古くから伝わるには意味があるッ!いざという時の民間療法!

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だいぶ寒さも増してきてかなり朝方や夕方は寒くなってきています。筆者は体が弱っちい方なので風邪とかその辺が非常に心配になります。

現代では市販薬の風邪薬なども充実している為に、風邪で大事になるという事はそうそうない訳なのですが…ちょっと昔なんかは今のように薬がそんなになく、お医者さんにも中々かかれないという事もあったそうです。

そんな中で、各家庭で何とかすべく作り上げられたのが「民間療法」という物です。

この民間療法は、薬を用いらずに身近にある物や食べ物を使って治療をしようという物で、ナルホド!という物からナンダソリャ!という物までさまざまです。

さて、この民間療法とやらはどこまで通じるものなのでしょうか?

 

【みかん】

風邪の予防や治療にみかんを使う地域的は結構あり、その中でも筆者的に目に映ったのが「焼きミカン」。表皮が焦げるまでミカンを焼き、皮ごと食べることで風邪に良いとされています。

ミカンを焼く事によって、苦みが強いミカンの皮を無理なく食べることが出来るようになる為、皮に含まれる有効成分もしっかりとれて風邪に良いとのことです。

ちなみに皮に含まれる成分は、抗酸化作用の塊であるビタミンCをはじめ、食物繊維やカロテン、そしてミカンの皮の苦みの正体である「ナリンギン」。このナリンギンにも強い抗酸化作用があり、アレルギーやウイルスへの抵抗力を高めてくれます。

 

【梅干し汁】

風邪の民間療法としては有名。筆者の家でも出され、筆者の梅干し嫌いの原因。

さて、筆者が苦手なのは置いといて…作り方はいたって簡単(シンプル)。

ネギを切って、ショウガを擦って、梅干しを焼いて、それぞれを鍋に入れて水で煮ながら味噌を溶いて味噌汁にすると言うだけです。鰹節もたっぷりと入れてあげると吉。

梅干し入りの味噌汁ですね。温かい汁で直に体を温め、後ショウガとネギが新陳代謝をよくする。また、梅に含まれるクエン酸により筋肉疲労を回復させ、汗によって失なわれるミネラル補給をします。

 

【卵酒】

コレも昔から伝わる風邪の時の民間療法。卵と日本酒と砂糖と時々ショウガ。

筆者の地元では新年やお祭りの時などに配られていたりします。

なぜ風邪時に卵酒が良いのか?筆者的にはおそらくは、アルコールが入っているという事から体を内側から温めつつ、卵の高い栄養素を取るから体に良いというのでしょう。

実際、卵は様々な栄養素を持ち合わせる完全食材の一つであり、そのほかにも免疫力を高めるリゾチームと言う成分が入っています。

 

【たんぽぽ】

皆さんご存知、春になると咲く黄色いタンポポの事です。まぎれもなくあのタンポポ

「えぇ~…」と思う方もいると思いますが、実際にタンポポの根や葉は漢方薬として使われ、根っこの部分はコーヒーの代用品として飲むことが出来ます。

タンポポには食欲不振を治し、疲労を回復させ、毒素を体外に出す作用がある為、タンポポの根をお茶にして飲むことがあったそうです。

 

その他にも「スイカズラを煎じて飲む」とか「ダイコンの蜂蜜漬けを食べる」とか、日本以外だと「チキンスープを飲む/アメリカ」や「コショウを入れたウォッカを飲む/ロシア」など様々な物があります。

今のように科学的とか医学的に見てなどで作られたわけでは無く『いろいろやったら効いた』的な感じなのでしょうが、今見てみるとそれなりに理屈としては通っているというから驚きです。先人の知恵もバカにはできないと言う訳ですね…