薬を飲む時にはこれにも注意だ!これってどういうの?副作用の種類

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価値は人によってさまざまな基準があります。

ある人にとっては「捨てる物」であっても、ある人にとっては「拾う物」であったりすることはよくある事です。この場合、前者を「廃棄物」と言い、後者を「副産物」と言います。

私たちの身近でも副産物は数多くあり、アスファルトの原料である重油原油からガソリンや軽油を作り出す過程での副産物であり、海水から食塩を作った副産物がにがりで、そのにがりと大豆を使った豆腐の副産物がおからとなります。

 

薬の世界にも同じように副作用に注目が集まり、その副作用を有効活用した薬という物が存在しますが…しかし、薬の世界での副産物「副作用」と言うのは、どちらかと言うと使えない物がほとんどで、中には非常に厄介な物を持つ物も多く存在します。

最近の薬の副作用は昔と比べて大きく出る事は少なくなって来ましたが、それでもやはり極端に出る方や運悪く発症する方も多くいます。

副作用の種類も様々あり、「発疹」や「かゆみ」などの分かりやすい物ばかりであれば良いのですが、中には「何それ?」みたいな物や「具体的にどういう事?」という物までさまざまあります。今回はそんな副作用を見てみましょう。

 

ショック

ただ単にショックと書かれると何が何だか分からないと言った所ですが、感の良い人なら分かった方もいると思います。そう、アナフィラキシー・ショックを略している訳です。

急激なアレルギー症状により、気道などが炎症でふさがり呼吸困難になる場合もあるので注意が必要な症状です。ほおっておくと大変な事になるので、気がついたらすぐ救急車を呼びましょう。

 

トルサード・ド・ポアント

「決まるか…決まるか…決まった!トルサードポアントが炸裂だ!」…と言うとプロレス技っぽくなりますが、全然違う物です。

トルサード・ド・ポアントは危険な不整脈の症状の一つで、薬からの誘発が多いらしいです。

突然死の原因でもあるようです。元々心臓や腎臓が悪い方や高齢者では注意が必要となります。

 

悪夢

薬を飲んで悪夢を見るとは思わなんだった…しかし、夢は体が休息の最中に脳が情報処理をしている過程で生み出される物と考えれば、薬の成分が血管内を通って脳内に多少ならずとも影響を及ぼすのは当然と言う考え方もできます。

確率は相当低いらしいですが、あんまり気になる時はお医者に相談しましょう。

ちなみに筆者は花粉症の薬を飲んで3日ぐらいこの副作用で悩みました。

 

ミオパチー

クーブイリチーアンダンスーミミガーミオパチーと並べると沖縄料理っぽくなりますが違う物です。ミオパチーは「Myo-(筋肉)」「-Pathy(病)」という意味の筋肉の症状で、軽度の筋肉痛や疲労感と言った軽度の症状から、歩行困難や急性な筋力低下のような重度な症状になる場合もある。

薬の飲み合わせによって出る場合が多いので、やはり主治医に相談しましょう。

 

聴覚異常(音感の変化等)

音が聞こえずらくなるとか、音が響いて聞こえるとかなら「まぁ…」と何となく納得できるのですが、一部の薬での副作用としてあるのが「音が半音下がって聞こえる」という物です。

電話のコール音、人の声も…猫の鳴き声までもが割かしハッキリと下がって聞こえるらしく、音楽関係者や音を聞く仕事の人には大打撃になる副作用であります。

しかし、原因薬を中止すれば割と早めに治るので気になるようであればお医者に伝えて原因薬を中止してもらうのも良いでしょう。