ブロッコリーとカリフラワー…この二つって違うのん?

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今が旬の野菜の中に、筆者が非常に悩む野菜があります。

あんなにそっくりなのに、別野菜と言う…色が違うだけじゃないのか?そもそも種類が違うのか?なんでさ、あんなにそっくりなのに…

それは、この時期に現れる白と緑の野菜…ブロッコリー」「カリフラワー」です。

 

また阿保みたいなことを言って…とお思いでしょうが、では逆に「ブロッコリー」と「カリフラワー」。どう違うかどこまで知っていますか?

 

まずは、ブロッコリー。和名を「ミドリハナヤサイ」。アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜に属しており、原産地はイタリアで食べている緑の部分の正体は花のつぼみの集まりで、さらに放置しておくと黄色やクリーム色の花を咲かせます。アメリカでは「健康野菜」としての代名詞として扱われ、日本でいえばピーマンのような位置づけ。

幼少期に無理やり食べさせられて、大人になってからも苦手な方が多いんだとか…

 

そして、カリフラワー。和名を「ハナヤサイ」ブロッコリーと同じくアブラナ科アブラナ属で一年生植物。原産地は詳しくわかっていませんが食用部位はブロッコリーと同じく花であり、ただしカリフラワーの場合は綺麗に咲かない場合があるのだとか。

ちなみに、日本ではクリーム色・白色の物がほとんどを占めているが、オレンジや紫色など実は色彩に富んでおり彩色豊である。

そして、「ブロッコリー変種としてカリフラワーがある」とのことです。ほほう、やはり筆者の考察は合っていた訳です。

 

ちなみに食の歴史としては、収穫してすぐに変色が進んでしまうブロッコリーに対して大して変化が少ないカリフラワーの方が流通に適していた為、初期の頃は今よりもカリフラワーの流通量の方が多かったのですが、その後に冷蔵庫などの保存技術が発達していくと生産がしやすいブロッコリーが徐々に流通量を増していって現代にいたるみたいですね。

 

それでは栄養面ではどう違うのか見ていきましょう。

ブロッコリーとカリフラワーの両者で高数値をたたき出すのが「ビタミンC」と「ビタミンK」と「葉酸」。とくにビタミンCは両者の平均サイズを1個調理して食べるだけで一日の最低摂取量を余裕で取れます。

含有量的にはブロッコリーの方が上なのですが、カリフラワーの方のビタミンCはお湯に溶け出にくいと言う特性を持っている為に茹でたりスープにしたりなどにはもってこいな訳です。

 

ブロッコリーは他にもビタミンAやビタミンB、ミネラルなどを豊富に含んでおり非常に栄養素に富んだ野菜であり、特にβカロテンの値はカリフラワーのそれを凌駕し、実に50倍近い差をつける事となっています。

βカロテンはビタミンAの元として使われ、体内で変換されるのですが…ビタミンAとの決定的な違いは、摂取された量全てがビタミンAとしてではなく、あくまで身体が今、必要としている量だけを変換させて使われる所にあります。

ビタミンAは多く摂ることによりビタミンA過剰症と呼ばれる、様々な症状を発症させますがβカロテンに関してはその危険性が無く。多く摂りすぎた場合にはβカロテンとして体外に排出されます。

 

ビタミンCを取るなら、どう調理してもビタミンCを手放さないカリフラワーを、他の栄養素もまんべんなく取りたいのならブロッコリーをと言った感じですかね?

あとはまぁ、好みでも良いのかもしれません。

 

ちなみにブロッコリーの親戚には、ロマネスコと言われる何やら巨大ロボットの持つドリルのような野菜があります。これどうやって食べるのん?しかも地元(宮城)でつくってる…