毛が邪魔なら抜けばいいじゃない!って、抜いたら生えてこないの?
朝。ただでさえ忙しいのに、身支度と言う厄介なイベントがほぼ毎日やってくる。
女性ならお化粧だし、男性なら髭剃りなどなど…メンドクサイのですが、やらないといけない…ぐぬぬぬ…
筆者も毎朝当然のことながら髭剃りをする訳ですが、さすがに「メンドクサイ」と煩わしくなる事も多く…いっそのこと脱毛を考えたりする事も一度や二度ではありません。
が、やはりその手は時間がかかるし、お金もかかるという事でやりたいもののなかなか手が出ない…せめてほっぺ周りの髭位は何とかしたいなぁ…
そんな、ぴょぴょんと剃り残しや目立った場所に髭が出てしまった時に役に立つのが毛抜き。髭剃りを使うまででもないが、どうしても気になってしまう髭を処理するのにすごく便利ですよね。
お手軽簡単に目立つ毛をピッと取れる毛抜き。
非常に便利なのですが、これってどの程度の効果…具体的には毛抜きで抜いた毛って生え無くなるもんなのですかね?
ぴっと毛を抜くと、うまくいけば毛根部らしきところまで抜ける為に永久脱毛的な感じがする訳ですが…実際は毛が完全に抜けても、毛穴の底にある毛乳頭と呼ばれる部分が大丈夫であればまた生えて来るので、毛抜きで抜いたからと言って生えてこなくなる訳ではありません。なのでいったんは抜けて綺麗になっても時間経過でまたニョキニョキと髭が生えてくるのです。
それに一時的には効果的でありますが、その通り「無理やり毛を抜く」訳ですので。皮膚…主に毛穴付近へのダメージは非常にデカい物であってそれによる被害も様々なモノがある為に、実際はあまりお勧めされないそうです。
毛抜きで失敗してしまった時に多い症状が「埋没毛」。
その名前の通り本来は外に向かって生えるはずの毛が、皮膚下に埋まったまま横に伸びてしまう物になります。
毛抜きに失敗した時の他では、髭剃りで深く剃った後にもなる事があります。
多くの場合は放置していても、内部である程度成長してしまえばそれ以上伸びなくなるために自然消滅するのですが、その間は皮膚に黒く内部の髭が出てしまう事と皮膚に色素が沈着してしまう場合があり、どうしても見た目に影響が出てしまいます。
かと言って無理に取り出そうとすれば、もちろん皮膚下ですので出血する事もあり、その出血がもとで感染症や、再度埋没毛が出来る原因になってしまったりします。
この他にも、『毛包炎』と呼ばれる毛穴の奥に細菌が入り込み、膿を持った赤い発疹を作り出す物があります。
コチラは、痒みこそないのであるが一度に複数個所に出来る事もあり、赤く腫れた場所の中央が黄色く膿の色が出る為にこれも又、肌の見た目が非常に悪くなるという。
しかもこちらも無理に潰してしまうと、内部に出来た膿に詰まっている様々な雑菌のせいで感染症にかかる事も珍しくなく、更には傷跡が残ってしまう事もままあるというのですからイヤらしい。
…口周りや顎下などの髭は抜いてても大して痛くないモノの、鼻の下とか唇の下とかは人によっては涙が出る程に痛いと言うのに、失敗して化膿したらもはや目も当てられないという。
うぅーん、そうなると髭を毛抜きで抜き取るのはあんまりよくない感じですね…
髭に限らず、他の個所のムダ毛でも毛抜きで処理は同じ理由からあんまりよくなく、痛いばかりで効率は最悪と言う感じです。
ちなみに人間の毛…正確には毛を作り出す毛穴は全部が常に使用されている訳では無く、「伸びる」→「止まる」→「抜ける」→「休む」の4サイクルを其々が繰り返す為、目に見えている毛の他にも休止中…つまり待機中の毛穴が存在しており、見えてる毛をうまく抜いてしばらく大丈夫だと思っていても、休止中の毛穴から毛が生えだして、結局割と早い周期で抜かなければならなくなると言います。
お金と時間があるならば「脱毛処理」をしてもらうのも一つの手かもしれませんが…うぅむ、筆者は大人しく剃るしかないかなぁ…