乾燥期にピリリと痛いささくれ。しっかりケアと予防をしましょう!

f:id:pegasasu-0120:20191227163238j:plainこの時期にちょっとした油断から生まれてくる指先のピッとした皮剥け…

見た目も悪い事ながら、無理に引っ張るとピリピリと更に裂けて出血し始めて更に痛くなったりと嫌な事この上なし。

ご存知だと思いますが、これを「ささくれ」もしくは「ささむけ」と言います。

他にも地域によっては「親不孝」なんて呼び方もあったりするようですが、なんでアレは同じ指でも足にはできないんでしょうかね?

っと、おもいきや「ささくれ」は別に手の指だけではなく足にも出来るんだとか。

 

じゃぁ、なぜ手の指の方にばかり出来るのでしょうか?

そもそも、ささくれの原因として大きい物が二つあり、それが「栄養不足」と「乾燥」によるものだと言います。

ささくれが頻繁に出やすい時期が丁度、秋~冬にかけての寒い時期になります。

冷たい外気にさらされると、人は体の熱を体外に出さないようにするために血流の流れが悪くなってしまいます。

特に指先などは、体温を調節する機能の内で 熱を体外に出す役割を持っている為、真っ先に血行が悪くなります。

そうすると、指先に本来行くはずであった栄養素や酸素が行き届きづらい環境になり、肌荒れなどの原因に繋がります。

それにさらに輪をかけて、冬季の乾燥が指先を襲う事により、 皮脂や水分を奪われて指先の皮膚が脆くなってしまいます。

そうすると、乾燥した肌がピリリと向けてささくれが出来上がる訳です。

手の指は常に外気にさらされている為に乾燥や冷気にさらされやすい為になりやすく、足の方は靴下や靴を履いている方が多いので、外気の影響を受けづらい為にささくれが出来にくい訳です。

 

さて、原因となるのはその通り指先の「栄養不足」と「乾燥」と言う事で、この点に気を付けてあげる事でささくれを予防できますし、なってしまった後のケアにもつながります。

乾燥対策として、保湿クリームを塗ってあげて肌の乾燥対策をしつつ、できてしまったささむけは無理やり引っぺがすのではなく、刃物でぴょんと出てる部分を切って更に傷が大きくなる事を避けるようにしましょう。

加えて、血行改善と体を温める作用を持つ物を食べる事で指の先まで血流が行き届く等にしてあげましょう。

この条件を満たす分かりやすい食材と言えば、「たまねぎ」、「かぼちゃ」、「しょうが」、「ねぎ」と言った所があげられるでしょう。

 

「たまねぎ」には血液サラサラ成分でおなじみの 「アリシン」が含まれており、アリシンには他にも疲労回復効果が言われている為、ビタミンB1と合体することで更に疲労回復効果を持続することが出来ます。

冬に旬を迎える「かぼちゃ」には「ビタミンE」が含まれており、これには血管を拡張して血液の滞りを改善してくれる効果を期待されております。

その為、この時期に辛い冷え性や肩こりにも効果があるのと考えられます。

言わずもがな、からだを温めると言った時に出てくる食材の筆頭「ショウガ」。血行を良くして冷えを解消させる「ガラノラクトン」「ジンゲロール」を持ち、体を温める作用を持っている「ショウガオール」も豊富に含まれております。

そして、最後が同じく体が温まる代表食材「ネギ」。含まれている硫化アリルは悪くなった血行を良くし、体の代謝を良くするビタミンB1の吸収率を高めてくれます。

 

さて、痛いささくれではありますが適切に治療をしてあげないとそこから細菌が入り化膿を起こして爪周囲炎と呼ばれる炎症を起こす場合があります。

この状態になると、炎症をもって赤くなり、熱や痛み、膿も持つ場合もあります。

軽度であれば抗生物質と冷湿布を使って治りますが、状態が重くなれば切開して膿を取ったり、場合によっては爪を切除することもあるから恐ろしいです。

唯の、ささくれと見ないでしっかりと治療し、予防する方がよさそうですね…