絶好の天体観測日和。という事は、乾燥に注意!知ってはいるがやはり色々引き起こす乾燥

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この時期、寒くなってきたので野外でのイベントもだいぶ少なくなって…と思いきや、秋になればなったで、大小さまざまな秋のお祭りやイベントがあるのが日本と言うお国柄。もちろん日本古来からの物もあれば、外国から来た物もありという。「和洋折衷」この節操のなさが日本人らしいとも言えます。

先月もハロウィンがありましたし、来月はクリスマスが待っています。

さて、そんな人が作ったイベントもありますが、中には自然が作り出すイベントもあります。

11月は毎年、しし座流星群が見える月で、今年はかなり良好な条件で見えるらしく、日本以外のアジア全域で見る事ができます。…まぁ「晴れていれば」という条件は付きますが。

時期的には11月18日あたりに流星が多くなるころで、時間帯は夜の1時とまぁまぁ深夜ですが、夜3時とか朝方4時とかよりはよいでしょう。

しかも、今回は月齢が29と言う事で月が一番細くなる時期と合点するので月の光に照らされすぎて星が見えないという事も少ないと言います。

都心部のような地上からの光が多い所から離れて、暗めの場所から見るのが重要です。

 

さて、冬の星空は夏場の星空と比べると澄んで遠くまで見えますが…これは皆さん知っての通り空気が乾燥しているからであります。

寒くなる時期の悩みの種「乾燥」。言うのは簡単ですが、それが及ぼす影響は非常に幅広く、人の健康や快適感に影響を及ぼすのはもちろん、乾燥することによって劣化が早まる物もあったりします。

 

主に乾燥が人にどのような影響を与えるのかと言いますと、まず有名な所で「ウイルス感染がしやすくなる」というものです。

乾燥するとどうしてウイルス感染が起きやすいのでしょうか?という素朴な疑問があるのですが、これはウイルスの重さに関係があります。

ウイルスは細胞より小さな極小生物です。もう風が吹くだけでも空を舞うようなそんな軽さなのですが、これが冬季の乾燥期に入るとウイルス自身が持つ水分が蒸発してしまいさらに軽くなります。軽くなるという事は、普段よりも風に飛びやすく、飛距離も長くなり滞空時間も長くなります。そう言った事から、乾燥期はウイルスが飛びやすくなります。

 

のどの痛みや肌のかゆみと言った症状もやはり乾燥が原因で起こります。

乾燥しきった部屋で一日寝ると、次の日に喉が痛かったり、声がガラガラになっていたり、寝てる間に体をひっかいていて大変な事になっていたりした経験ありませんか??

これは寝ている間に皮膚やのどの粘膜などから水分が奪われることにより起こるのです。皮膚も喉などの気管の粘膜も外からの雑菌の侵入を防ぐために重要となる訳であり、これがちゃんと機能していないと風邪などが引きやすくなります。

さらに乾燥している時は上記のようにウイルスも空を舞いやすくなっている為にさらに注意です。

 

その他、人体以外にも野菜や果物などの水分を奪う事によりその鮮度を下げてしまったり絵画や古美術品などは特にこの乾燥による影響を顕著に受ける傾向にあり、ひび割れや急な劣化を起こす場合があります。

美術品収集が趣味の方は注意が必要ですね。まぁ、だからと言って安易に湿度を上げると今度はカビが…なかなかむつかしい所です。

 

また、静電気の発生により電気類も帯電しやすくなり不安定になったり、パリっと不意な電撃を食らう場合があります。特にパソコンなどの精密機器では帯電や静電気によって埃や塵などが付着しやすくなり、機械の故障や下手をすれば過熱からの発火などもあり得ますので十分に注意が必要です。