新年号始まって即の大型連休!休み明けの気分落ちに気を付けろ!

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平成から令和に代わって、初のコラムになります。

なんやかんやで31年続いた平成もついに終わってしまったのですね…筆者の生まれは昭和になるのですが、なんだか昭和がすごく昔の年号に感じてしまうから不思議です。

 

さて、今年はご天皇の即位とGWがかぶさった為に、いつもの2倍くらい長い休暇となる訳です。休みが長い分、ゆっくり休息をとって次の仕事に備えるのがデキる大人の過ごし方…なんて言うのは簡単ですが、理想と現実は実に違う物。

1週間以上も休んでしまったら、仕事には行きたくなくなるというのが現実です。

…とはいえ、仕事に行かなければお給金を貰う事はできず、何とか仕事に向かうも意識や体はいまだ休みの世界に…この切り替えがなかなか難しい物です。

中には生活リズムが戻らずに、そのまま鬱っぽいような状態にまでなってしまう人もいるそうで…そこまでくると五月病」なんて言われたりします。

 

皆さんもよく聞いた事がある五月病。医学的な診断名では適応障害と呼ばれる物になります。

症状的にはうつ病」に似た症状を出す事が多く、抑うつ」「無気力」「不安」「焦り」「食欲不振」「疲労感」「睡眠障害等が引きおこるようです。

 

アメリカの精神医学界が作っている「精神障害の診断と統計マニュアル」と呼ばれる精神病の診断基準を記した書物「DSM」によると、

・はっきりとしたストレス因子が存在し、抑うつ状態や不安、攻撃的な行動が一時的に引き起こされる。

・ストレスの始まりから3ヵ月以内に発現し、ストレス源が無くなると6ヵ月以内に解消される。

・どの年齢層でも起こり得るが、成人では男性よりも女性の方が比率は多く、独身の方が発症率は高くなる。

と言った所から症状が似通っている「うつ病」と区別されているそうです。

特に、症状が発症する原因となる「具体的」なストレスが前後にあったかどうか?という所が適応障害の明確なポイントになるそうですね。

 

例として、5月病だと4月の新年度からの職場の変更、入学といった環境の急激な変化があり、それになれるか慣れないうちに大型連休に突入。それにより、環境変化による疲労が一気に出てしまい連休後の仕事に影響してしまう例や、長い連休の時間に体が慣れてしまい、急に元の仕事や学校の時間に戻っても体が追い付かない為に発症するなど、「新生活」「大型連休」と言った明確な環境原因があるので「適応障害」になる…と言う訳ですね。

 

新たな環境に適応するにつれて徐々に治って行く物ではありますが、中にはそのままうつ病にまで発展してしまうケースもありますので注意は必要です。

 

こうならない為にも日頃からの生活習慣には気を付けて、休みと言ってもだらけないように過ごすのが一番な訳です。

熱い湯船や、冷たいプールに一気にドボンと浸かると心臓に悪いのと一緒で、急に休みから日常に戻ると体に悪いと言う事。ゆっくりと足先から浸かって体を慣らす感覚と一緒で、休み→日常への戻りも休みの内から徐々に整った生活リズムに戻すのが一番と言う訳です。

…などと、真面目ぶった事を言ってみる筆者はどうなのか…?むむん…筆者も気を付けます…