冬のミカンは風邪の前に食べるべきか、風邪になってから食べるべきか?
あと今年も今月入れて2か月…そして、よく考えたらあと半年で「平成」も終わるんですよね~。あんまり実感が無いんですけれども、平成の次は一体何が来るんでしょうかね?
少なくとも年号の頭文字が被る事は無いと言うので、「ま行」「た行」「さ行」「は行」から来る事は無いようですね。ネット上では新年号が何になるか予測する人も多いようです。
さて、新たな年号への熱は冷めませんが…季節はどっこい寒い時期に差し掛かっております。寒い時期は暖房の効いた部屋でゴロゴロしていたいものですよね。
そして、日本の暖房と言ったら炬燵…炬燵と言ったらミカン!炬燵にミカンが無い家は日本の心をなくしていると言うらしいです。
とまぁ、無理矢理ですが今月11月3日はいつもの語呂合わせでいい(11)、みかん(3日⇒みっか+ん)の日らしいです。
まぁ、大体12月くらいから旬のピークを迎えて来るので、あながち間違ってはいません。
さすが制定したのが「全国果実生産出荷安定協議会」と「農林水産省」なだけの事はあります。そこら辺の時期も考えて制定したのでしょう。…でも実は偶然だったり?
この時期になると箱で買ったり、送ったりするミカン。
ミカンは風邪に良いと言う話と、風邪予防に良いと言う話の二通りをよく聞きますがどっちが正しいのでしょうか?
まずは「ミカンが風邪予防に良い理由」
ミカンに含まれる栄養と言えば「ビタミンC」がまっ先に出て来るかと思います。
ご存知の通りビタミンCは免疫向上効果や疲労回復に良いとされている為、免疫力をあげる事で外からのウイルスや菌の侵入を拒み、感染しやすくなる状況を作る疲労状態から体を回復させてくれます。
また、ミカンの酸っぱい成分に含まれている「クエン酸」にも疲労回復の効果があり、他にもミカンの白い筋の部分に含まれている「ヘスペリジン」には血流改善効果もある為に全身の隅々まで血流が行き届き体を温めてくれます。
成程、ビタミンCによる「免疫向上作用」、ビタミンCとクエン酸による「疲労回復」、ヘスペリジンによる「血流改善」。これらをもって、風邪予防に良いとされる訳ですね。
では次に「ミカンが風邪を引いた後に良い」とされる理由。
風邪を引いた際に体から最も使われる栄養素の一つとしてビタミンCがあります。ミカンを食べると良いとされる中にはその失われたビタミンを補填する意味づけを持っていると言えるでしょう。
また、皮の部分を漢方の世界では陳皮と言う生薬として扱っており、咳やのどの痛み、痰などに効果があると言われています。
成程…と思いたい所ですが、実は風邪の時のミカンは人によってはダメだと言う場合もあるようですね。
「ミカンは風邪に悪い」と言う話では…
漢方などの東洋医学では、ミカンは体から熱を奪う食べ物であり「身体を冷やす」性質を持っている為に風邪症状の時には良くないとされており、また、咳などで痛めてしまっている喉にミカンの成分は刺激が強く、余計に喉を傷める場合があるとの意見もあります。後、食物繊維のせいで消化にも悪い…
むむん、相反する二つの答えが出てきました…しかしながら、効果を見ていると風邪をひいてからよりも、風邪予防としての方がよい感じがしますね。そうすれば悪い点も
これからの時期に風邪をひきやすい方は、まずミカンを食べるようにしましょう。ミカンを。