冬が旬のさっぱりとしたお魚『鱈(タラ)』

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冬のこの時期。寒さも強さを増す為、お鍋のような温かい食べ物が恋しくなる季節になり、筆者的にはお肉系の鍋もいいのですがこの時期になると旬のお魚…タラが入ったサッパリした感じのお鍋が食べたくなります。

もしくは、随分前に食べたタラとキムチのピリ辛鍋?みたいなのもイイですね~

12月になると旬を迎えるタラ。サッパリと癖なく美味しいので、どんな料理にでも使える万能食材。鍋とはいましたが、ホイル焼きも美味しいし、アヒージョみたいにしても美味しい。筆者の好みになってしまいますが、凝った料理にするよかはシンプルに調理した方が美味しいと思う…

 

ちなみに、当社のある石巻 『スケトウダラ』『マダラ』などのタラ類の陸揚げ量は全国2位と1位である。

基本的に『スケトウダラ』は鮮度が落ちやすい為に、ご存知かまぼこなどの練り物へと使われるので、一般的に市場に出回り見る機会が多い白身のタラは『マダラ』の方になる。

タラは白身の部分の他にも精巣を『シラコ』として、卵巣は『タラコ』として食べられ、他にも肝臓から取り出される脂肪分を使って『肝油』が作られるのである。

そんな冬の美味しいタラ。サッパリして美味しい他にも身体に非常に優しい栄養沢山な食材なのである。タラが持っている栄養の代表的な物はこんな感じ。

 

★タンパク質

人間の身体を構成する基本となる物、それがタンパク質。筋肉、皮膚、内臓に髪の毛、爪に至るまで全部タンパク質で構成され、摂取されたタンパク質によって新しく作られていくのである。これをちゃんと取らないと身体に色々と影響を及ぼすのである。

タラはそんな タンパク質を豊富に持っており、それでいて低カロリーである為に日頃健康に気を遣う方にも、食事制限をしている方にも嬉しい一品になります。

 

★ビタミンD

脂溶性ビタミンの一種でありカルシウムリンの吸収を手助けし、神経や筋肉を動かす手助けを行います。その為、ビタミンDが不足すると骨の強度が下がり脆くなってしまい、特に小児の場合その影響によって骨の成長に影響が出る場合もあるので注意が必要です。

タラには比較的多くのビタミンDが白身に含まれており、100g辺りで一日に必要なビタミンDの約20%分を摂取できるそうです。

 

★ビタミンB12

水溶性のビタミンの一種でありミネラルの一つであります。ビタミンB12は人体に置いて赤血球を作る働きを手助けし、脂質の合成にも関わる為に数少ない脳へと直接は入り込み作用する事の出来る栄養素の一つになります。

タラに含まれているビタミンB12の含有量は非常に多く、100gで一日におけるビタミンB12摂取目安量の50%を補うことが出来ます。貧血気味な人などは積極的にいかがでしょうか?

 

ヨウ素

ミネラル成分の一つであり人では甲状腺に多く存在している成分である。海産物に多く含まれており、かつて海の物を多く食べる日本人ではあまり不足しない栄養素と言われていましたが、徐々に食生活が変化していくにつれて不足しがちな栄養素になっています。

タラには非常に多くのヨウ素が含まれており、100gあたりで約1日摂取以上の量が取れます。過剰摂取は身体に悪い…のですが、毎日のように多量摂取していなければ身体から排出されてしまいます。

 

タラに含まれている代表的な栄養素群は以上のような感じになります。身体を作るたんぱく質に赤血球を作るビタミンB12、骨を作るカルシウムのお手伝いをするビタミンDと基礎的で重要な栄養素がいっぱい入っています。

なので、みなさんも冬の寒い時期の鍋料理にタラはいかがでしょうか??