業となるのですが…まだ栄養吸収という作業が残っているわけですので、体がちゃんと休息できずに働きながら体の修復を行うのでかえって負担がかかってしまいます。体がサービス残業している状態な訳ですね。

 

さてさて、本題である「なぜ危険か?」と言いますと…「逆流性胃腸炎」になる可能性があるとの事です。

食後にすぐに横になると胃酸が逆流しやすく、逆流性食道炎になりやすいそうです。そして、逆流性食道炎は繰り返すことにより症状の悪化だけでは収まらず「食道ガン」へなるリスクが高まるのだそうです。

また、先ほどの通り脳への酸素量が減っている上に食後は血糖値が上がるもので、血糖値が上がると血液の流れが悪くなり脳卒中の危険性も高まります。

 

成程…だから昔の人は「食べてすぐ寝ると牛になる」という子供にも分かるような親しみやすいことわざを使い、食後の睡眠に対する警鐘を鳴らしたわけですね。

 

ちなみに寝るのは悪いのですが、横になる程度であれば全然大丈夫みたいですね。まぁ、横になったら寝てしまうと思うのですが…