高血圧と低血圧。よく耳にするけどどっちが悪いのだろうか?

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最近…仕事や私事が色々と重なり、もうストレスとイライラとで爆発しそうな筆者。

どうしてこう、続くんでしょうかね?厄介事って。もし、今の怒りをエネルギーに変換できるのなら、「地球ごと消えて無くなれぇ!!」って手からビームを撃って地球ごと吹き飛ばしてやるのに。

昔の諺である「短気は損気」にあるように、怒っても自分が損するだけだとは知っていても怒りは出てしまう物です。

そして、怒ることやイライラすることが癖になってしまうと血圧が上昇するので、高血圧の人なんかは血管リスクが高くなってしまいます。まさに自分が損している状態。

 

知ってる通り…と言うか、当然なのですが人体の至る場所に血管は張り巡らされており、その中を常に休まず血液が流れています。

この血管内を流れる血液の水圧の事を俗に「血圧」と呼び、血液を循環させるポンプの役割をする心臓が収縮して血管を送り出すときの圧力を「収縮期血圧(俗にいう「上の血圧」)」と呼び、逆に心臓が弛緩して元に戻る際に発生する圧力を「拡張期血圧(俗にいう「下の血圧」)」と呼びます。

正常値では、この収縮期の血圧が135未満で拡張期血圧が85未満になり、これを上回れば高血圧とされております。(上が140、下が90でも正常とする所もあり)

高血圧になると、それを原因とした様々な症状が出て来る事は皆さんもご存知の通りかと思います。

「脳卒中」「虚血性心疾患」「動脈瘤」「動脈硬化」などなど…様々な致命的な合併症を併発する恐れがあり、何より自覚症状が全くない事も怖い点であります。

 

一方で高血圧とは真逆の位置づけである「低血圧」

こちらは収縮期血圧(上の血圧)が100未満の状態の人を指すのですが、高血圧のようにきちんと決まった定義がありません。

血圧が高いと循環器に負荷がかかるのであれば、低い方は循環器に負荷がかからないので問題ないのでは?とも思われますが、実際はそうでもないようです。

高血圧のような急に心臓や血管に現れる症状はないのですが、「疲れやすい」「だるさ」「頭痛」「動悸」等の慢性的に続く症状が起こりやすくなり、日常生活に支障をきたす事もしばしばあると言います。そして、低血圧が長く続いた場合には「線維筋痛症」「低血糖」になりやすくなるという報告もあるそうです。

高すぎも低すぎもやはり身体に悪いと言う事ですね。

 

さてさて、高血圧はもちろん低血圧の方も数値が低すぎると身体に悪いのはこの通りだとして…高血圧も、低血圧も原因を分けた種類がいくつか存在しており、その種類によって治療方法や危険度も変わって来ます。

高血圧の大まかな種類は「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の二種類。

本態性高血圧は、高血圧の約9割を占めている高血圧であり世間で高血圧と言った場合はコッチの方を指します。
本態性高血圧は食生活や生活習慣、ストレスなどが原因だったり時には遺伝性で発症する人もいる為に原因を特定する事は困難なのですが、遺伝性でなければ適度な運動や食事や生活習慣の改善などによって治療が出来るとの事。

二次性高血圧は何らかの疾患が原因か、もしくはその治療による薬の影響で血圧が上がる事を原因としています。

明確な原因が分かっている分、こちらはそこが改善されれば自然と高血圧も落ち着いていきます。

 

一方の低血圧は「慢性持続性低血圧」「急性低血圧」「起立性低血圧」にざっくりと分けることが出来ます。

中でも慢性持続性低血圧は更に、一般的な特に原因を持たない低血圧「本態性低血圧」と疾患やその治療の副次的な物として出来る「二次性低血圧」の二つに分かれます。

「急性低血圧」は外傷や内傷による出血、薬物投与のショック症状によって発生する非常に危険な急激な低血圧の事で、「起立性低血圧」はそのまま「立ちくらみ」とも言うタイプの低血圧になります。

 

症状的に危険な物が多い高血圧の方はもちろん、高血圧よりも危険性は少ないとは言え低血圧も症状が重くなれば日常で支障をきたす場合があります。

一般的に患者数が多い「本態性高血圧」や「本態性低血圧」は、食生活や生活習慣からコツコツ改善していけば症状を治せるものが多いので、常に気を付けて生活を心していくと良いかもしれません。