くそ…結構いるじゃないか!海に潜む危険生物

3fa3911a779526bfa8bac8014e38a684_s7月の第三月曜日は海の日となっております。そして、ちびっ子たちはそこから夏休みに入る訳ですね。なんやら最近では、夏休みを短くしようという話も出ているらしく、いずれは夏休みもなくなってしまうんですかね?

さてさて、夏と言えば毎年恒例「海」のお話になる訳ですが、まず海水浴にせよ磯遊びにせよ危険は常につきものです。

目に見える範囲での危険であれば回避したり注意したりできるのですが…まぁ、中々に難しい場合もあります。特にクラゲのような海の中では見えづらい危険生物も存在し、その他にも危険な生き物と言うのは結構います。要注意ですね~

てなわけで、今回はそんなクラゲ以外にも意外といるぞ!海の危険生物のお話と行きましょう。

 

以前にもお話したと思いますが「クラゲ」刺胞類と呼ばれる毒針を持つ生き物になりますが、毒針を持つ生き物はこれだけではありません。

好きな方もいるかと思われますが、海の中のイガ栗こと「ウニ」。このウニの中にも棘に毒を持っている物がいます。その中でも特に危険なウニ「ガンガゼ」。直径は5~9cmですが、針の長さが最大で30cm近くなるというやたら棘が長い黒ウニです。夜行性の為、日中は物陰にいるのですが、その棘の長さから、穴の中や物陰から棘だけが伸び出ていると言う事がたびたびあり、踏みつけて怪我をする場合が結構あるみたいです。

しかも、「他のウニ棘よりも先が細く尖っている」「折れやすい上に逆棘がついている」「 刺さると毒の為に酷く痛む」と厄介な性質を持っているため、他にも毒棘を持つウニはいるのですが、ダントツで注意しないといけない種類になります。

 

比較的に暖かい海で見られる大きさが15~30cmもある、全体に棘の生えた足が10本以上あるヒトデ?のような生物…これを「オニヒトデ」と言います。成程、この見た目はまさに「鬼」と言うか「魔物」ですね。

主に暖かい海に分布し、サンゴなどを餌にしており汚染にも強い事も相まって「サンゴ礁の敵」とも言われているそうで、沖縄などのサンゴ礁のある地域では積極的に駆除対象となっているようです。

さて、このオニヒトデの棘は体全部に禍々しい程に生えているのですが、前のガンガゼと比較すると棘先が若干丸く、あまり刺さりやすさはないと言います。また、その毒も人によって強弱の出方が違うと言い、毒が効かない人では「刺さった傷で痛い」くらいで済む人もいますが、重症になると激しい痛みとアナフィラキシーショク症状を起こす為に油断はできません。

 

投げ釣りをしていると様々な魚が釣れるのですが、その中には魚以外のハズレが釣れる時があります。そのハズレの中でも一番の大ハズレ、それがこの「ウミケムシ」になります。海にもいるのかコノヤロー!

このウミケムシ、見た目は毛虫なのですがゴカイの仲間に属しており、普段は毛が無く危機が迫ると一気に毛がにゅるりと生えてきます。しかも、大きさが10cmもあり水の中を泳ぐ+意外と速いと、下手したら気持ち悪さは毛虫以上です。ちなみにアクアリウムの海水版をやる人たちの天敵だったりします。見た目気持ち悪いに加えて異常なスピードで増えますので水槽リセット物です。

このウミケムシの毒毛は普通の毛虫の物と違い、ガラス質になっており非常に刺さりやすく、刺すのと同時に毒が注入されるので棘を抜いた後も毒が残ります

 

その他にも猛毒を持つ刺す貝「イモガイ」や、見た目が小さなナマズorドジョウで群れを成して泳ぐ「ゴンズイ」、知らずに踏みつけて毒針で反撃をしてくる「アカエイ」等があげられます。クラゲなどは皆さん注意するとは思うのですが、その他にもさまざまな危険な生物はいる物です。皆さんも注意ながら快適な海遊びをしてください!