そろそろ新茶の季節…お茶を飲んで元気に過ごそう!

f:id:pegasasu-0120:20210326102351j:plainコロナが流行り出した2020年の3月ころ…様々な噂や偽情報が飛び交う中に一つの噂がありました。

『コロナにお茶が効果がある』

お茶を飲むと感染を防げるとか、コロナをやっつけられるとか、当時あちこちで出回っていた噂と大差ない根も葉もない情報の一つで、結局は時間と共に世間からは忘れ去られていきました…

そして、現在(2021年4月)から半年前…2020年11月頃に一つの研究結果が出されました。実験をしたのは奈良県立医科大学で、その内容は『お茶でコロナを抑制できる』と言う物。

 

さてさて、お茶は丁度今時期のような4月下旬~5月にかけて収穫されます。

先の通り、奈良県立医科大学『お茶でウイルスを止められるか』の実験と『お茶の種類によって効果に差異はあるのか』と言う事を検証していた所、お茶でウイルスを不活性化できる事が判明したようです。

ちなみに、この実験はあくまで『お茶で不活性化できるか?』と『お茶別での効果』を調べた物ですので、『お茶を飲んでいたら感染しない』とか『お茶を飲めば治療できる』とかそう言った物ではないので注意が必要になります。(あくまでお茶にコロナウイルスを漬けておくと増えないと言う実験結果)

 

さて、コロナにも何らかの効果を期待できそうなお茶でありますが、元々からお茶に含まれているカテキンの殺菌効果は非常に高い為に様々な細菌やウイルスによる感染症予防として使われて来ていました。

インフルエンザや風邪、O-157にも効果的であり、更には増殖・繁殖率が非常に強力と言う事で菌類を取り扱う実験室などでは嫌われ物の「納豆菌」すらも、カテキンの効果で成長を止めることが出きると言う事です。

 

このように高い殺菌性を誇り…と書いていると、ちょっと前にもご紹介した「ニラ」や「タマネギ」「にんにく」に含まれている成分『アリシン』を思い出します。

アリシンはニンニクやタマネギの臭いの元になる成分であり、こちらもまた非常に高い抗菌性を持っており、そのせいであんまり食べすぎると胃の中が荒れて痛くなってしまうので食べ過ぎに注意をしたい成分になります。

 

となれば…かなり強い殺菌能力を持っているカテキン。アリシンの件から考えれば、これもあまり摂取し過ぎると人体に悪い事が起こるのでしょうか?…と言うと、今現在、カテキンの過剰摂取によって何らかの影響を及ぼす事例は確認されていないとの事。何と都合の良い話なんでしょうか。

一応、カナダやフランスでカテキンの摂取で肝障害が引き起る疑いと言うのが持たれているようですが、原因がカテキンであると言う実証は無く、日本ではこういった事例は確認されたことがないと言うのでカテキンの過剰摂取による症状…と言いきるには難しいようです。

 

インフルエンザや風邪、食中毒菌にまで効果を発揮させるお茶の力ですが…お茶に含まれるカテキンが細菌やウイルスに触れる事で効果を出すと言う特性上、虫歯予防や歯周病予防にも効果的であり、食後の口臭予防にも良い。

こういう時期だからこそ、食後は緑茶を飲んで口臭を予防し、虫歯を予防し…そして、口内のウイルスを除去してマスクをしてしっかりガードしましょう