寝ても寝足りない…あなたは大丈夫?冬の睡眠事情

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いくら寝ても全然疲労が回復しないと言う今日この頃。

最近は割と睡眠をとっていると言うのにも関わらず全然疲れが取れずに、丸一日身体が疲れているような感じに…。栄養ドリンクを飲みながら頑張る筆者

熱い時も寝苦しかったりして眠れない事が多々あった訳ですが、冬は冬でまた違った睡眠の問題が出てくると言います。それが冬ならではの問題…『冷え』と『乾燥』ですね。

エアコン会社で有名な「ダイキン」さんが、2020年に行った調査で「冬の睡眠に満足していますか?」と言うアンケートがあったのですが、男女含めて4割以上の人が「満足していない」と言う答えになり、割と冬の睡眠に不満・問題を抱えている人が多いのである。

寒いのであればエアコンを付ければよさそうであるが、付けっぱなしだと電気代がかかるし乾燥も加速するし結局問題が発生してしまう。

であればエアコン以外の方法で体を温めてあげれば、寝る時に良いのではないかとも思うのでありますが、これもやり方によっては睡眠の質を下げる原因となります。

寒くて眠れないから身体を温めたのに、更に寝つきが悪くなるこれいかに??

 

寝る時に寒さを和らげる方法は色々あるのですが、その中でも多い方法と思われるのが「睡眠時に靴下をはく」「熱いお風呂に入る」「ちょっと厚着で眠る」などがあるかと。

他にも身体を芯から温めると言う事で「夜食を食べて寝る」「お酒を飲んで寝る」などもあると思われ、寒さを回避するならば、答えとしてはどれも間違ってはないと思われるのですが…ダメなのですかねぇ??

 

人が睡眠する条件は「体温の低下」がポイントになります。正確には深部体温…身体の奥深くの温度が低下する事で睡眠が促される訳です。

例として小さい子などが眠くなって来た時など分かりやすく、手先や足先など身体がポワンとしてくると思います。

これは、体温を身体の外へと放出するために面積が広い表皮や指先等に温度が集注するためになります。

んでは、寒い方が寝れるのか?と言うとそういう訳でもなく、当然ながら低気温は体温の放出率は良くなりますが、温度を際限なく奪われる為に身体が温度を作り出そうとシバリング(震え)を行い眠れなくなります。

小難しく語りましたが、端的に言えば「寒くて眠れない」って状態になる訳です

適度な温度を保ちつつ、身体の熱を出してあげられるようにする事が快適な睡眠で重要な事になる訳です。

 

なので、その通り「厚着をする」「靴下・手袋をする」と言った防寒具をしての睡眠では、うまく身体の熱が放出されにくい為に中々寝付ける事が出来ず、眠りも浅くなります。

また、熱いお風呂で身体の芯まで温めた後に眠ろうと思うと、その通り熱が身体から放出されるのに時間がかかる為に寝るまでに時間がかかる事と、すぐに布団に入ると熱の放出がうまくいかずに布団の中にこもる為にうまく眠れないのです。

これが身体を温めすぎるのも逆に眠りの妨げになると言う事の原因なのである。
良かれと思ってやっていた事が逆に熟睡を妨げる原因となっていたと言う事ですね。

 

もし行うのであれば、前者ならゴムの締め付けの緩い脱げやすいタイプの靴下や手袋にして寝ている間に取れるようにしてみたり、素材も吸湿性の良い物を選んで温度や湿度があんまり籠もらない物を選ぶのが良いかと。

熱いお風呂も入浴後にすぐお布団に入るのではなく一息置いてから眠る様にしたり…と一工夫するのも手かと。

どうしても布団の中が寒いのであれば、湯たんぽのような暖房を使用してあらかじめ布団の内部を温めて置くと言うのも一つの手になります。

 

加えて、よく言う話にはなりますが、お酒も飲むとぐっすりと眠れているように見えますが、実際はアルコールによる中枢神経の麻痺による効果が大きい為に眠っているのと異なります。

後、アルコールの効果で血管が拡張して血流が良くなる半面、体温の放出が著しくなるために身体を冷やしやすいと言う点も挙げられます。お酒飲んで眠って風を引く…位なら良いのですが、野外だと寝て凍死のパターンは日本でも多いと言います。

 

寒くて乾燥してて、曇りや雪なんて日も多い冬季。気分も塞ぎがちになりそうな気候が多い訳ですが、しっかりと休んで眠って疲れを残さないようにしましょう。