見て楽しむは昔の話!今の桜は○○で注目される!

3172faa9de4cbd75b95a1bb492c086b1_s明日から4月1日。社会的な意味で新年度の始まりの日ですね~今年から一年、どう進んでいくのでしょうかね??ちなみに海外では9月から新年度としてスタートするところが多いらしいですね。具体的に言うとアメリカとかカナダとかイギリス等々…

 

4月から、入学式を迎えるちびっ子たちも多いかと思いますが…小学校の頃に持たされるランドセルって元々は軍用のカバンだって知っていましたか?

 

幕末に西洋式の軍隊制度を導入した際、兵士たちの携行物をまとめて入れるための背嚢も導入され、この「背嚢」がオランダ語で「ランセル(外部リンク:wikipedia Ransel より) 」と呼ばれていたために、それが日本人の言いやすい形で「ランドセル」と呼ばれるようになりました。その後、太平洋戦争が終結してから軍用のものから一般のものへと変わり、今の学童の持つランドセルになっていったのです。

元は戦争で使われた物が、現在も使われているケースは結構多く、例えばこの時期人気のトレンチコート。あれも元は、第一次世界大戦中に寒冷地へ行く兵士の為のコートで、トレンチ(塹壕)の名前がついているのも、当時の戦争は塹壕での戦いが多く、そう言った悪い環境の中でも優れた耐候性を持っていた為に由来します。

ちなみにトレンチコートの右肩部にあるストームフラップ。雨水がコートの中に侵入するのを防ぐものですが、もとは歩兵銃を撃つ際に銃床を固定する肩当てとして使われた部分だったりします。

 

話がそれましたが…この時期、ランドセルを持ってめでたく入学するちびっ子たちを祝福する桜の樹。この辺での開花はもう少し先ですが…近年は、なんやらこの桜からとれるエキスが注目を浴びているようです。

 

何に対しての注目なのか?といいますと、桜のエキス…正確に言うと「桜の花からとれるエキス」には老化の原因を防いだり、肌にハリや弾力を与えたり、シミやそばかすを抑えたりと、女性に嬉しい効果が多いみたいですね。

以前…1月にも、お話したと思われる最終糖化物質こと「AGEs」。体の中に余分に蓄積された糖分が熱により変質し、老化物質に変異したもので、これが多くなると体の中から老化が進んで行く事になってしまいます。特に肌を構成するコラーゲン。これが糖化されると肌の弾力が無くなり、シワやたるみの元となってしまいます。

また、肌だけではなく動脈などで糖化が進むと血管の壁が硬くなり動脈硬化の原因を生み出し、それが進むと心筋梗塞脳梗塞になるリスクが高くなります。

桜の花エキスに含まれている、カフェオイルグルコースやケルセチングルコシドと呼ばれる成分に、糖化…もとい体の“老化”を進めるAGEs」の生産を抑制する働きを持っている為、それらに対しての効果を期待されております。

 

また、桜の花や葉の香り成分の中には「抗炎症作用」や「リラックス効果」なども含まれているらしく、その他にも桜の樹皮を乾燥させたものを生薬とし、昔より「桜皮(おうひ)」という名前で解毒などの効能があるとされています。 桜皮は主に、湿疹や蕁麻疹、腫れもの等の皮膚に関する症状解熱咳止めなどに利用されています。

加えて、果実であるサクランボにはアントシアニンカリウム、鉄分などのミネラルが豊富で、特にアントシアニンには視機能の改善や炎症を抑える効能、強い抗酸化が含まれており、また、この時期に辛い花粉症に対してもアントシアニンは効果を出すそうです。

花粉症でくしゃみや目のかゆみ、鼻水などの原因となるヒスタミンの発生を減少させてくれる働きを持っているそうです。

 

その他にも、桜にはまだ様々な効果があるとして科学的な研究が続けられているそうですが、身近にある桜にこのような効果があったとは驚きです。

ちなみに、こういった効果があると言って桜の木を折ったり、花を採って来てしまうのはダメですよ。