寒い冬にさらに冷たくなる手足…今時期に特に辛い『冷え症』

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年をまたいで初の本日。かなり遅れましたが…あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!

さて、冬もこれからが本番ですから今からガンガン寒くなって行くので、ちょっとした油断で身体を冷やす事も多くなっていきます。

この時期になると非常に辛くなるのが『冷え症』。手足などの血流が極端に悪くなり冷たさを感じる状態です。

 

この冷え症、手足などの末端部に起こる物をパッと思いつきますが、 それ以外の個所でも引き起り、重度になると寒さ・冷たさどころか痛さまで感じるようになります。

ちなみに、よく体脂肪率が高い(太ってる)と冷え性になりづらそうに思われるが、実際の所はあんまり関係ないとの事。

冷え症は東洋医学で『病気ではないが病気になる一歩手前の状態』である『未病』という状態の一つに数えられており、放って置くと病になりやすくなると考えられている。

冷え性の原因は大きく分けると【1】運動不足【2】自律神経の乱れ【3】生活習慣の乱れ【4】ストレスの四つであると言い、本格的な病になる前に生活や体質、食生活の改善を行い直していく事を促している。

 

【1】運動不足

身体の体温を作り出すのに必要な筋肉。動く事により筋肉が発熱して体温を作り出し、 筋肉がポンプのような働きをして全身に血液をスムーズに巡らせる働きをしてくれます。しかし、運動をしない身体だと当然動かないので筋肉が身体の熱を作らず、血流を動かす筋肉も少ないために血液が滞ったままになり冷えの原因になるのです。

 

【2】自律神経の乱れ・ストレス

人間の身体にはリラックスを司る副交感神経と、緊張を司る交感神経と呼ばれる二つの自律神経があります。

普段はこれが交互に働き丁度良いバランスを取るのですが、ストレス等で交感神経の方の働きが強くなりすぎる場合があります。

そうすると、常時身体が緊張状態になる為に血管が収縮して血流が悪くなったり、筋肉も緊張状態になる為に固まって動かなくなり熱を作らなくなるので、結果、身体が冷えやすくなります。

 

【3】食生活

東洋医学において食べ物の中には「身体を冷やす食べ物」と「身体を温める食べ物」の二種類が存在しております。育成された環境によってそれぞれの性質が決まるようですが、このうちの「冷やす食べ物」を多くとっていると冷えの原因になると言います。

ではこの身体を冷やす食べ物とはどんな物なのか?を端的に言えば「暖かな所で育つ物」になります。すなわち、キュウリやナス、トマトと言った夏の野菜や、バナナ、パイナップルと言った温暖地方の食べ物。これらは、身体の冷えを進めるようです。

 

【4】水分の摂りすぎ

寒いからと言って必要以上にコーヒーやお茶などの暖かい飲み物を摂取してはいないでしょうか?必要以上に摂取された水分は身体を冷やす原因となる為に、寒いからと言って飲み物を摂り過ぎると 逆に身体を冷やす原因になってしまいます。

 

冷え症は、知っての通り女性の方が圧倒的に多いのですが、最近では男性にも増えてきていると言う話も。デスクワークなどの動かない仕事業種も増えてきているので、運動不足の人が多くなってきていると言う事でしょう。

手足などの冷えはもとより「最近疲れやすい」や「肩や首がこる」と言った事が多くなってきているなら冷え症の前触れかもしれません。

大まかに見れば「血行不良」が冷え症の引き金となるので、寒い時こそしっかりと運動をして身体を温め、血行を良くしましょう!