晴れ時々ホネ

dd4d6d5abed0a8ded2549de2b166bd96_sさぁさぁ、やってきました10月です。朝方なんかはもうかなり寒いですよね。 風邪とかは皆さん大丈夫ですか?風邪は引き始めに注意が必要ですからね。 うがい手洗いをちゃんとして、身体を冷やさないようにして予防していきましょう。 引いちゃったら、ちゃんと温かくして栄養と水分を取り、身体を休めましょう。

 

さて、唐突ですが10月8日は【骨と間接の日】です。1999年に日本整形外科学会が制定したもので、「ホネ」の「ホ」をばらばらにすると「十」と「八」になるから10月8日が骨と間接の日だそうです。 なんと言うか・・・日本人って語呂合わせ好きですよねぇ~ えっと・・・「骨」は、カルシウムを主な主成分とする、人体の中でも屈指の強度を持つ組織です。人の形を作るうえでも重要な働きをし、筋肉・関節と連動することにより複雑な運動を可能とする他、その強度で臓器を守ったり、赤血球や抗体である白血球等を作るのも骨の役割です。硬いだけが能ではなかった訳ですか。 ちなみに人の身体では大小合わせて約200個の骨が存在しますが、一番大きいのは大腿骨で、なるほどという感じですが…一番小さいものは耳の中のあぶみ骨というものらしいです。こっちは始めて聞きました。なんでも、大きさ僅か2mm~3mm、重さは0.002gで鼓膜から伝わる音の調節をする骨だそうです。良く見つけたと思いますよ。うん。

 

年齢を取るとどうしても弱くなる骨・・・骨粗鬆症なんて病気もあるくらいです。 この骨粗鬆症は、骨を構成する繊維が細くスカスカになってしまい脆く折れやすくなってしまう病気で、男性よりも女性がなりやすく・・・なんと50歳以上の3人に1人が骨粗鬆症と考えられております。うぅ~ん、結構多くの人たちが骨粗鬆症になってる訳ですね。 加齢とともにカルシウムを身体に取り込む力が弱くなることが原因の1つで、カルシウムの吸収を促す薬や骨密度を高めるお薬などもありますが、バランスの取れた食事と適度な運動にて、骨粗鬆症を防いだり、進行を遅らせることは出来ます。 食べ物の中でも特に骨粗鬆症に効くのでは?といわれているのが・・・この時期おなじみの果物である「みかん」であります。

 

みかんの中にはβ-クリプトキサンチンと呼ばれる成分があり、この成分が骨を作り変える細胞の1つである破骨細胞を制御し、骨密度の低下を防いでくれます。 また、みかんには他にもβ-カロチンやビタミンCによる体力回復や免疫の強化効果があったり、豊富に含まれるカリウムによる高血圧の抑制、食物繊維の一種であるペクチンの効果による便秘改善なども期待されている色々と有能な果物です。あと、美味しい。 ちなみに1日に4個位が摂取目安みたいです。後は、先にも話しました通り、適度な運動も必要です。骨は刺激を与えることにより健康に丈夫に育ちます。 先に出ました破骨細胞は、古い骨を溶かし壊すのが役目ですが、それに対して壊された場所に新しい骨を作る細胞があります。それは骨芽細胞と言い、この破骨細胞と骨芽細胞の連携により我々の骨は約3年位ですべて入れ替わると言われています。 しかし、この骨芽細胞は運動等で骨に刺激を与えなければ活発に動かないのです。 つまり、適度な運動で刺激を与えないと骨を壊す細胞の働きの方が強くなり、骨は弱くなってしまいます。 スペースシャトルに滞在する宇宙飛行士が長期滞在から地球に帰ってくると筋力が低下している他に、実は骨密度も下がっています。コレは、宇宙空間だと無重力で歩いたり重いものを持ったりと言うのがない為、骨に十分な刺激が加わらず骨密度が低下するのですよ。 まぁ、特別な運動でなくとも日ごろ歩いたり、階段を使うのも骨に刺激を与えるのに良いでしょう。

とまぁ、後半は専門的な感じになっちゃいましたが、まとめると・・・「適度な運動と食事にて、丈夫な骨を保ちましょう」と言うことです。