家の中の嫌な虫たち。梅雨に増えるぞムカデ、ヤスデ、ゲジの被害!

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天気がすこぶる悪くなる時期。それが 梅雨です。

この時期は長雨が続きジメジメした日が続くので洗濯物も乾かず、 食べ物も腐りやすく 、果ては変な所にカビが生えていたりと嫌なことだらけです。

中でもこの時期から急増してくる筆者の嫌いな事として、虫の自宅侵入があげられます。

ゴキブリシミ等もこの時期位から姿を現しはじめるのですが、特にこの時期に侵入被害が急増してくるのが「多足類」になります。

多足類と聞いて、何となく字から分かるかと思いますが…その通り「ムカデ」「ヤスデ」と言った「足がいっぱいある系の虫」になります。ひぇ~

 

なんでこの時期になると、家の中などの建物の中に侵入してくるのか?と言うと、これら多足類は普段は土の中や物陰などに潜んでいるのですが、梅雨時期のような雨が多く地面が水に濡れる事が多い季節になると、水から逃れるために大きな木や石の上等の高い所へと昇って逃げる習性があるんだとか。

つまりその習性のせいで、梅雨時期には家の壁や柱を昇って内部へと侵入してくると言う訳である。

他にも大型の物になるとこの時期に出てくる他の虫を食べる為や、高温多湿の環境を好むために家の中に侵入してくるそうです。

長い脚と胴体が特徴の「ゲジ」や、小さなムカデみたいな「ヤスデ」。ヤスデより更に小型の「コムカデ」に、日本最大の節足動物「ムカデ」のこの四種類が主な多足類になります。

ゲジやムカデは大型肉食種であるのに対し、ヤスデやコムカデは小型の草食・腐食種になります。

 

さて、家の中で見つけると絶望しか感じないこれらの虫ですが…とっさに潰すと、 体液が周囲に飛び散って大変な事になると言います。

ゲジやムカデは、潰せば大型である分だけ体液が多く飛散しやすく…小型のヤスデに関しては悪臭を放つ事と、体液中に青酸を含んでいる為にそれが揮発して僅かに毒性を含んでおります。

ムカデの毒が強力だと言う事は知られておりますが、意外にもヤスデの体液の毒性も高く、噛みついてくると言う事がない為に直接被害は出さないものの…ヤスデが1匹、誤って鍋などに落ちてしまったら、それだけで汚い汚くない関係なしに鍋がダメになってしまう程。

ちなみに、「ムカデを潰すと他のムカデが来る」と言うお話を聞いた事ある人もいると思いますが、特にそんなことはありません。

ただし、ムカデが一匹いる環境と言う事は他のムカデにとっても居心地が良い環境とも取れる為に、他にもいる可能性が有ると言う事だけは覚えておいてください。

 

さて、殺虫剤があればヤスデ・ムカデ共にパパっと倒せるわけですがそれでもムカデは恐ろしい程の生命力を持っていたりする為に、殺虫剤を使用してもしばらく生きている事もままあります。かの氷殺系のスプレーを使用しても完全に動かなくなるためには5秒以上の噴射が必要そうです。

もし、玄関や野外、風呂場やシンク台のように水を使える場所であれば「熱湯」をかけるとほぼ即死させる事が出来ます。

この方法であれば潰さないので体液出ずに広い面積で殺せるので、多量発生したヤスデなどの駆除にも有効になります。

熱湯をかけられない場所でも何かでつまめれば、捕獲してジョバーっとかけても良いでしょう。

 

もし、逃げてしまった場合は最終手段…見えなくなった場所付近に厚手のタオルを折り畳んで一晩設置してみてください。

うまく行くと、折り畳んだタオルの中にムカデが入っている場合があります。ムカデが狭くて暖かい場所に入り込む習性を利用した捕獲方法だそうです。(ただし、確実性はない)

一晩放置したら、中身は確認せずに上から熱湯をジョバーっとかければ処理は完了します。

 

何であれ、家の中を虫が這っているというのは嫌な物でパパっと対処したいものです。

しかし、あまりに数が多い場合は自分で対処せずに業者にお電話した方が良いでしょう…