な…なんて言う事を…薬に使われていた宝石の種類

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一攫千金。筆者もあこがれる言葉ですね…憧れはしますが、実行するにはちぃっとばかり度胸が無いので憧れ止まりです。

筆者の周辺で一攫千金を狙うとすれば…近場に何やら昔、金が取れたと言われるお山があるのでそこを狙ってですかね?まぁ、人の土地ですが…

後は石油とか?日本でも取れる場所があるくらいなので…しかし、機材はないのでシャベル一本で頑張るしかなさそうです。石油が出るのが先か、弱音が出るのが先か…

 

さて、一攫千金と言えばこういった鉱石…特に宝石などに使われる貴金属や希少石が筆頭にきます。これらの宝石類は現代、アクセサリーに使われるのがもっぱらですが、その昔には一部の宝石が薬として使われていた歴史があるのを皆さんはご存知でしょうか?

 

琥珀天然樹脂の化石。映画「ジュラシックパーク」でも出てくることで有名。黄色いあめ色をしている。鉱石と言いつつ、厳密には鉱物ではないが宝石類のなのでセーフ。

ネックレスやペンダント、ボタンなど幅広く装飾品として使用されており一番古い物で旧石器時代に使われている人類最古の宝石の一つです。

薬としては漢方で使われ「精神安定作用」「尿障害の改善」「血流改善」が効果としてうたわれてたそうな。

 

:こちらもまた古くから人類が使ってきた貴金属の一つであり、今もなお富の象徴的存在。非常に柔らかく伸びる性質を持ち、金1gを慎重に伸ばすと数平方メートルにもなる。

薬としては金のシアン化合物が結核菌の増殖を抑えることを発見され結核の治療薬として使われた他、自己免疫疾患を抑える効果からリウマチの薬として使用されている。

 

エメラルド:有名な宝石の一つ。昔から様々な権力者に愛されており、天然物は独特の傷が内部についているせいで本体の硬度はかなりあるはずなのに衝撃に非常に弱く簡単に壊れてしまう。正に宝石職人泣かせの石。

かつては宝石としての利用の他に「解毒」「肝臓病」「下剤」等の効果があるとして、薬に利用されたこともあるらしい。

 

真珠:あこや貝からとれる宝石の一つ。宝石と言う事でセーフ。鉱石じゃないけどセーフ。白い色の他に黒やピンク、青や金色と様々な色が存在することを筆者は初めて知りました。

その美しさから美容に良いとされて、古くはクレオパトラがすり潰してお酒と一緒に飲んでいたり、漢方の世界では薬として使用されており「解熱」「鎮静」「強壮」などに良いとされていたようです。

現在でも、中国では割とポピュラーな薬らしく今も使われており、日本でも漢方として使われているみたいですね。

 

トパーズ:天然石としては淡褐色の宝石で、放射線や加熱具合で色が変化する宝石。薬として使った際には「喘息」「不眠症に効くと言われていたそうです。

実は日本でも産出されている宝石の一つなのですが、西洋の鉱石学が導入されるまでは「なんでぇ、この固ぇ石?邪魔くせぇ!」的な感じで、まさかのぶん投げ状態だったそうです。

 

歴史上を見ると結構様々な宝石が薬石として使われていたんですね。筆者的にはエメラルドを削って飲む度胸とかありません。

なお、これらの一部はあくまで「歴史上、薬物として使われていた」と言う事であり、医学や薬学でそういう効果があったという確証がない物も多数あるのでご理解ください。