純粋な疑問…なんで、寒いと身体は震えるのか?

f:id:pegasasu-0120:20201012140417j:plain

去年の今時期は一貫して暖かかった訳ですが、今年は暖かい日に交じって寒さが強い日もあると言う。まぁ、前年度が色々とおかしかった訳なのですが…

さてさて寒い夜の日は、熱いお風呂に入って身体の芯まで温まると最高に気持ちが良いのですが、我が家は浴室が異常に寒い為に湯につかるまで寒いのと、他のお宅では分かりませんが…ウチでは出してからもシャワーがしばし水なので冷たくて仕方がない

風呂場で服を脱ぐより先にシャワーをお湯で出しっぱなしにして、ついでに風呂場を温めておかないと風邪をひいてしまう…

一回、お湯なってるもんだと思って風呂に入ったら底の方が水になっていて割かし本気で死ぬかと思いました。いやー、寒い時にソコソコ冷たい水に急に浸かると、ホント心臓がぎゅってなる物なのですねー(白目

さて、その通り風呂場を温めないで迂闊にも衣類を脱いでしまった筆者の末路として、寒さで身体がガックガクになっている訳なのですが…なぜ、寒いと身体は震えるのでしょうか?

 

寒かったり、悪寒がした時に身体がブルルと来るあの震えの事をちゃんとした名称で言うと「シバリング」と呼びます。

このシバリング、寒い時に出ると言った点から分かる通りに、身体を震わせることで温度を作り出して体温を上昇させるために行われます。

何気なくブルブルと体を震わせるわけですが、実際の所はこの震えは連続して1分間続けた場合は200-250回と言う割と凄い速度で震えており、震えてるときと震えてない時の熱生産量の差は最大で6倍もの差が付くと言う。

しかし、筋肉を高速で痙攣させて熱を作ると言う仕組みなために、消費酸素やエネルギーの都合上、長時間身体を震わせる場合の熱生産量は6倍から2倍にまで下げられ大分抑えられると言う。まぁ、ずーっと分間200-250回震える速度をキープしていたら身体が逆に持ちませんので…

ちなみに熱を生産すると言う観点から、エネルギー=脂質(脂肪)が落とされる?と思われがちですが、この場合は脂質からエネルギーを作る訳では無く筋肉内部に貯蔵してある糖質(グリコーゲン)の方を消費するために痩せません。

震えるだけで痩せれるダイエットみたいな甘い話はありませんよー。

 

ちなみに、気温は一定なのに風邪を引いたりしたときにブルルと感じるいわゆる悪寒

これも身体が寒くて震える点ではシバリングと一緒であり、体内に侵入したウイルスや細菌をやっつける為に体温管理を司る脳の部分が限定的に体温の最大値を上昇させるのですが、この際に例えば今まで平熱が「36.5度」だったものを脳が「38度まで許可」にした場合、平熱の36.5度の体温では「低い」と見なされる為に身体が寒いと判断。シバリングが発生し、体温がぐぐーんと上がっていく訳です。

ちなみに、それでもウイルスや菌が中々に死ななかった場合には更に体温の限界点があげられる為に更にシバリングが発生すると言います。

 

そう考えると、インフルや風邪で高熱が続くと筋肉痛や関節痛が酷くなるのも、このシバリングで筋肉が断続的に震え続けるから引き起るのか。そう考えると筆者も納得…と思いきや、それはまた別な話であり、高熱環境で引き起る筋肉痛・関節痛はどちらかと言うと脳から発せられる、体温を上げるのを許可する為の物質によるものらしいです。

 

また、緊張などから来る身体の震えを「本態性振戦」と呼び、こちらはシバリングと異なって身体を温める為とか寒いからとは異なる物になります。

この「本態性振戦」…略して「振戦」は、日常的にも見られる物で特に高齢者なんかも多いのですが(高齢者のいわゆる『ふるえ』がコレに該当する)、そもそもの原因としては不明な所が多く、一応ストレスとか緊張とかが絡んでくるあたりから交感神経に何らかの影響があってでは?と言う説があるのだとか。

 

さて、今からの寒い時期だとブルルと来る事もしょっちゅうになり、風邪だって流行ってきます。ブルルとなる前に、しっかりと身体を温めて生活していきましょう。

毛が邪魔なら抜けばいいじゃない!って、抜いたら生えてこないの?

f:id:pegasasu-0120:20200904114030j:plain

朝。ただでさえ忙しいのに、身支度と言う厄介なイベントがほぼ毎日やってくる。

女性ならお化粧だし、男性なら髭剃りなどなど…メンドクサイのですが、やらないといけない…ぐぬぬぬ…

筆者も毎朝当然のことながら髭剃りをする訳ですが、さすがに「メンドクサイ」と煩わしくなる事も多く…いっそのこと脱毛を考えたりする事も一度や二度ではありません。

が、やはりその手は時間がかかるし、お金もかかるという事でやりたいもののなかなか手が出ない…せめてほっぺ周りの髭位は何とかしたいなぁ…

そんな、ぴょぴょんと剃り残しや目立った場所に髭が出てしまった時に役に立つのが毛抜き。髭剃りを使うまででもないが、どうしても気になってしまう髭を処理するのにすごく便利ですよね。

お手軽簡単に目立つ毛をピッと取れる毛抜き。

非常に便利なのですが、これってどの程度の効果…具体的には毛抜きで抜いた毛って生え無くなるもんなのですかね?

 

ぴっと毛を抜くと、うまくいけば毛根部らしきところまで抜ける為に永久脱毛的な感じがする訳ですが…実際は毛が完全に抜けても、毛穴の底にある毛乳頭と呼ばれる部分が大丈夫であればまた生えて来るので、毛抜きで抜いたからと言って生えてこなくなる訳ではありません。なのでいったんは抜けて綺麗になっても時間経過でまたニョキニョキと髭が生えてくるのです。

 

それに一時的には効果的でありますが、その通り「無理やり毛を抜く」訳ですので。皮膚…主に毛穴付近へのダメージは非常にデカい物であってそれによる被害も様々なモノがある為に、実際はあまりお勧めされないそうです。

 

毛抜きで失敗してしまった時に多い症状が「埋没毛」

その名前の通り本来は外に向かって生えるはずの毛が、皮膚下に埋まったまま横に伸びてしまう物になります。
毛抜きに失敗した時の他では、髭剃りで深く剃った後にもなる事があります。

多くの場合は放置していても、内部である程度成長してしまえばそれ以上伸びなくなるために自然消滅するのですが、その間は皮膚に黒く内部の髭が出てしまう事と皮膚に色素が沈着してしまう場合があり、どうしても見た目に影響が出てしまいます

かと言って無理に取り出そうとすれば、もちろん皮膚下ですので出血する事もあり、その出血がもとで感染症や、再度埋没毛が出来る原因になってしまったりします。

 

この他にも、毛包炎と呼ばれる毛穴の奥に細菌が入り込み、膿を持った赤い発疹を作り出す物があります。

コチラは、痒みこそないのであるが一度に複数個所に出来る事もあり、赤く腫れた場所の中央が黄色く膿の色が出る為にこれも又、肌の見た目が非常に悪くなるという。

しかもこちらも無理に潰してしまうと、内部に出来た膿に詰まっている様々な雑菌のせいで感染症にかかる事も珍しくなく、更には傷跡が残ってしまう事もままあるというのですからイヤらしい。

…口周りや顎下などの髭は抜いてても大して痛くないモノの、鼻の下とか唇の下とかは人によっては涙が出る程に痛いと言うのに、失敗して化膿したらもはや目も当てられないという。

 

うぅーん、そうなると髭を毛抜きで抜き取るのはあんまりよくない感じですね…

髭に限らず、他の個所のムダ毛でも毛抜きで処理は同じ理由からあんまりよくなく、痛いばかりで効率は最悪と言う感じです。

ちなみに人間の毛…正確には毛を作り出す毛穴は全部が常に使用されている訳では無く、「伸びる」→「止まる」→「抜ける」→「休む」の4サイクルを其々が繰り返す為、目に見えている毛の他にも休止中…つまり待機中の毛穴が存在しており、見えてる毛をうまく抜いてしばらく大丈夫だと思っていても、休止中の毛穴から毛が生えだして、結局割と早い周期で抜かなければならなくなると言います。

お金と時間があるならば「脱毛処理」をしてもらうのも一つの手かもしれませんが…うぅむ、筆者は大人しく剃るしかないかなぁ…

「蓮は泥より出でて泥に染まらず」今が旬のレンコン話。

f:id:pegasasu-0120:20201012140016j:plain

最近の筆者は食生活の見直しの一環もかねて油っこい物はあんまり食べないようにしている訳ですが、それでもたまに食べたくなる日があると言う物。

と言う訳でこの間、お昼にラーメン…と言うか中華ソバを食べに行ったのですが、ふと何気なしに思ったのがラーメンやチャーハンを頼むと付いてくる『レンゲ』。いや、それ自体はスープをすくったり、パラパラなチャーハンを食べるのに使う物だって分かるのですが、なんで蓮華(レンゲ)なのかなぁ~と。

一度気になり出したら止まらないのが筆者な物で、さっそく手元の端末で検索すると…

◆散蓮華(ちりれんげ)
中国や東南アジアで一般に用いられる陶製スプーン(匙)の日本での呼び名。蓮の花(蓮華)から散った一枚の花びらに見立ててこの名がある。単に「れんげ」と呼ばれることもある。

-Wikipedia「れんげ」 より-

となっていました。なるほど、蓮華の花びらに似ているって事なのですね。
でもって、そのついでに見つけたのがレンコンの旬が丁度今時期だと言う記事。なもんで今回はラーメン…ではなく、レンコンのお話しをしていこうかと思っております。

 

レンコンはその通り蓮の地下茎になる訳ですので、水の底…泥の中深くに埋まっています。

そもそも、水中の泥深くに根っこを生やすメリットって何なのだ?と思う訳ですが、水中はその通り外気と違って温度の変化が少なく、天候による急激な気候変動も少ない為に安定した環境になっており、様々な有機物が蓄積するために栄養豊富であるので育成環境的には最良なのだとか。ただし、問題もない訳では無く…最も難点なのが泥の下は酸素が乏しいと言う事。

その為、童謡の歌詞にも「穴の開いたレンコンさん」とある通り、レンコンの地下茎の肥大化部分には無数の空洞が作られています。

これは、酸素が非常に乏しい泥の中でも呼吸が出来るようにと、内部に空気を溜めている為になりこの内部に酸素を蓄積して行き渡らせる事によって呼吸を可能としているようです。

この穴の開いた姿に日本は「先を見通す」と言う意味を持たせており、縁起担ぎの一つとしておせち料理などでよく使われるようです。

 

さて、そんなレンコンですが食物繊維は当然ながら豊富であり、泥中に埋まっている為なのか亜鉛カリウム、鉄分などのミネラルも豊富に持っています。

他にも抜き出てビタミンCの含有量が豊富であることも注目される点ではありますが、ビタミンCが水溶性である為にレンコンの調理法とはハッキリ言えば相性が非常に悪いと言う。

特に、レンコンの灰汁の元となったり酸化して黒ずむ原因となる成分「タンニン」はご存知の通りポリフェノールの一種である為に身体に良いのですが、ある程度アク抜きをするとどうしても水溶性であるビタミンCやポリフェノールがさらされた水と一緒に失われると言うもどかしさ…

まぁ、栄養素全部が完全になくなってしまう訳では無いと思われるので、気になる方はしっかりアク抜きしても問題はないですし…逆にまったくアク抜きせずに調理する方も多いようですので、その辺は調理する人の好みで問題ないかと。

後は食べていて分かる通り、脂質や脂溶性ビタミンは殆ど持っていないのも特徴の一つである。

 

ちなみにレンコンの大元であるハスは、根っこくらいしか食べる所がなさそうに思われますが実際は、葉っぱ実の部分も生えている茎の部分も食べられ、なんなら花の部分も食べられたりします。

筆者は他の部位を売っている所とかは見た事無いので何とも言えないのですが、蓮の実と言えばトライポフォビア(ぶつぶつ恐怖症)で有名な奴ですよね…いったいどんなモノなのか興味があるような怖いような微妙な気分…

今月の旬 日本では根菜、外国では薬草…10月は「牛蒡」が旬

f:id:pegasasu-0120:20200904113813p:plain昔のお話である。第二次世界大戦が終えてからの事。一人の日本人が軍事裁判にかけられた。

戦争中の出来事に対して裁判を受けると言うのは珍しい話ではなく、やはり戦争中と言う時期なだけに様々な事件や違反が行われ、この人物もそんな人たちと一緒で罪状は「捕虜に対する虐待行為」

一体どのような虐待が行われたか?と言うと「牛蒡を食べさせた」と言う。

この「牛蒡」、麻薬などの隠語のように、何かをごまかす意味などではなく日本ではおなじみのあの牛蒡(ごぼう)になります。

曰く「食料不足ではあるが、できるだけ栄養がある物を食べさせようと思った」と言う善意の行動だったのであるが…まさに食文化の違いが生んだ悲しいお話になります。

 

さて、そんな悲劇の中心となった牛蒡が10月から旬を迎える季節になります。

最近でこそ和食の知名度も世界に広がっている為に「牛蒡」を知っている海外の人もいますが、世界各国を見てみると牛蒡を普段食べる根菜類として使用しているのは日本だけとの事。

牛蒡の伝来元である「中国」でさえも、漢方薬に使うか救荒植物としてしか使わないと言う。

 

先の人のお話にある通り、牛蒡は「栄養も豊富にある」食べ物になります。

水溶性、不溶性の二種類の食物繊維を持っている点を中心に、ビタミン類は幾分か少ない物の多様なミネラル分をバランスよく含み、カリウム亜鉛マグネシウムなどもちゃんと含んでいたりします。

また、皮の部分付近にはコーヒーなどでもよく知られているクロロゲン酸を含んでいる為、牛蒡を調理する際は「皮を取らない」等で調理するのが良いと言われております。

 

元々は漢方薬として用いられていたこともあるせいか、牛蒡には「薬」としての効果も色々とあるとされており、この場合は根っこの部分よりも種の方がよく使われていたそうです。

主に根っこの部分には「発汗作用」「利尿作用」があるとされ、欧米では「バードック」の名前でハーブティー(漢方茶)として用いられております。

一方の種の部分は漢方で「牛蒡子」の名前で扱われ、「浮腫み取り」「咽頭痛の緩和」「解毒作用」があるとされており、牛蒡子を煎じた汁を水で薄めて飲む民間療法なども存在する。

また、葉っぱの部分も種類によっては食べれる物もあり、他にも日干しにして入浴剤やうがい薬として使用する例などもあるそうです。

もう根っこだけではなく、葉っぱから種まで全部使いきれてしまうあたりが牛蒡の凄い所…

 

さて、もしそんな牛蒡をごっそりもらってしまった場合にはどうしたらよいのか?

この場合はよくスーパーなどで売っている「洗いごぼう「泥付きごぼうかで、保存できる期間が大きく変わってきます。

保存を考えた場合には「洗いごぼう」の方が実は長持ちしません。泥付きの方が保存次第で1ヵ月以上もつのに対し、洗いごぼうは1週間がいい所でしょうかね。

一度水にさらされている上に、洗われたごぼうは表面に細かな傷が出来ている為に痛み易くなっており、そこから水分も抜けやすくなっている為に乾燥しやすくなっています。

なので、洗ってある牛蒡を保存する際は乾燥しないようにラップでくるんで1週間くらいで消費仕切るように使いましょう。

 

一方、泥付き牛蒡のほうは新聞紙などでくるんで冷暗所に保存をすれば、常温保存であっても1ヶ月はもちます。

この際に牛蒡を横に寝せずに立てて置くことにより、より安定した保存を行うことが出来ます。自宅に庭があって地面が掘れる状況ならば、縦に穴を掘って牛蒡を埋める事でも安定して保存が出来ると言うので、もし庭がある家ならばそう言った保存でも良いかもしれません。この場合はさらに長期の2ヶ月くらいの保存が可能なんだとか。

10月は和食に欠かせないシイタケの時期

f:id:pegasasu-0120:20200821152026j:plain

つい最近の事。親戚よりでっかいシイタケを貰ったのですが…このデカさがまた凄いこと。

傘の直径が 掌ぐらいのシイタケなんて筆者は初めて見ました。

ここまでデカいと逆にどうやって食べるべきか悩む次第で、あーでもこーでもないと考えた末に結局焼いて食べました。シイタケステーキって言うのですかね、コレって?

ちなみに今月10月からは、その シイタケが旬の時期になっています。

日本で最も多く栽培され食用として出回っているキノコと思われるシイタケ。市場に出回ってよく目にする物は二種類で「生のシイタケ」と「乾燥シイタケ」かと。

この時期はシイタケに限らず、様々なキノコが旬の季節になってくるのですが今回はシイタケの方でお話をと思います。

 

シイタケと言うと煮物や天ぷら、炊き込みご飯と色々な使い方をされますが、和食において最も利用される「出汁」にも欠かせない存在です。

シイタケが持っている「うまみ成分」として有名な物がグアニル酸

カツオ節の持つイノシン酸と昆布が持っているグルタミン酸と合わせて三大うまみ成分として有名で、特にシイタケの場合はグアニル酸の他にグルタミン酸も持っている為に他の物よりもおいしい出汁が出やすいという。

 

美味しい出汁が取れるだけではなく、キノコである為に低カロリーであって尚且つ栄養も多いという。

さて、シイタケと言うと先の通り市場に出回っている物は主に二種類…生のシイタケと乾燥させたシイタケの二つになります。

この二種類のシイタケ。どちらも同じシイタケであるのですが、 生か?乾燥か?の違いだけで栄養素やうまみ成分の量が段違いに変わるのだそうです。さて、どちらが栄養素・うまみ成分が多い方になるでしょう?

 

正解は意外にも「乾燥シイタケ」の方になります。そのままの方(生の方)が栄養素が多いように感じる訳ですが、そこにはちゃんと秘密があるのです。

シイタケを乾燥させる…つまり太陽の光に当てる事により、シイタケの内部に含まれているエルゴステロールと言う成分が反応してビタミンDへと変化するそうで、必然的にシイタケ内部のビタミンDの含有量が増えるようになります。

他にも、水分が蒸発して失われる為にビタミンB類や葉酸と言った水溶性の栄養素が保存期間であってもしっかりと内部に閉じ込められる為、食べる時まで失われづらいと言った特徴も持っています。

 

食べる際は含まれている栄養素の多くが水溶性と言う事もあるので、生シイタケであればゴシゴシと水洗いをするのはあまりよくなく、さっと汚れをふき取る程度で行う調理が理想になります。

乾燥シイタケを水に入れて出た戻し汁は当然、「出汁」ですので 捨てるのは厳禁になり、使いきれずに取って置く場合は冷凍庫などで凍らせれば1週間までなら保存がききます。

ちなみに1週間以上の保管の場合は、味に変化があったりしますのでお勧めできません。泣く泣く捨てる事の無い様に、作る際は計画的に。

 

また、これだけ身近な食材であるものの、意外にも食べる際に注意があり、 生食や過熱不十分な物を食べると食中毒が発生する可能性が有るのだとか。

その名も「しいたけ皮膚炎」と呼ばれるアレルギー性の皮膚疾患で、皮膚上に酷い痒みが現れるそうです。先の通り生食や加熱不十分を理由に発症する事が多いのですが、中にはアルコール類と一緒に食べて引き起る印象が強いという意見も。

熱が出たりとか気持ち悪いなどの症状は無いのですが、傷跡が出来る程にかきむしって体中がひっかき傷だらけになるので地味に酷いという…特に悪い物を食べてないのに肌が赤くなって発疹が出て痒くなっている場合には、ちょっとだけシイタケも疑ってください。怪しいと思った場合の診察は最寄りの皮膚科で見てもらえるようです。

シイタケに限らず、この事はキノコ全般に言える事ですので注意が必要ですよ~

10月4日は、スウェーデン生まれの菓子パン「シナモンロール」の日!

f:id:pegasasu-0120:20200904113657j:plain

筆者は普段の食事はご飯(白米)が中心なのですが、たまにはパンを食べたくなる日もあります。

幸いにも「移動パン屋」が筆者の会社の所には定期的に車でパン屋さんが来るので、そちらさんから買うのですが…まぁ、色々な種類があって目移りしてしまいます。

菓子パン 総菜パン食パン、等々…買う事が好きな筆者である為に、気を抜くと買うだけ買って食べないなんて事もあったりするので、買う時は色々とセーブしながら買わなきゃならないのがまた大変です。

 

さて、10月4日はそんなパンの一つ「シナモンロールの日」となっております。

語呂も全然関係ないのに、何でシナモンロールなのか?と言うと、シナモンロールの故郷であるスウェーデンの方で伝統に習ってみんなでいっぱいシナモンロールを食べましょう!的な感じになって作られたのが10月4日であったと言います。

一応、1994年から続いていると言う事で、なんだかんだで25年以上続いている伝統記念日であると言う事です。

 

パン好きじゃなくとも一度くらいは見たことがあると思われる「シナモンロール」。

ぐるぐるの渦巻き状の形で、上にアイシングでコーティングされてたりする主食用のパン…ではなくお菓子の部類に入るいわゆる菓子パンになります。

その名前の通り、中にシナモンが練り込まれているので食べるとシナモンの香りや風味がしっかりとする(購入商品によります)。

菓子パンと言う事で、片手で手軽に食べられる比較的小型なサイズが一般的かと思われますが、中には直径20cmと超大型で200gもする大型の物もあったりします。

1個当たりのカロリーは…と言いたい所ですが、そんな事を気にしていたら菓子パンなんて食べられないッ!と言う事でここは置いといて…さて、その名の通りにシナモンロールの売りの部分である「シナモン」

漢方の世界では「桂皮」の名前で呼ばれ、様々な薬効があるとの事。

漢方的な見方をすれば、冷え性食欲不振の改善に用いられ、毛細血管の血行をよくしてくれると言います。

一方の西洋でハーブといて用いられる場合のシナモンにも色々と効能があるとされ、同じく血行を改善してくれる効能の他に水分の代謝調整を行ってくれるために「浮腫み」の改善や胃腸の調子を整えてくれる胃腸薬としての使われ方があります。

しかしその一方で、シナモンにはクマリンと呼ばれる成分が入っている為に過剰摂取によっては肝機能に障害を引き起こす可能性が有ると言われています。

 

…まぁ、しかしながらシナモンロールに含まれているシナモンの量なんてたかが知れていますし、かといってシナモンの枝をガリガリ齧るなんて事は無いと思うので心配は無いかと思われます。

あくまで、シナモンロールに入っているシナモンにはこういった効果があると言われていますよ~程度のお話にとどめておいてもらえれば、と思う筆者。

何か鳴ってる?鳴ってない?よく分からない『耳鳴り』

f:id:pegasasu-0120:20200827174921j:plain

漫画などでよくある表現。静寂を表す音…と言うと矛盾しているようにも感じますが、おそらくどんな人でも一度は耳に…もとい、漫画などで目にしたことが有ると思われるこの音。

すなわち「シーン」である。

「シーン」と大きく背景に書かれるだけで、そこが静寂に包まれているんだなぁと分かります…

が、静寂ってその通り音が無く静かだから「静寂」なのであり、「シーン」と言う音があるのはおかしいのでは?と思ってしまう筆者。

しかし、この「シーン」と言う音は実際に静寂時に耳の中から聞こえてくる音を擬音化した物であると言います。

 

本当に静かで何の音も聞こえない場所で耳を澄ませると耳の奥で音?とも何ともつかないような物が聞こえてくると思います。「シーン」とか「チー」とかそんな感じの甲高音だと思われますが…コレは『耳鳴り』とは違う物なのでしょうか?

 

約40%の人が無音の中で耳に感じている「音」の正体は「自音響放射」と呼ばれる物で、内耳から発生している音になります。

そう、鼓膜ではなく鼓膜の内側にある内耳部分からの発生している音なのです。

耳の中の内耳には「うずまき管」と呼ばれるカタツムリの殻のような形をした器官が存在しており、その内部に音を電気信号に変換して脳に伝える細胞があります。
それを通じる事によって、ただの空気振動が音に変換されて脳に伝わるのです。

この『振動を音に変換するための細胞』なのですが、実はこれが耳の中に聞こえる音を発生させる正体になるのです。

この細胞は人が気付かないだけで常に振動して小さな音を出し続けています。コレは、鼓膜より伝わってくる振動がいつ耳に入っても即座に電気信号に変換できるように、常時細かく振動をして機能を止めないでいる為になります。

車やバイクがすぐに移動できるようにエンジンをかけっぱなしにしているのと一緒ですね。

 

一方、突然耳に来て周囲の音をかき消す非常に甲高い音『耳鳴り』

聞える音も様々で、音の高さも様々。突然起こったかと思うと数分以内で治るものもあれば、全然治らない物もあったり、収まったと思いきや小さく音が鳴り続いていたなんて事もしばしば。

『耳鳴り』の方は「コレが原因」と言うにはその種類が多すぎて一概に言えないのでありますが、一般的に見たらコレが多いんじゃないかな?と言うのを取り上げるとすれば、ストレスや生活バランスの崩れからくる「自律神経の乱れ」や耳の弄りすぎなどからくる「耳の炎症」「加齢」あたりが多いかと思われます。(原因としては耳の病気や神経や脳の障害、薬の副作用などもある)

特に、耳鳴りと共に「眩暈」や「難聴」が一緒に引き起る場合や、数分経っても治る気配がない場合は何らかの異常があるとみて病院へ向かう事がすすめられます。

耳鳴りは治療が遅れれば遅れる程に治る確率がぐんぐん下がって行き、なんて事が無いように見えて地味に「聞こえない事or聞こえにくい事」に対するストレスや、音に対するストレスが高く、そのストレスによって更に耳鳴りの状態が悪化する可能性もあるます。

自分の事を考えたら一度は病院に行った方が良いかもしれませんね。

ちなみにかく言う筆者も二回ほど「突発性難聴」を起こしている為に、耳鳴りに付いてはイヤと言う程敏感になっています。(たまにキーンと来るだけで警戒してしまう…)

 

筆者が二度引き起こしている「突発性難聴」等は、かなりはっきりと耳鳴りが起こった瞬間が分かるのですが、他の物では割と分からなかったりする事も多いらしく、しばらくたってから耳が聞こえづらい➡片耳の耳鳴りが酷いと発覚する事も。

特に寝ている間に発症すると次の日に起きてから気が付かないパターンが結構あるんだとか。

人のみならず動物にとって大切な五感の一つである「聴覚」に関わる事ですので、少しでもおかしいと思ったら放っておかないでちゃんと治療を受けましょう!