「どっから来るの?」「種類でどう違うん?」インフルエンザのあれこれ

virus-174051_1280さぁ、ちびっ子の皆、明日はいよいよクリスマスイヴでサンタクロースが来る日ですぞ! 贈り物のリクエストは済ませたかな?靴下の用意は?ベッドの上でワクワクしながらサンタを待つ準備はOK?さて、どんなプレゼントが届くかは当日のお楽しみですね。

 

世界中の子供にプレゼントを届けるためにサンタもトナカイもフルスロットルです。 ちなみに、トナカイの最高時速は80kmと意外と速いんですよ。諸説はありますが、シマウマで時速64km。ガゼルで時速65km。速さで有名なダチョウで時速70kmとトナカイはそれらより速いらしいです。 とまぁ、いつものごとく話がそれましたが…寒くなると流行してくるのが「インフルエンザ」です。ちなみにインフルエンザはRNAウイルスと言う種類のインフルエンザウイルスから発症する病気で、細菌ではないので、インフルエンザ菌と言う物は存在しません…と、思ったらインフルエンザとは何ら関係ない物でインフルエンザ菌があるみたいですね。

 

なんて、ややっこしい… さて、インフルエンザは冬になると現れますが…このインフルエンザは何処からやってくるのでしょうか?以前にもちょっとだけウイルスについてのお話はさせて頂きましたが、生物なら増える時期があるので特定の時期に現れるのは、まぁ納得ですが…繁殖する為の条件が他の生物の細胞と言うウイルスの特性上、繁殖時期とか関係無い=いつでも存在する。と、いう事になるのでは?と思うのですが…

 

しかしながら調べて見ると、この時期に増えるちゃんとした理由がありました。 この時期、秋の下旬から冬の上旬にかけて渡り鳥が飛来するのですが、それがインフルエンザウイルスを運んでくるらしいのです。 そもそも、インフルエンザはカナダなどやシベリア等の北の地方の湖などの水源に存在している物で、そこにあったウイルスを渡り鳥が水などを飲んだ際に体内に蓄えてそのまま日本まで飛来してきます。その時の鳥の糞などにウイルスが入っている為に、その後に糞が乾燥し空気中に飛散しウイルスの流行が起こるのです。 この時の特徴として、インフルエンザウイルスはヒトには感染して高熱やせきなどの症状を出しますが、感染した鳥はそのような感染症状が現れません。 何故ならばウイルスは「特定の細胞」に寄生する事により増殖…つまり病気を発生させるからです。ようは人に感染するインフルエンザは人にしか感染せず、豚インフルエンザは豚にしか感染しないと言う事です。なので、鳥には感染せずに日本まで来るわけです。 まぁ、だからこそ逆に鳥や豚インフルエンザだったものが人に感染した場合に大変な事になってしまうのですが。 さてさて、インフルエンザには型があり、皆さんも聞いた事があるとは思いますが「A型」「B型」「C型」の三種類があります。今回は型ごとの特徴を見ていきましょう。

 

【A型インフルエンザ】 だいたいインフルエンザと言った場合はこれの事を指します。感染力が大きく、流行しやすいのが特徴で、たまに聞く「鳥インフルエンザ」や「豚インフルエンザ」等の他の動物に感染するのもA型インフルエンザの特徴です。 感染した時の特徴としては「38度を超える高熱」「関節痛などの全身症状」があげられます。

 

【B型インフルエンザ】 人にのみ感染するインフルエンザで感染力は強い物の、そこまで熱は上がらないのが特徴です。ただし、熱は上がらない替り解熱まで時間がかかる事と完全に体内のウイルスが死滅するまでに時間がかかる為、注意が必要。 特徴としては「消化器官の症状」があげられます。

 

【C型インフルエンザ】 B型と同じく人にのみ感染するインフルエンザで、他のインフルエンザは寒い時期に出回るのに対し、C型は一年を通していつでも出回っているインフルエンザです。 特徴としては感染力が弱いことと、症状が風邪程度の事から気付かれないまま自然治癒してしまう事が殆どで、さらにその脆弱性から一度かかってしまえば免疫がついてしまうので、二度目の感染と言う事は非常にまれとなっています。

 

さて、この三種類がインフルエンザの中では多い訳ですが・・・かからないようにするには予防をすることが大事になります。以前にもお話したとは思いますが、手洗いやマスクは予防の基本でありながら、ウイルス対策には結構役に立ち、マスクをすることにより、呼吸器官からの侵入もカットして、手洗いによってウイルスを洗い流しましょう。また、室内は湿度を十分に保つことにより乾燥をしないように心掛け換気をすることにより汚れた空気を入れ替えましょう。 当たり前のこと、知っていることのように感じますが、ちゃんと実行できてる人というのは少ない物です。皆さんも予防を徹底付してインフルエンザには注意しましょう。