傷を守ってくれる頼もしい味方。絆創膏のお話。
小さい頃にはお世話になった方も多いと思われる絆創膏。
カットバンとかバンドエイドとか色んな呼び方をされ、小さな傷をしっかりガードして汚れや化膿から守ってくれる頼もしい衛生用品。
最近では小さい傷は湿潤療法が良いという話もありますが、やはり屋外に遊びに行ったときに活躍するのは絆創膏の方かな?と思われます。
さて、そんな身近な衛生用品である絆創膏ですが…これについて皆さんはどのくらい知っているでしょうか?
【絆創膏?カットバン?バンドエイド?リバテープ?】
絆創膏、カットバン、バンドエイド、リバテープ…さらにはキズバンやサビオ等々…絆創膏に関する呼び方と言うのは非常に多く、各地…のみならず家庭ごとでも大きく異なっています。これらの呼び方ってどっから来たのでしょうかね??
実はこれらの呼び方、「絆創膏」を除いた他全ては商品名になっています。
例えば「カットバン」は佐賀県にある祐徳薬品が出している絆創膏の品名になり…「バンドエイド」はアメリカのジョンソン&ジョンソン株式会社の商品となります。
中にはすでにその商品が廃版になっていても、その商品名=絆創膏として呼ばれている地域もあります。
どのくらい、その地域や家庭で親しまれてきたかが呼び方で分かると言うのは実に興味深いですね。
【絆創膏の使用期限】
案外知られていない「絆創膏の使用期限」。箱の裏側や底の方に掛かれているパターンがちらほら。
製造より3年から4年くらいが使用期限の目安になっているようで、薬効成分が含まれているタイプの絆創膏では効果がなくなり、それ以外の絆創膏では粘着効果が薄くなってはがれやすくなるんだとか。
【絆創膏の交換目安】
いったん絆創膏をキズに使用した物の、毎日交換した方が良い物なのか?それとも、傷が治るまではそのままの方が良いのか?悩んだ経験はないでしょうか。
種類によっては傷が治るまで貼りっぱなしの方が良い物もありますが、普通の絆創膏であればできれば1日ごとに交換してもらった方が良いとの事です。
絆創膏のガーゼの部分に湿気が溜まりやすく、それによって雑菌の繁殖が進み逆に傷の治りを低下させたり炎症を引き起こす事もあるそうです。
お風呂に入った後などに交換すると丁度良いでしょう。
【絆創膏の種類】
絆創膏と言うと普通に思い浮かべるのはペタッとはるタイプの物かと思われますが、この他にも「液体絆創膏」と呼ばれる接着剤みたいなタイプの物や、キズパワーパッドのような「救急絆創膏」と呼ばれる物など色々な種類があります。
変わり種だと 「検知バン」のような鮮やかな青やピンク+複合アルミを使用して金属探知機に引っかかるタイプなどもあります。
【緊急絆創膏を使ってはいけない傷】
貼っているだけで傷が通常より早く綺麗に治ると言う事で、価格は少し高いのですが重宝される緊急絆創膏でありますが…どんな物にでも使える訳ではありません。
逆に「使ってはいけない」場合もあり、化膿や炎症が進んでしまった傷や動物から受けた「ひっかき傷」や「噛み傷」等への使用は傷の悪化を進める可能性が有る為に使わないようにしましょう。
皆さんはどのくらい絆創膏について知っていたでしょうか?
ちなみに絆創膏が出来た背景には、開発者が料理での怪我が絶えない奥さんの為に一人で片手で簡単に傷を治療できる物と言う事で医療用粘着テープにガーゼをくっ付けて複数用意していたモノが起源なのだそうです。