アイスにケーキにチョコレートに…ミントの季節がやってきた!で、あれってなんでスース―するの?

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暖かい日も多くなり冷たい物がおいしい季節になって来ました。そろそろ、アイスとかかき氷とか食べたい日も増え始めてきます。

アイスとか、シャーベットとか、ジェラートとか…筆者はシャーベットが好きですね。

アイスとかジェラートも悪くないのですが…と、思ったら筆者はアイスとジェラートの違いがよくわからないと言うのに気がつきました。どう違うんでしょうかねぇ?

ジェラートはイタリア語で「凍った」と言う意味で、意味やイタリアでの扱いは日本のアイスクリームと一緒。しかし、日本の法律上アイスクリームは「乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上」と言う定義がきっちり決まっており、それにジェラートを当てはめると乳脂肪の値が若干足りないんだとか。なので、日本で扱う場合は厳密にはアイスクリームじゃなく、その下の基準を持つ「アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)」「氷菓(基準のどれにも当てはまらない)」になるそうです。また、アイスとジェラートの違いとして、ジェラートは内部に空気を含む量が少ないため、味が濃厚なんだとか。なるほど、ちゃんと違いがあるもんだねぇ

 

さて、そんなアイスの上にトッピングとして乗っけられることが多い「ミント」。デザートの他にもお酒や精油、歯磨き粉など様々な所でも使われております。

6月20日は「20」の部分をかけて「ハッカの日」となっており、毎月20日がハッカの日なのかと思いきや、あくまで6月20日だけらしく…なんでも、6月の北海道の空気がハッカの如く爽やかだからなんだとか。なんじゃそりゃ。

ミントはハッカの総称であり、日本では北海道北見市が生産で有名。北見市のハッカは日本のみならず世界規模で見ても有名であり、かつては世界の7割のシェアを誇っていたと言います。

 

さて、そんなミント(ハッカ)ですがよく使われるミントのタイプは二つの種類があり、「香り強く、清涼感も強い【ペパーミント】」と「刺激は低く、香りも弱め【スペアミント】」の二つが主流です。前者は虫よけやキャンディなどに使われ、後者はガムや歯磨き粉などに使用されます。

そんなミントの清涼感の大元となっているのがご存知「メントール」。メンソールじゃないか?って方もいると思いますが、メンソールもメントールも英語をどう読むかの違いだけで同じものです。他にもメンスォールと呼ばれる時もあります。

これがなんであんなにスースーするのか?と言いますと、これ自体が冷えているわけでは無く…この物質が接触した所にある冷たさを感じる神経に作用する為に冷たく感じるのだとか。また、ハッカ自体は油性である為に揮発性が高く、塗った傍から揮発する為にその際に気化熱によって体表の温度を奪って行く為に冷たくなるのでは?と言われています。

 

このメントールはスース―する効果だけではなく、医療の面でも使われておりその代表的なのが「東洋医学」こと漢方です。漢方の世界ではミントを薄荷(ハッカ)葉とし呼んでおり清涼、解熱、発汗、健胃などに用いられたりするんだとか。

 

ちなみに、このメントールには毒性が含まれている物の、その毒の強さはかなり低く、また日常的にミントをもりもりと食べるシーンは無いと思われるので気にする事は無いでしょう。ラットで経口3.3g/kgで半数致死量ですので6.6g/kgで取れば致死量になるのですかね。筆者の場合は65kgなので単純計算65×6.6gで429g。ステーキ(200g)二枚とちょっと分のミントを一気に飲めば致死量…まぁ、別な意味でその前に死にそうですけどね。