お正月明けの七草粥。七草って何か知ってます?

正月が明けてから時間が結構経つのですが、今年もよろしくお願いします!

さてさて今日は1月6日と言う事で、もう仕事も始まっている人が殆どかと思われ…何なら明日で正月明けの左義長やどんと祭が行われるなんて場所もあると思われます。

そんな正月の終わりの時期。広く知られている物の実際に食べている人はどの位いるのだろうと思う七草粥

正月の終わり、1月7日の朝に食べる薬膳の一種で、新たに迎えた年の無病息災・長寿健康を願って食べると言う言い伝えがあるそうだ。他にも、お正月にて疲れた胃を休める為に食物繊維の物を取ると言う意味合いもあるとか。

さて、七草粥と言う名前であるからしてこのお粥には七種類の春の草葉が入る訳ですが、それぞれどんな物が入るか皆さんは知っているでしょうか?


・セリ
全国の湿地帯等に生えている多年生の野草。数少ない日本の野菜であり香草(ハーブ)の一種。セリ鍋にするとおいしい。利尿作用や整腸作用、食欲増進などの効果があり、名前部分から『勝負に競り勝つ』という意味を持たされている。

 

ナズナ

誰もが一度は見たことがある「ぺんぺん草」の事。実は食べられる野草だったのである。

雑草扱いされることが多いが、若い物だと含有するミネラルに鉄分やマンガンが多く含まれ、漢方の世界では利尿作用や解熱作用を持っているとされている。

 

ゴギョウ

正式名は「ハハコグサ」となりキク科の植物で若芽を食用として使う。昔は草餅のつなぎとしても使われていたことがあるとか。

フラボノイドを含んでおり、利尿作用や去痰作用を持っていると言われている。

 

ハコベラ

本当は「ハコベ」で止めるのが正式名である。面白い事に江戸時代にはハコベを乾燥させた物と塩を混ぜて作ったハコベ塩という物を歯磨き粉のように使っていたとか。歯の痛み止めや歯ぐきの出血と言った歯の悩みや、胃炎や胃腸の弱りなどに効くと言われています。

 

スズシロ

いわゆる大根。冬が旬の食材である。知っての通り、大根の根にも葉にも様々な栄養素があり、代表的な所で根に含まれている消化酵素のアミラーゼやエステラーゼ。栄養素もビタミンCや食物繊維が豊富である。

 

スズナ

こちらは蕪である。これもまた冬の食材として有名な所。こちらも野菜である通り、根にも葉にも多くの栄養素が含まれている。ビタミン類にカルシウム、鉄分や食物繊維が豊富であり、大根と同じく消化酵素の一つであるジアスターゼが胃腸の働きを手伝ってくれる。

 

ホトケノザ

よく道端に生えている茎に段々調で葉っぱを付ける小さな紫の花の植物がホトケノザ…ではあるが、実はこれは全く別物。道端に生えているコレは食べられないので注意が必要である

七草の一つとして数えられるホトケノザは「コオニタビラコ」と呼ばれる田んぼなどの湿地帯にこのんで生える小さな黄色い花の植物。

他の七草と比べて特段栄養価がある訳では無いが、解熱や鎮痛の効果を持っているとか。

 

とこんな感じに。この時期になると、七草粥セットみたいなのもあるので、探して摘むよりこっちの方が楽である。…野草は間違えると大変な目を見るので

お正月終わりに食べる春の七草粥。皆さんもお正月終わりにお腹を労りながら一ついかがでしょうか?