バッツリ切ったらやっちゃった…割と痛いぞ、深爪

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ご存知の方もいると思いますが、筆者の家には3匹ほど猫がおります。

どれもやんちゃぶりがすごく、よく家の中をどったんばったん駆け巡っており、家に帰ると絨毯がめくれていたり物が落ちていたり、ご飯(猫用)の袋が破られていたりなどはよくある事です。

さて、3匹もどったんばったんの化身がいるせいか、筆者の家の中にはたまに猫の爪が落ちている時があります。おそらくは遊びまわっている最中に取れるのかと思うのですが…割れた爪の形がきれいにこう「猫の爪」と言った感じのまま取れているので、靴下などに刺さる場合があります。

うぅ~ん…爪とぎはよくしているようなのですが、切った方が良いのですかね~?

 

さて、人間でもいえる事ですが、ちゃんと爪を切って整えておかないといざという時に大変危険です。長くなった爪がどこかに引っかかって爪が割れるとか、はがれるとかはよくある話だそうで、冬時期やマニキュアなどをよく使う人では全体的に爪の中の水分がなくなって硬くなっている為に、より割れたりしやすく危ないです。

かと言って、切りすぎもまた手にはよくない話で…あんまり念入りに切りすぎると、いわゆる「深爪」という状態になってしまいます。

 

深爪は、やってしまったことがある人も多いと思われますが、爪は外から見える硬い部分…いわゆる「爪」の部分である「爪甲」と、表からは見えない指の中に埋もれている爪の発生点「爪根」から成り立っています。

爪が伸びる原理は、爪根より爪が伸び始めて古い爪甲が押されていき、これを繰り返すことにより古い爪甲が押し出されて爪が伸びる状態になるのです。爪甲は指先まで指にくっついており、指先よりも前に伸びることによってはじめて指の部分から離れます。

この指先よりも内側を爪切りで切ってしまう事によって、深爪と呼ばれる状態が発生するのであり、爪の下の爪床と言う部分が露出してしまった状態です。

ほんの僅かに触れるたびに地味な痛みが続くために指を動かすのも嫌になります。それに加えて爪の成長は遅いために、本当に深く爪を切ってしまった時などは1週間や2週間は痛みが続く状態になってしまいます。

 

爪床は毛細血管が細かく走っている場所で、非常にデリケートな場所でもある為に感染症にもかかりやすく、最悪の場合ですと「化膿性爪囲炎」と言う細菌感染が原因で起こる激しい痛みと膿を伴う病気になりかねません。

化膿性爪囲炎は爪周りの部分が赤くはれて痛みを持ち、炎症部位が浅い場合は内部にたまった膿により白く腫れる「膿疱」が出来ます。

そのまま痛みを我慢して放置すると、さらに炎症は酷くなり、指のみならず指全体までに感染が広がる場合もあり、重症化すると関節部を曲げられない、爪が剥がれ落ちるなどの症状になる事もあります。

治療も、早期での発見と治療が望まれ、症状が重くなればなるほどに治療方法が複雑になっていくと言い、最悪の場合爪の一部を除き切除する手術をするのもあり、その場合だと術後に麻酔が切れ、激しい痛みが起こることがあるそうです。

また、爪が取れたり手術で切除した後には完全回復するまでの間はいびつな形の爪が伸びて来る事が多いのだとか。

 

そうならないようにも、深爪をして出血してしまったときは外から細菌が侵入しないように絆創膏のようなもので傷口を保護してあげるのが良いでしょう。あとはあまり深い時には病院に行きましょう…となるのですが、この場合の病院は外科や皮膚科があげられます。

別個ですが、筆者が陥入爪になって痛みでもう駄目だってなった時は、とりあえずパッと頭に出た診療内科に行ってみたら何とかしてもらえました。

とりあえず、この手の痛みは我慢してれば収まるとかはあまり期待せず、痛みがひどいようであれば近場の病院が一番ですね。