ポロリと出てきた昔の薬…選択肢「A:取っておいて使う」「B:破棄する」あなたはどっち!

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唐突ですが、フクロウは実にかわいいですね。

最近、筆者は仙台にあるフクロウ・カフェとやらに言ったのですが、まぁ色々な種類のフクロウと出会いました。どれもかわいらしいことこの上なしです。

前回、キツネ村に行ったときにも自宅にお猫様が3体もいるにも関わらずお狐様をお迎えしたら幾らするんだろう?と思い、色々調べて挫折した筆者ですが…また懲りずに、小型のフクロウならどのくらいで飼えるのだろうと思ったら、お狐様より難易度が高くてびっくりしました。

先ずは値段…平均して20万からだそうで、小型であれば15万前後でお迎えできるそうですが、人気の種類…ハリーポッターなどに出たような白い中型ですと40~50万は当たり前だそうです。高ッ!猛禽類(鷹)なだけにッ!

しかも、猛禽類故に餌も大変なのと、飛行できるような環境と糞の対策が必要となり、寿命もなんやかんやで小型で8年、中型・大型だと15~30年くらい生きるそうです。

んっん~気軽に飼うなんて言えませんねこりゃ。

 

取りあえず、フクロウの話は置いとくとしまして…さて、家の中を片付けていたり、掃除をしていたりすると何処からかひょいと出てくる未使用のお薬。何の薬かは分かるけれどもいつ貰ったかが分からない。とりあえず、取っておいて次に同じような症状が出た時に使おうと思ったアナタ。それは本当に大丈夫なのでしょうか~?

 

薬と言えど使用期限はきっちり決まっており、特に病院から処方箋を出して貰うようなお薬は基本的には指定された日程で飲み切る分だけしか出ない為、一般薬(ドラッグストアなどで買える薬)に比べると期限が短い物が多いのです。

「特に賞味期限とか腐ったりするものじゃないだろう」と思っている人は、さらに注意です。

幾ら厳重に保管されているとはいえ、気温や日光、湿度などの環境により薬の性質が変化する事があり、期限が過ぎたお薬の効果が無くなっている事や、逆に有害な物質に変化しているなどと言う事はよくある事です。

 

ちなみに一般薬(ドラッグストアなどで買えるお薬)の使用期限の目安としては

【風邪薬】
 粉タイプで約6ヵ月、錠剤・カプセルで約1年が最大。錠剤をPTPシートから出した場合でも、湿度と直射日光に注意すれば保存は可能だが、大事を取れば早期の使用が安全。
なお、錠剤でも口の中で溶けるタイプの物湿度による影響をとりわけ強く受ける為、シートからいったん出したならば優先的に使う方が良いでしょう。

【目薬】
3ヶ月が最大、医療用だと1ヶ月。常温にて保存。なお、冷蔵は大丈夫だが、“冷凍”保存は大変危険であり、解凍しても使わない事。凍結する事によって成分が分解し、薬効どころか薬の性質その物が変化する恐れがある。また、一度使用した物を高温(30度以上)で保存した時も使用は控えるべし。この場合は薬の変化よりも、内部での雑菌の繁殖の方が危険。

漢方薬
開封前であれば5年が最大。開封後は直射日光を避けて常温にて封をして保存。特に湿度に注意すべし。生薬の場合は、高温多湿にてカビや微生物が発生したり、分解が起こる可能性が大。しかし、冷暗所と言えども冷蔵庫内では湿度がある為に、不可能ではない物の中で保存する際は細心の注意が必要となる。

【シロップ剤】
1ヶ月が最大。用冷蔵保存、冷暗所保存で“冷凍”と間違えないように。市販のシロップ材は防腐剤等の処理がしてある物の、いったん封を開けた場合には雑菌の繁殖が他の薬よりも高く、また、病院や薬局などで調剤された物であれば防腐剤は入っていないのであまり長期の保存はできません。ふたが開いていて尚且つ、いつの物か不明であれば破棄する方が良いでしょう。

【湿布薬】
1年が最大。他に記入があればそれに従う事。基本、常温保存。また、表記されている使用期限は未開封の状態で直射日光を避けてきちんと保存した場合の使用期限であり、少しでも封を開けた等の場合はその限りではない事に注意したい。
ちなみに「大人用の湿布」を子供に使う事は厳禁。成分が強すぎる為に、肌の炎症を引き起こす可能性がある。

【軟膏】
キャップ部位、もしくは軟膏下部に記入。それに従うべし。期限は比較的長い物の、保存環境が難しいのが特徴。常温にて保存する事を大事とし、冷凍、高温元での保存は厳禁。直射日光を避けて保存しないと油分と薬成分、水分がたやすく分離してしまう。また、使用後の封をきちんとしないと、雑菌が繁殖しやすくもなる。

 

ちなみにどのお薬の使用期限も「開封後」ではなく「製造後」からの使用期限になっていると言う事に注意が必要です。

 

未使用だから大丈夫なんて言うのはゲームや映画などのフィクションの世界だけです。