耳を綺麗にしているのに耳が痒い!実は掃除のし過ぎが原因かも…耳掃除と耳の垢

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つい先日まで花粉の季節のピークであったが為に、筆者は目と鼻に大きなダメージを受けました。ヴェックション!

そして、そのダメージを未だ引きずっており、目の周りが少し痒く鼻水も出てきます。

あと、今年は耳の中も痒かったですね。耳の中

吸い込む訳でもないのになぜ耳が…と言うと、鼻も喉も耳も実はくっついている場所があり、その為に進入してきた花粉の影響を耳も受けやすい事が原因として考えられますね。

耳が痒いというのはこれもまた酷い物でして、その場しのぎにガリガリ掻くと気持ちがいいのですが、掻きすぎて耳を傷つけると大変な目にあいます。

 

花粉でも痒くなるわけですが、よく言う「耳を綺麗にしないと痒くなる」ってお話ですけれども…そもそも、空気や食べ物が入ったりする鼻や口と違い、物が通る訳でもでないし…目玉みたいに涙が流れるような場所でもない…であれば汚れる要素が無いように感じますが、耳の中は耳垢がたまっちゃったりします。

そもそも、耳垢って何なんでしょうかね?自然と溜まって…人によっては粉っぽかったり、パン粉みたいだったり、粘っこかったり…ちなみに粘っこいタイプは別称で「ネコミミ」なんて言うらしいですにゃん!

…さて、真面目なお話…通常、人体の外表部は皮膚で覆われ、口や鼻など体内に続く場所は皮膚ではなく粘膜で覆われております。しかしながら、耳の中だけは例外で耳の穴から鼓膜付近までは粘膜ではなく皮膚で覆われています

皮膚であれば当然ながら、汗も出れば、古い皮膚がはがれても生成されます。体表部であれば流れ落ちはがれ落ち、お風呂に入った際に流されるわけですが…穴の中となると、溜まってしまいますよね?はい、まさにそれらが固まって出来るのが「耳垢」となる訳ですね。

そして、粘質型なのか乾燥型なのかを分ける要因となるのが、その人の体質で、その中でも特に「汗をかき易いか否か」が分かれ目となっているのです。

汗をかき易い人であれば、おのずと水分量が増える為に耳垢が粘質な感じになる訳ですね。

しかし、先の通り、人の体質によって変わる為に時には身体の成長と共に体質が変わったために、耳垢の質も変化するパターンもあるらしいです。

 

では、やはり垢であれば掃除した方が良いの?となる訳ですが…その辺りが難しい訳でして、確かに耳垢がたまりすぎるとそれによって「耳垢塞栓」と言う、耳垢で耳が塞がった状態になる可能性はありますが…実はこれは耳掃除のやり過ぎでもなる可能性があります。

特に日頃から綿棒を使って耳掃除をやる方には注意が必要な事でして、綿棒の先端の大きさと耳の中の大きさが一緒くらいなために、自分では耳垢を出しているつもりで逆に耳垢を奥に押しやってしまっている可能性があります。

耳には自浄作用という物があり、基本的に耳垢が生成されるのは耳の中全体から見ても外側に近い位置であり、ある程度蓄積しても自然に取れ落ちるようになっております。が、奥の方にまで押してあると自然と出る事は無くなってしまいます。

また、耳垢自体には実は虫よけの作用もあり…あぁ、「何言ってんだこいつ」的な顔が見えますが、本当の事なんですよ。割かし真面目に!

暖かくなり夜も過ごしやすくなると当然、虫の行動も活発になって来る為、寝ている間に虫が耳や鼻に入って取れなくなるなんてケースが割とあります。耳垢にはそういった事態が起きないように虫が避ける成分が含まれており、内部に虫が侵入しないようになっているんだとか。

また、耳垢によって耳の中は乾燥などから守られているのですが、その辺がごっそりなくなると耳の中が乾燥したり炎症を起こして痒くなり、痛みを発する場合もあります。

 

まぁ、過剰にやりすぎるのもやはりいけないと言う事なのですね。耳掃除は月一回で十分らしいですね。

ちなみに、耳が痒いけど耳の中を掻いて傷つけるのが怖いと言った場合には耳の穴の近くにあるでっぱり部分…ここ「耳珠」っていうんですけれども、ここを耳側にグイっと押してやるといくらか楽になるそうです。