美味しく身体に良い秋の味覚「栗」

秋の味覚の代表と言えば『栗』マロンである。

ある意味でコレを最初に食そうと思った人は何を思って食べたのか…を考えてしまう。

外周は鋭いとげがびっしりと並び、ようやく開いたと思っても割と固い殻がお出迎えする…そして生で食べるとそこまで美味しくない。

え、栗って生で食べれるのかって?実は食べられるんですよ~…ただ、先の通りそんなにおいしくない上に、確率栗虫と当たるので何とも言えませんが。

ともあれ、一番初めに栗を食べてくれた ご先祖様のおかげで、我々は栗のおいしさを知る事が出来て、秋になると様々な栗のお菓子を堪能できる訳です。

 

お菓子の他にも栗ご飯や茶わん蒸し、栗金時などの料理にも使われる栗。

この時期になると市販される物も多くなるのですが、『秋の栗拾い』がある通り、山などに行って栗を直接拾ってくるパターンもあります。

その際には、栗の内側の鬼皮部分に艶ッとした光沢があり、尻部分が大きい物を選ぶと鮮度が良いと言います。

持った際に重みがある物も美味しいと言われるのですが、この場合は中に栗虫が入っている場合もあるので、ぐるりと栗の周りを見て穴が無いか確認しましょう。

 

さて、秋の味覚である栗は美味しいだけが取り柄ではない。

栗には疲労回復に良いと言われるビタミンCが含まれております。しかし、ビタミンCは熱によって分解される為に、基本焼いたり蒸したりと熱を通して食べる栗とは相性が悪いように思えるのですが…クリに含まれているビタミンCはデンプンによって包み込まれており、熱の影響を受けにくくなっている為、熱した後でも効力を失いにくいのである。

この時期は、寒暖差による体の疲れが見えない所で蓄積していく為に、疲労回復の元であるビタミンCはありがたいのである。

 

他には肌をキュッと引き締めてくれるポリフェノールの一種、タンニンも含まれている。コレは主に渋皮の部分に多く含まれており、渋みの原因はコレのせいである。

抗酸化作用を持っているタンニンには色々な効果があり、皮膚やその下の血管を引き締めてくれる効果がある為に、汗を抑制してくれる効果があったり…メラニンの増殖を抑える効果もある為に、日焼けを抑えて色白の肌を保つのにも役立ちます。

秋の時期は、夏程ではなくとも日差しが強かったり気温が高くなったりする事も多々ある為に、汗をかきやすかったり強い日差しによる日焼けに注意が必要な時期であります。タンニンはこういった悩みを解決してくれる良い成分になる訳です。

 

また、意外とも言えるのが栗に含まれている食物繊維の量。

栗の中に含まれている食物繊維は、同じくこの時期に取れる食物繊維の多いスイーツである「サツマイモ」と比較して2倍近い食物繊維の量を含んでいるのである。

クリに含まれている食物繊維の多くが不溶性の食物繊維である為に、お腹の中で水分を含んで膨張し老廃物などを体外へと排出させて腸内環境を整えてくれる作用を持ち、腸内活動を活発化してくれます。

腸内環境の良し悪しと体調に関しては密接な関係にあり、腸内環境が悪くなれば免疫機能も下がると言った具合に関係性がハッキリとしています。

今から寒くなって行く時期、風邪なども増えてくる訳ですので身体の免疫機能にはしっかりと頑張ってほしい所。食物繊維を取ってお腹の中から綺麗に調子を整えていきたい所ですよね。

 

しかし、そんな美味しいところだらけの栗にも落とし穴が。それは、非常にカロリーが高い事である。

何も調理していない生の栗でも5個も食べればご飯茶碗1杯分と同じくらいのカロリー量となり、砂糖で煮たりすれば当然ながらカロリーはさらに上がるのである。

なので、身体に良い要素も多いも、食べ過ぎには注意なのである。

 

筆者は栗単体ではあんまり食べないのですが、モンブランとかは好きですね~うま~

意外な健康目安、握力

元より左手の握力が少なかった筆者。一昨年に事故られた事でそれが更に悪化し、握力が非常に大変な事になっている今日この頃です。

物を握れないと言う事は無いのですが、それでも左手にぐっと力を込めてみて『あ、力が入ってないなコレ』と分かるレベル。

でも、生活に支障が無く、たまにスマホを落とすくらいしか悪い所は無いので問題はなさそう…と、思いきや握力と身体の健康は非常に深く繋がりがあるとの事。なんと。

 

そもそも握力とは、その通『手を握る力』である。握る力が無ければ当然ながら日常生活に支障をきたす訳なのですが…

例えば脚力が無ければ、移動が出来ない他下半身の血流が悪くなる為に健康を害するとか…顎の力が無ければ食事をするのが困難であると同時に、顎を動かし脳が刺激されない為に認知機能が低下する等の影響がある事は、何となく分かります。
ですが、握力が低いと健康に影響するとて言うのがイマイチ繋がりが見えずに分からない所

しかし、そこにはちゃんと理由があったのだ…

握力を使う事。つまりは手指を使う事にもなるのですが…人間の脳内で手に関する部分の面積は非常に大きく、実に脳全体の内の約3割を占めており、単純な話で手を使うと脳の3割の部分が活性化されるのである。

逆に指を使う、手を使う場面が無ければその部分は活性化されない、つまり脳が働かない状態になるのだ。そして、脳は使われなければ機能を弱まるのであり…結果的に機能が低下するのである。

 

また、この握力。実は全身の筋肉量の目安となっていると言われており、身体の筋肉の量が少なくなれば握力も低下していると言うのである。

どう目安にすべきかと言うと、ペットボトルを持っていただき、そのキャップを開けてもらう…ただこれだけである。

キャップを開けるのが大変だった、キツイと言う場合には身体の筋力と共に握力が低下している恐れがあります。

キャップを開けるのに必要な握力が大体15-20㎏との事なのだが、それが大変だと思うようになる場合には筋力低下に注意が必要で…具体的な数字で言うと男性なら握力30㎏以下、女性なら握力25㎏以下になると全身の筋肉がかなり低下している状態になる。
こうなると色々と健康に害が出る可能性がある事と、心疾患のリスクや脳卒中のリスクがグンと跳ね上がり注意が必要なのだ。

筆者は右の握力はまだいい物の、左の握力はちょっとキツメな印象なので実にヤバです。

 

なもので、ペットボトルの蓋を回すのが一苦労…と言う事に心当たりがある人は、ちょっと意識して握力を鍛えるようにしましょう。

握力を鍛えるのにメジャーな所はハンドグリップなどの道具を使って鍛える方法ですが…これ、わざわざ買ってこないといけないし、軽い物と言ってもやはり使い慣れてない人や握力が足りない人にとってはきつく感じる物。

 

なので、最初は家にある物で軽く鍛える所から始めるのが良く、最も手っ取り早くできるトレーニングの例としてあるのが『雑巾絞り』
左右両手を使い、其々を違う方向にねじる力を入れる為に握力と腕の筋肉を使用するのである。

この際に使う物は必ずしも雑巾を使わなくてもよく、家にあるタオル等を使用して構わない他、濡らさずに乾いた状態で行なっても構わないのである。

レーニングの道具と比べると効率は良くないであろうが、ムキムキになる為ではなく最低限の筋肉を育てる為と考えるのであれば上等ですし、アレンジ次第では更なる負荷も加えられる為に即席で出来ると考えるのなら決して悪くないのである。

 

と、言いながらも筆者も人の事は言えず…握力を鍛えなければならないのである。

睡眠時間取れてる?足りない睡眠を補う短時間睡眠法!

夏も終わり9月にはいれば涼しく…なんて言うのは昔の話。いくらかは落ち着いてくる物の、9月や10月も暑い日が続いたりするから困りもので、暑さ対策はまだまだこれからも必要そうな気配である。

特に昼間はその通り夏と変わらない暑さを保つ一方で、夜は気温がグンと下がる季節に入り、日中と夜間の寒暖差が非常に大きくなる為に、気が付かないうち疲労等で体が弱り 体調を崩しやすくなる季節です。

身体が弱れば風邪などの感染症はモチロンの事、まだまだ昼間の暑さゆえに夏バテならぬ秋バテ熱中症などもありますので注意が必要になってきます。

 

この時期の体の疲れの原因となるのは寒暖差を始めとして様々な物が考えられるけですが、疲労を回復できないで次の日に持ち越す』と言う点も原因になります。
特に人間が体力を回復するのに必要なのは『睡眠』である。

しかしこれも、とりあえず長く寝ておけば大丈夫…問う訳でもなく、たとえ長時間の睡眠時間を取ったところで、質自体が悪ければ身体の疲労は全くと言っていいほど取れないのだ。
また、よく寝れる時に寝る『寝だめ』なんて話も聞くが、これも実際は意味が無い行為だったりするのだ。

 

「寝だめ」とは、平日はあんまり寝れないから休日なんかに一気に寝ることで、まとめて睡眠時間を得る事だが。
総合してみれば確かに睡眠時間は取れているように感じる物の…もう一回言いますが、実際は「寝だめに意味はありません」!

日頃の睡眠負債を補うために休日にぐーがー多めに寝る人も多いかと思いますが、この言葉通りに多く寝る事で睡眠時間を『貯金』出来る訳は無く、いっぱい寝たからしばらく寝なくてもヘーキなんて事も無い。人間の身体にそんな機能はついていないのだ。

一時的な睡眠不足の改善には役立つのだろうが、それでもその時限りにしかならないのだ。

また、変なタイミングで長時間寝続けてしまう事により、ちゃんとした時間に寝れなくなってしまい、逆に身体が疲れる原因になってしまうとも。

しかしそれでは日頃が忙しくて、まともに睡眠時間が取れない人たちはどうやって睡眠負債を返せばよいのか?となってしまう。

 

日常、寝る時間が少ない…中々疲れが取れないと言う人におススメする方法がコレ。20分間の短時間な仮眠を取るパワーナップと呼ばれる睡眠方法…つまりはお昼寝である。

この20分と言う数字は、寝始めてから睡眠が深くなっていく丁度手前の段階であり、簡単に言えば『キリっと起きれて、尚且つ頭がぼやけない時間』がコレになるのだ。

これ以上の時間、30分とか40分とか寝てしまうと頭の他に身体の休息も入る深い眠りにつくために、20分と言う僅かな時間が一番スパっと起きれるのである。

このパワーナップは割と海外の企業や大きな企業の中でも、採用されるくらいに効果がある方法で、筆者もお昼休憩の後に15-20分くらい眠るのですが成功すると午後から眠気なくスパッと起きていられます。なお、失敗した時は…

 

  • 休日の日の短時間睡眠(ホリデー・ナップ)

先の20分睡眠(パワーナップ)と同じような睡眠方法の一つで睡眠不足をある程度解消する短時間睡眠方法に「ホリデー・ナップ」と言う物がある。

簡単に言えば休日にとるお昼寝の事で、『1:朝の睡眠と近くない時間』『2:夜の睡眠時間を邪魔しない時間』の二つの条件を満たしたうえで取る30-90分くらいのお昼寝である。
この程度の時間で、二つの睡眠時間とかぶさらない事により生活リズムを崩さずに睡眠をとる事が出来るので身体も疲れず、睡眠負債の解消につながるのだ。

 

睡眠不足は生活リズムが崩れて疲労がたまるだけでなく、生活習慣病や肥満、鬱病などのリスク増加にもつながります。

しかし、そうはいってもきちっととる事が難しい人たちも実際多いと思われます…なので、上手くこの短時間睡眠を活用して身体に疲れを残さず睡眠負債を抱えずに過ごしていきましょう!

怖い話で身体が涼むって本当なの?

8月のこの時期。夏の暑さも、お盆を過ぎると徐々に弱り始めてくる…とは聞きますが、まだまだ暑い日は続くのであり、熱中症などには注意が必要であります。

最近のお盆の時期はあまりやらなくなりましたが、以前はこの時期になるとどこのテレビ番組も挙って「心霊写真」「心霊体験」等の怖い話を取り扱った物です。筆者、信じる・信じないは別として、あった方が面白いと思う派なので、あの手の番組は好きだったりします。

怖い話と言えば、夏の涼しみ方の一つに『怪談話』があるのは知っている人も多いかと思われます。怖い話を聞いたり話したりすると身体がぞくっとするから暑い日には良い…と言うのが理由らしいのですが、実際にこの怪談話によって涼しむ事は可能なのですかね?

 

結論から申し上げると、びっくりする事に涼しむことが「できる」という事。

以前にとあるテレビ番組でも同じような事を実験した例があるのだが、その際にはちゃんと体温が下がっている結果が、温度計とサーモグラフィーから分かっているのだと言う。

物理的に直接冷やす訳でも、何かを食べたり飲んだりして体の中から冷やしている訳でもないのに体が寒くなると言う…これもやはり迷える霊魂の仕業なのか?

実はこの事象、ちゃんと科学的には解明されているのである。
簡単に言えば、怪談話をする事で恐怖を煽り、身体にストレスを与える事で体温が下がるのだと言う。

人と言うか、生物が恐怖を感じる場面と言えば身に危険が訪れた時であり、敵対生物と遭遇した時や災害などに見舞われた時は特に分かりやすいでしょう。

このような危機的な状況による極限の緊張は、自律神経の働きを強くさせて心拍数などの上昇を促すとともに、身体の四肢や皮膚への血流量を少なくさせます。

そうすると、冷え症などで血流が悪くなった部位が冷たくなる原理と同じく、手足や体表面の血流量が下がり「身体が冷える」となるのです。

 

何で身体が身に危険が感じると血行が悪くなるのか?身に危険が及ぶのなら、四肢への血液量を多くして、いつでも動けるようにした方が良いのでは?と思うのですが、実はその逆で、危険な状況であるなら『いつ怪我をしても止血できるように』と言う事のようです。
なので、怪我をしやすいであろう手足の血流量が減り、逆に主要臓器のある身体に溜まるのである。

 

まとめると、怖い話によって身体が恐怖を感じ、脳内から出たアドレナリンの効果によって手足の血行が悪くなり、冷たくなって寒く感じる…つまり涼しさを感じるのである。

 

日本の夏に怪談話をする文化は古くから存在し、 知っている人も多い「百物語」なんかは江戸時代ごろに度々書物として出されており、更にはその原点に当たるお話と言うのは室町時代に既にあったと聞きます。

…元々、お盆などに行う怪談と言うのは「涼」を得る為の物でなく、お盆に帰ってくる霊の鎮魂・慰霊の為に作られた文化であると言います。

お盆時に帰ってくる霊には様々な物があって、中には怨霊や悪霊と言った物も地上に帰ってきます。そういった霊の恨みや苦しみを物語として語り、様々な人に知ってもらう事で鎮魂とする…といった感じだったのだとか。

それがやがて歌舞伎などにも取り入れられ大衆化していった結果が、今の怪談話となるようです。

 

最近の暑さは尋常ではなく、怪談話でどうのこうの出来るレベルでは無いのですが…たまには怖い話を通して、見えないお友達を傍に感じながらゾクリとするのもこの時期ならではだと思います。

眼の中を泳ぐ光の点。妖精の正体は…極小のあれ

前回、ニキビダニのお話をさせて貰い人の皮膚の上にも微生物が存在していると言うお話をしましたが、今更ながらコレを発見した人どんな気持ちで見つけたのか

こういった微生物が発見されたのは顕微鏡が作られて少しした後の1674年の事で、それまで当然目に見えない程に小さな生物が存在していたなんて誰も信じていませんでした。まぁ、目に見えない物の存在を信じろなんて言われても…と考えると分からんでもない…

 

当時作られた顕微鏡は簡単に言えば金属板に丸いレンズを入れただけの物ですが、拡大率は実に100倍~200倍もあったとか。

小さい物を見るにはそんな感じで顕微鏡や虫眼鏡と言った物を使うのですが、実は人間の目の倍率も中々侮れず、100μm程度の物であれば頑張れば見ることができ、時にはもっと小さなものを見ることができるのである。

 

時々、背伸びをした時や空を見た時に視界の中にチカチカ光る無数の点のような物を見たことはないでしょうか?

何個もチカチカが現れてランダムに動いて、いつの間にか消えてしまう。たまに、目の何か障害・病気を疑ってしまう人もいるのですが…実はこれ、さっきの「結構小さなものが見える」というお話につながりがあったりします。

目の中を泳ぐ無数の光の点。これには実は名前があって、この点が見える現象を「ブルーフィールド内視現象」と言い、光の点の事は「青空の妖精」と呼んだりするそうな。

そして、この「青空の妖精」の正体は、眼球の血管内を移動する「白血球」なんだそうだ。

白血球の大きさは約6-30μm。怪我で出血すると分かる通り、普通では白血球を肉眼で観察する事は不可能です。んでは何で、これが見えるのか?

答は割と偶然が重なってという感じなのである。

血管内を移動する赤血球と白血球は、赤と半透明な色をしているのですが、空の色(青色)を通してこれらを見ると、赤血球の赤は青を吸収するために黒く影になり逆に白血球の半透明は僅かに光を透過するのである。

このままだと「じゃぁ、空を見上げると赤血球の陰が目の中に見えるんじゃない?」とも取れるのですが、ここで眼球…というか脳の機能が働きます。

脳には「眼球に被さる影部分を補正する」という便利な機能が付いており、これによって眼球に映り込む影の部分は周囲の色に合わせて塗り消されてしまうのである。

つまり、本来映る筈の血管の影や赤血球の形も全部脳内の編集で消されてしまっているのだ。

しかし、この機能で影は消せても白血球による光の透過によるチラつきは消せない為に、白血球だけちらつきとして見えるのである。

 

このブルーフィールド内視現象は白血球の動きがたまたま見える現象である為、その通り病気でなんでもない。そう、一時的な物でほおっておいても全く問題ないのである。

しかし、同じような「視界の中に影が入り動く」現象として区別しなければならない物が「飛蚊症」である。

こちらも眼球内の物が視界に映り込む現象であるが、「ぼやけた糸くずのような物」「目の動きに合わせて漂うように動く」ので、チカチカ光る物が移動するブルーフィールドとは見分けがつきやすい…とはいえ、知らない人が見えたらどちらも同じに見える可能性も。

飛蚊症は加齢、又は生まれつきと言うパターンが多いものの、中には外傷や病的な要素によって発生する事もあり、特に以前までなかったのに急に眼の中にゴミのような物がいっぱい見えて…という場合は要注意案件になります。

例えば、眼球の最奥にある網膜が剥がれて最悪失明につながる「網膜剥離」の初期症状がこの飛蚊症になるのである。

なので、目の中に何か見え始めて長時間消えない・増えていると言った状態であれば、視力に直結する病態の可能性もある為に検査を嫌でも行いましょう。

暑い日本の夏。昔はどう乗り切ったの?江戸時代の暑さ対策

今年もやって来た暑い夏。毎年のように「過去最高の猛暑」の文字が出てくるのでありますが、このまま過去最高をずーっと更新していったらこの先、どの位の気温になってしまうんですかね??

とりあえず、しっかりと暑さと日焼け対策をして暑い夏を過ごしましょう!

 

さて、世界から見ても日本の夏は気温が高く、湿度も相まって非常に過ごし辛いと聞きます。
今でこそ冷房なんかがあって過ごしやすい訳ですが、冷房が無かった昔はどのように過ごしていたのでしょうかね??

と言う事で、今から遡る事200年以上前の大江戸の時代。

当然、ここまでさかのぼれば冷房もなければ、冷蔵庫からキンキンに冷えたビールやアイスを取り出す事すらできない。

そもそも『氷』なんてものも手に入らない時代である為に、今の時代と比べて過酷さが異なるレベルなのである。

今では考えられない様な『何もない時代』の夏を人々はどう乗り切ったのでしょうかね??

 

この時代の涼しさアイテムの基本となるのが「うちわ」もしくは「扇子」

冷房技術が優れた今ではその通り、お店や商品のプロモーション用だったり衣装のワンポイントで持ったりと涼しむため以外の使い方が多い感じになり、納涼グッズとしては下がった立場に

さて、納涼用品として見た場合にエアコン等と比較するとどうしても勝てない訳ですが、涼しさが無いのかと言ったらそう言う訳でもありません。

人の身体には、熱した体温を下げる機能として発汗による気化熱作用があるのですが、人の身体の周囲には厚さ数ミリという動かない空気の層があります。

この空気層部分のせいで、皮膚上に体温がこもり上手く気化熱が作用しないのである。

うちわや扇子による風はこういった『動かない空気』を動かし、身体の熱を取り除いてくれるのだ。

また、冷房などと異なり自然に近い風なので身体を急に冷やさないという点も見逃せない。

 

又は打ち水朝や夕方などに道に水を撒く事によって涼を得る方法で、昔よりも現代の方がより高い効果が得られるという。

こちらの原理は、夏の日差しで道路が熱される前に水を撒く事により、地面の温度が上がり熱が籠る事を防ぎ(放射熱の制御)、また気化熱によって蓄積した温度を逃がしてあげる方法になる。

日がガンガン照り付けている所に水を掛けたくなるが、正しい打ち水としてはなるべく日陰になっている場所に水をまき、加えて風通しが良い場所であれば尚良い。

こうする事により比較的長い時間、打ち水による気化熱の効果を持続させる事が出来、撒いた水によって地面に熱が籠るのを防いでくれるのである。

また、昔は暑さしのぎの他に乾いた地面より舞い上がる砂埃等を防ぐのにも用いられたという。外の道路だけではなく、ベランダ等でやっても良い。

 

夏の日差しが強い時になると設置する家も割と多いのが『すだれ』、もしくは『よしず』

葦や細く割った竹を規則正しく並べ板状に固定した物で、陽をうまく遮り風を通してくれるので、開けた窓に使用する事で風を通して直射日光と虫を通さなくする。

『日陰の下は涼しい』という単純明快な効果なのであるがこれが馬鹿に出来ない。

冷風のような直接温度を下げる効果は無くとも、日陰の下は地面からの反射熱等が無い為に温度が押さえられており、日向との差は10度以上にもなるとも。

 

江戸時代は電気が無い分、こう言った方法で涼しむ努力をしており、面白い事に今の扇風機の原型っぽい物をうちわで作っていたりもする。(手動回転式の複翼団扇)

最近は世界情勢の事もあって色々な物も値上がりしており、電気代なんかも結構上がっているようで…なので、今年の夏は上手く昔の技術(テクニック)を使いつつ賢く電気を節約していきましょう!

肌の上にも世界がある。人肌の上の怪獣、ニキビダニ

地球上には様々な場所があり、こんな所に生物なんていないだろうなんて思うような場所でも生き物が住んでいたりします。

完全に生物の存在がない場所があるとすれば、今の所、地球外であるか人の手が加わって厳密に管理されている場所のどっちかしかないのである。

…さて、何が言いたいのか?と言うと…地球上の生物生息範囲に例外が無いように、人の皮膚の上にも小さな生態系が存在しているのです。

黄色ブドウ球菌アクネ菌等の常在菌や表皮ブドウ菌などの皮膚常在の細菌類や、肌に住む微生物の中では恐らく最も大きい種類となる「ニキビダニ」など…約1兆もの数の生物が皮膚上に住んでいます。今日はそんな肌の上の怪獣のお話。

 

人のお肌に居候している微生物の中で最大生物である「肌ダニ」こと「ニキビダニ」。大きさは僅か約220-300μmと言う小ささ。髪の毛の太さが約80μmと言う事で、髪の毛の太さよりは大きい物の肉眼ではやはり見えない。

人の皮膚上を生活圏にしており、新生児を除くすべての人間の皮膚上に存在していると言う。そして、その新生児も親に抱っこされたりされて皮膚接触する事で感染するのである。

勇気のある人は見てみても良いだろうが…細長い身体に4対計8本の足、そしていかにも『虫』といった感じの頭…と、これらが人体の皮膚上に無数に存在している訳です。

ニキビダニがいる場所は人の毛穴の中。この中に5-6匹単位で潜んでおり、諸説ありますが人間の体毛の数は平均して140万本と言うので、これらをまとめると一人の身体に約700~840万匹存在していると言う事に…うわぁ

 

その名前のとおり、ニキビの内部を調べるとかなりの数を確認できると言う事なのですが、健康な普通の肌上にも存在しているために、『一カ所にいっぱい集まっていたからニキビが出来た』のか『ニキビがあるから集まってきている』のかその辺はよく分からないんだそうです。

しかし、あまりに増えすぎた場合には皮膚に湿疹ができることは確認されている。この状態は、特に免疫不全のように免疫力が極端に低下している場合や、生活の乱れなどにより皮脂などが多くなると引き起りやすくなると言います。

 

見た目は気味悪く、こんなのが大量に肌の上にいると…と、思うとちょっとゾワゾワとしますが、このニキビダニは確かに増えすぎると厄介な事になりますが、基本的には皮膚上の余剰な角質や汚れなどをモシャモシャ食べてくれるので悪さはしません。むしろそういった物を除去してくれるわけですので、ある意味皮膚上の清潔を保ってくれている生き物になる訳です。

 

とは言え先の通り増えすぎてしまうとお肌に様々な影響を出すので、過剰に増えぬように対策をしなければならないのですが…まぁ、正直言って生活習慣をちゃんとして肌を清潔にしていれば問題はないかと。

夜もちゃんと寝て、食事もちゃんと取り、油っこい物やお酒類は少なくして、めんどくさくとも顔はちゃんと洗うようにして…とすれば、極端に増えることは少ないと思われます。

また、ペット(犬・猫)にもニキビダニは存在しており、時にそれが増えすぎることで毛が抜けたり、ニキビのような物が出来たりするのですが、ニキビダニ自体は人間の物と何ら変わらない為にペットから人に感染して同じような症状になったりはしません。

 

体調が悪かったり、連日の夜更かしにて急にニキビが出来たと思う場合は、体力やら免役能力やらが下がって肌上の健康が悪くなり、ニキビダニの活躍によってポッコリできてしまう事が大体です。そんな感じで、肌にぽちっとできた場合には皮膚の上に住む小さな共存者の事を思い出してあげてください。