「疲れが取れない」「やる気が出ない」もしかしてアレになってしまったかも?

796aac2c099e8da9ea9f672901d7fa4e_s ウイルス、細菌、怪我。いつの時も人の体を脅かす存在や病気を起こす要素は色々と存在しており、たとえ最初は僅かな体調の変化でも後々に重大な何かの前触れだったとか、そこから一気に体が悪くなったなどと言う話はいつの時代も存在します。

僅かな体調の変化、異変も敏感に感じ取って対応していける事が長く健康で生きていくコツなのでは?と、思うのですが…人の体は意外と繊細に出来ている為、気候や環境の変化でも体調の異変が現れる場合があります。

 

寒暖差から起こる「寒暖差アレルギー」、気圧の変化から症状が出る「偏頭痛」、生活環境の変化からくる「うつ病」等々…これらは直接的な目に見える原因があって起こる物ではなく、その通り、気候の変化や精神状態などから体が不調を起こす物であり、うつ病なんかは治療方などが一応は存在しますが、偏頭痛や寒暖差アレルギーなどは、原因となる直接な物質が存在しないので完治させる治療薬は無く、対症療法で症状を抑えるのが一般的になっていると言われます。

 

そして、ちょうどこの時期…4月頃の温かくなり始め~夏の始まり位までの間が、そう言った見える原因のない病気が多く、新生活からの疲れが見え隠れし始めたり、梅雨の到来が近づく為に気候や気圧が不安定になる等のこの時期特有の事情が見え隠れしてきます。

 

さて、四月ではありますが…この時期の名前がついており、同じく原因の見えない病気として「五月病」があげられます。五月病はその名の通り、この時期に入学や入社を果たして新しい環境での生活が始まった物の、「思ったようにうまく人間関係が行かない」「社会環境に慣れない」等の理由による現実とのギャップから心身ともに疲弊してしまい、様々な症状が出る病です。若い新入社員等に起こる物と思われておりますが、年齢に関係はなく二十代以上の人でも五月病になる方は多く、中には毎年なると言う方もいるようです。

症状は「無気力」「不安感疲労感」「不眠」などが当てはまり、人と会うことなどが面倒になると言うのも特徴です。

ここまでくると、どこかで見た症状だなと思う方もいるかと思います。そう「うつ病」と症状が酷似しているのも五月病の特徴になります。

 

では五月病うつ病は一緒なのか?と言う話になると、そうとも限りません。

基本的に五月病はその名の通り、「一過性」の物が多く、多少の時間はかかる物のそれでも五月病の対症療法をしながら過ごせば1ヶ月くらいで症状は良くなります。

逆を言えば、それでもあまり症状が改善されず、ひどい場合には悪い方向へと進んで行く場合は軽度の「うつ病」の可能性もある為に注意が必要です。

 

また、五月病うつ病の違いとして各所であげられている物の中に「五月病では、自尊心が保たれているが、うつ病は自罰的な考えがある」と言う物です。

例えば仕事で怒られたとしても五月病の場合は「周りが全然サポートしてくれなかった」「そもそも、自分がやりたかった仕事じゃなかった」等の周りに関しての事が多く、対してうつ病の場合は「自分の能力が低かった」等の自分を責める言動が多いのだとか。

 

しかしながら、あくまで一つの目安と言う事であり五月病からうつ病に発展する可能性もあるので、そのような症状があれば注意する事にこしたことは無いでしょう。