10月2日は豆腐の日!豆腐に関する様々な事っ!

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10月2日は豆腐の日!…と言う事で始まりました、唐突な豆腐の日宣言。

来月に入ってすぐですが、見ての通り語呂合わせから来て記念日に昇格された物らしいですね…気にしなければ分からないと言う。まぁ、日本にはこういった語呂合わせからくる記念日が多いですからね~

具体的に豆腐の日に何をすべきかは特に分からないのですが…せっかくなので豆腐について色々と見ていきたいと思います。

 

そもそも…と言うか知っている方の方が圧倒的だとは思うのですが「豆腐」とは大豆を圧搾して出た搾り汁(豆乳)に凝固剤(にがり)を使って固めた食品で、昔から日本のみならず、アジアの広い地域で食べられています。

ちなみに、基本的には豆乳を使う訳ですが大豆以外の豆でも同じような製法にて搾り汁を取り出せれば作れる為に、ピーナッツや黒豆でもできない事は無いらしいですね。その場合は凝固剤として入れる物を別途で考えなければいけませんが。

 

さて、皆さんもいろんな場所で見る豆腐ですが「木綿」「絹」と二つの種類があるのは知っているかと思います。あの二つは作る過程が違う訳なのですが、どう違うのかまで知っている人は少ないと思います。

「木綿」は一度、豆乳を固めて豆腐の状態にし、固まった後にそれをいったんバラバラに潰してしまいます。そして、型に入れた後にさらにぎゅっと水分を絞り出してから再び固めなおします。

対して「絹」は、木綿よりも高濃度の豆乳を使用して固めて作るのですが、こちらは木綿のように作ったのちにバラバラなどはせず、一回で作りきってしまいます。

 

さて、二種類のお豆腐ですが…同じ材料(大豆)を使用して作られる訳ですが、その作り方ゆえに栄養バランスも二つを比較すると若干、異なっていたりします。

簡単に言えば、「木綿」の方は、水分を絞る都合上、その過程で水溶性のビタミン類が水分と一緒に逃げてしまいますので、そちらは「絹」よりも少量になっておりますが、豆腐を二度にわたりにがりを使って固形化させる為に、にがりが持っているミネラル分が多く含まれております。

逆に一度しか固形はしない物の濃度の高い豆乳を使用する「絹」の方は、豆そのものが持つ栄養素が多く含まれており、水分も絞り出さないのでビタミン類も木綿より多く含まれております。

ただし、大豆から豆乳を作る際に大豆の持つ食物繊維はその多くを捨てられてしまうために、どちらもそちらは期待できません。

 

調理する際は「好きな方を使えばえぇんやで」と言いたい所ですが、それぞれの特徴に合った使い方をした方が料理もうまく行くものであり…木綿の場合は硬めで崩れにくく、しっかりとした食感(固さ)がある為に「焼く」「煮る」「炒める」「揚げる」等の調理方法ではこちらの方がうまくいきやすいです。

対して絹の方は木綿に比べると柔らかくサッパリとしている為に、そのままの形で使うような「冷奴」や「サラダ」「味噌汁・スープ」にはこちらの方が使いやすいでしょう。

 

ちなみに、「木綿」と「絹」の他にも「ソフト豆腐」や「充てん豆腐」と言った物を見かける時もありますが、この二種類は先にお話しした物とはまた若干異なっており…

「ソフト豆腐」は基本的には木綿と同じ作る過程なのですが、「出来た物を一端バラバラにして再度、型に入れて水分を出し切る」部分を、「豆腐を崩さず型に入れる」「ある程度水分を出すが、全部は出し切らない」という風にしたのがソフト豆腐になります。

この作り方によって、丁度「木綿」と「絹」の中間的な食感になるのだとか。

 

また、「充てん豆腐」はあらかじめ用意された豆腐の容器に、冷やした豆乳と凝固材であるにがりを一緒に入れてそのまま密封して固めた物であります。

食べた時の感じは絹に近い物ですが、普通の豆腐のように水にさらさないので、豆腐の持つアクが出ない為に独特の苦み、エグ味を感じる場合があります。