暖かい時期の黒い悪魔…ゴキブリの季節がやって来る!

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暖かい時期になって来ると冬はなりを潜めて大人しくしてきた様々な動植物が姿を現してきます。そして、気温が上がればさらにその活動は活発化させていきます。

何が言いたいのかと言いますと…もうじき筆者の大嫌いな「虫」の季節になるってお話です。

日本には約32000種類以上の虫がいると言われ、害がある物ない物様々存在している訳ですが…さてその中でも、嫌ってる人が多いであろう蟲が「G」事、「ゴキブリ」でしょう。

このゴキブリも気温が上がり始める3月4月ころから活動が活発化し始め、7月8月の暑い時期を活動のピークとして動き始めます。

 

筆者もゴキは嫌いな訳ですが、しかしよく考えてみると他の害虫のような何か実害があるのか?というとゴキ自体はハチのような毒針や、カミキリムシのような強靭な顎がある訳でもなく、白アリのように建物をダメにするわけでもなければ、アブラムシのように農作物に被害を出す訳でもない…と、すれば実はゴキブリは見た目がアレなだけで実は無害なのでは?と、すればそんなに恐れる必要もないのでは??とも、一瞬だけ思ったり。

 

…まぁ、実際はそんなわけないんですけどね。

確かにゴキブリ自体には毒針も毒毛もありません。が、ゴキブリは大量の食中毒菌やら毒性の強い菌を保有しており、特にゴキブリの糞はそれらを内包している上に最初は固形や液体状でも時間が経つと風化して塵より小さく、空気中に舞いやすくなる為に知らず知らずに体内へと侵入してきます。

そうでなくとも、ゴキブリの糞や死骸はアレルギーの原因となります。

また、ゴキブリは噛まないと思っている方もいると思いますが、実際は噛みつきます。

ゴキブリの語源と言われているのは江戸時代頃まで使われていたゴキブリの名称である「御器囓り(ごきかぶり)」だとされ、書いて字の如く「御器=器」を「囓り=かじる」事がゴキブリの名前の由来になります。

その為、稀に噛まれてケガをするケースや、電気コードなどをかじり切ってショートを起こし火事の原因ともなっています。特にゴキブリの住みかとなり易い場所が、冷蔵庫や洗濯機などの家電の裏である為に非常に危険となります。

 

さてさて、そんなゴキブリですが…駆除方法としてよく使われるのが「殺虫剤」or「叩き潰す」でしょう。効果的と思われている殺虫剤も様々な種類があり、当然、一長一短な所も多くあります。

 

手元や近くに対ゴキブリ用の道具があるのならば良いのですが、そういう時に限って何もないと言う物。テレビや漫画の世界では新聞紙やスリッパを使ってパツンと叩いて潰している訳ですが、先の通り様々な菌を宿している為に潰すとそれらが飛散してしまったりする場合もあり、それ以外の手段がない場合の最終兵器として見るのが良いでしょう。

 

身近な物でのゴキブリの弱点は結構あり、冷却スプレーを見て分かる通り冷える事にも弱いのですが、意外と高温にも弱いとの事。

熱湯をかける手もありますが、簡易的にも逃げられないような状態にできるのであればドライヤーの熱でも殺す事が出来ます。

意外にもドライヤーの熱は一般の物でも吹き出し口から3cm前後で100度近くあり、ゴキブリの死ぬ温度が60度との事でいったん動きさえ止められれば熱で殺す事が可能です。

 

また、意外な物で除菌アルコールスプレー等。アルコールにはゴキブリの体表に付いている油分を溶かす作用があり、それによってゴキブリの気門を封じる事が出来る為に窒息させることが出来るんだとか。

同じ理由でアルコール度数が高いお酒でも効果が有り。しかし、量が少ないと死なない点や実際に窒息させるまでに時間がかかる点にも注意。ただし、アルコールは揮発する際に熱を奪うので寒さに弱いゴキブリの移動速度を下げられると言う効果もあります。

後は身近な物であれば「洗剤」や「布用消臭スプレー」等も「界面活性剤」を含んでいれば同様の効果が在ります。

 

ただし、どれも言える事が…ゴキブリの死骸をそのままにしておくと、その匂いに他のゴキブリが集まってくる効果が在ると言います。死骸はそのままにせず、ちゃんと処理するように心がけた方がよいでしょう。特に、死ぬ間際に物陰に逃げ込んだ際は注意が必要ですね。