カビやダニを助長する…この時期の困った結露さん

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さて、今年のクリスマスは24日の日曜日の休日ですので、家族や恋人と一緒にお出かけなんてのも良いでしょう。次の日は仕事の人が多いかと思いますので、羽目を外しすぎないようにと注意点はありますが…

ちびっ子にとってクリスマスは、プレゼントも楽しみでしょうが…ケーキやチキンなどのイベントでしか食べられない御馳走も、楽しみの一つと言えます。

ちなみに、この時期にチキンやらケーキやらで力を発揮するアメリカのKFC(ケンタッキーフライドチキン)…そのケンタッキーのCMで、カーネルさんの役をやった俳優の中には「マクドナルド」と言う名前の俳優がいたと言う雑学があります。ケンタッキーなのにマクドナルドとはこれ如何に…

 

さて、いつもだと雪が降るとがっかりするのにこの時だけは雪が降ってほしいと思うクリスマス。雪が降ると、当然ながら家の中と外では温度差が大きく生じて「結露」が起きます。

まぁ、雪が降らずとも冬時期だと窓によく水滴がついているのが分かるかと思いますが…なぜ結露が起こるのでしょうか?

 

以前に乾燥のお話でさせてもらいましたが、大気中には多かれ少なかれ、水蒸気が含まれています。その為、暖かい時期では水蒸気が多く、寒い時期では水蒸気が少なくなるので寒い時期の方が空気が澄んで見えるのですが…この「温度の差によって水蒸気の量が違う」と言うのが問題になるのです。

例えば寒い空気は水分を1つ持つことが出来るとします。そして、暖かい空気になると水分を2つ持つことが出来るとします。

冬の家と外とでは温暖さが大きくなります。その暖かい空気と寒い空気のちょうど間にあるのが窓ガラスですが、窓ガラス自体は寒い空気に触れているので冷たいです。

そして、その冷たいガラスに部屋の暖かい空気が触れると、冷たい空気に変化します。が、その際に2つ持っていた水分の内の1つを手放さなければなりません。

その捨てられた水分が窓にくっつくと結露になる訳です。

 

ガラスを例として出しましたが、結露自体ガラス以外の物体でも十分起こり、特に熱伝導の大きい物だと発生率が格段と上がります。

当然、結露は湿気の塊と言うか、もはや水分なので周囲を水浸しにして腐食を進めてみたり、カビやダニの発生を引き起こします。これでは人体への悪影響も避けられません。

そんな結露をどうしたら予防できるのでしょうか?

 

これらの解決策にはいくつかの方法があり、先の通り内外での温度差が生じる為に一部の個所で急激に空気が冷える事で結露が起こる訳ですが、その空気が急激に冷やされる速度をより遅くさせることによって改善することができます。

単純な方法としては梱包材(プチプチ梱包)を凹凸した方を窓側にくっつけてガラス面全体をカバーしてあげることにより温暖さの激しい場所に空気が触れなくなる為、結露がしにくくなったり…また、過度に湿度を上げてしまうようなものは窓の近くに置かないのも一つの手であります。

 

観葉植物とか水槽とか、石油ストーブなんかも燃焼時には水蒸気を発するのに加え、過度の温度差を発生させますので窓の近くはバッテンですね。

作る面倒さはありますが、結構な効果を発揮するという事で「希釈した台所用洗剤」と言うのがあります。

水1リットルに対し中和洗剤50㎖~100㎖を混ぜ合わせ、対象となる窓の水を拭きとってから、その液を使って窓を拭いてあげると結露防止になるのだとか。

水をはじく原理はいたって簡単で、洗剤に含まれている界面活性剤が窓をコーティングしてくれるおかげで、水滴がつきにくくなるんだとか。