痒い目を水で洗う事は良いのか?
寒暖差が激しい今日この頃…あとは寒くなって行くばかりだと言うのに、稀に暑い日もあったりして、その寒暖差にへとへとな筆者。地味に、寒暖差からくるアレルギーも酷い…
更にはこの時期になると、また花粉症(9月ver)もやって来るので、ダブルパンチで鼻水が出てきて、花粉のせいで目も痒くなる。
さて、目が痒い時には目薬を使うのが基本ではありますが、他にも昔から目を洗ったり、目を冷やしたりすると良いと聞きますが、本当に効果がある物なのでしょうか?
・目を冷やす
昔からの定番民間療法の一つ。濡れタオル、冷やしタオル何かで目を冷やす方法。
炎症を抑えたり、充血を治すのによく使われ、実際に血管が拡張する事で引き起ったり酷くなったりするソレらを抑えることに有効的である。
しかし、長時間冷やしすぎたり押さえつけすぎたりすると、 逆に眼球を痛める場合もあるので注意が必要な事も。
・目を水道水で洗う
目の周りが腫れぼったい…目の中がゴロゴロする…なので、一端水で洗って綺麗にしよう!と、水道水で目を洗う人もいるかもしれませんが、実は危ないやり方だったりします。
薬剤などが間違って目に入った場合には洗い流す意味で重要になってきますが、ただ単に目が痒かったりする場合は水道水に含まれている塩素やその他の物質により、目の表面のバリヤ―機能が弱くなってしまう可能性もあります。
・目を瞼の上から押す
目を直接弄る訳では無いから…と、ダメだと分かっていてもそんな言い訳を盾にする人も多いと思われます。目をこするのは当然、瞼を閉じた上から目をこすってもダメな物はダメ。
直接弄ると目の表面に細かな傷が出来、感染症の原因になったり…瞼を閉じた上から擦ってやると、今度は目の周りの炎症を引き起こす可能性があるのです。
・目薬の使い方
そして最後に、いつもよく使う目薬の使い方について。…といっても、コチラは皆さんも慣れた物だとは思われますが。
さて、あまりにも痒かったりすると、何回も目薬を落としたくなるのですが原則的には1回1滴で充分である。
目薬1滴分以上入れても、残り分は目から出てしまう為に結果的には無意味になってしまう事と、どういう形であれ『薬』である為に副作用や過多によって目に悪影響を及ぼす事もあります。
…とまぁこんな感じです。
『水道水で目を洗うのがあんまりよくない』と言いう事に次いで、同じく目を洗ってさっぱりする商品が結構出ているのでありますが、あっちは当然ながら雑菌や塩素などの心配はいらないのですが…やはり、洗いすぎることで、目の防御機能の低下が心配される所。
目の異物感が解消されるのは良い事なのですが、日に何度も使う事は避ける方が好ましいでしょう。
痒みは痛いよりマシと思う人もいると思いますが、それでも長時間続けばかなりストレスになります。
無意識のうちに手が伸びそうになる物の、擦ってしまうと後が大変になりますので、ここはグッとこらえ、目薬をさして冷やして乗り切るようにしましょう。
ちなみに冷蔵庫などで「目薬を冷やす」と気持ち良いのですが、いったん間違って凍らせてしまった物は成分などが分解していますので破棄するようにしましょう。
冷蔵庫でも冷風の吹き出し口などで凍る事が結構あります。