秋の魚といえば「○○」だろ!残暑バテにも効く「△△」のチカラ!ソイヤッ!

4eac82cb67f5d1103c0068834011a42e_s人生の中には否応なしにでも、面倒くさいことに巻き込まれる場面があります。筆者的には静かで穏やかな暮らしをしたいのですが… そして、その時にどのように行動するかで後々に響いてくるなんて事が多々あるわけで。 悩みますよね~。流れに任せるべきか、流れに逆らうべきか… しかし、悩む筆者に目もくれずに己の生きる道と言わんばかりに、激しい流れにさえ逆らってガンガン突き進んでいくモノの姿もあります。 まぁ、こちらは同じ流れでも「川の流れ」ですがね。

 

ちょうどこの時期、9月~11月にかけての鮭は産卵期に入る為に自分の生まれ育った川へと戻ってきます。川の流れに逆らってぐんぐんと上り、それを我々が捕って食卓に並べるわけです。この時期の鮭は身がしまり、脂がのっていて大変おいしくなっています。 鮭と言えば昔より日本では食事のおかずとしての出番が多く、朝食の定番として白飯、味噌汁に焼き鮭の組合せがあげられますね。おにぎりの具としても人気です。

 

ちなみに、スーパーなどに行くと「鮭」と「サーモン」が売られているわけですが、この違いは『川で産卵し海に下るものが鮭』、『海で養殖されているものがサーモン』と言った違いになるようで、たまにみる「サーモントラウト」はサーモン=鮭、トラウト=鱒から『鮭鱒』と言う魚を使った物…だと思ったら『ニジマス』の事らしいですね。鮭じゃないのかよ!

 

さてさて、お次は鮭にはどんな栄養があるのか見ていきましょう! 皆さんご存知、鮭の肉はピンク色をしているわけですが…実は白身魚と言うのをご存知でしたか?鮭の肉がピンク色に見える理由として筋肉中に含まれる「アスタキサンチン」と呼ばれる物質が関係しております。 このアスタキサンチンは本来、甲殻類の殻に多く含まれる物質であるのですが、それを食べて育つ鮭は必然的にアスタキサンチンが体内に蓄積され、その成分により肉の色がピンク色になるのです。なので、アスタキサンチンが抜けると肉の色は本来の白色に戻るそうです。 そのアスタキサンチンなのですが、この成分はビタミンEをこえる非常に強力な抗酸化作用をもっています。そのため眼精疲労美肌効果免疫力向上血流改善と様々な所に効果をあらわします。最近ではサプリメントなんかでも出ていたりしますね。もちろん、この季節が変わり始めて体調が崩れやすい…または疲れやすいこの季節にもとても効果的です。

 

また、魚の持つ油には動物性とは違った特別な成分が含まれています。みなさんもご存知「DHA」「EPA」ですね。血液をサラサラにする効力の他に、ほかの物質とは違い脳内にまで直接効果を出す事が出来る数少ない物質の1つです。DHAが脳にもたらす効果は神経伝達物質の量を増やし脳の情報伝達を助けてくれます

 

人体を構成するのに必要なタンパク質。しかし、どうしてもタンパク質と聞くと牛肉や豚肉のように高カロリー、高脂肪なイメージがついてしまいます。しかし、この時期の鮭は高タンパクでありながら低脂質と言うヘルシーな食べ物になっております。また、他の魚よりも消化・吸収率が良く胃にも易しくなっております。

 

成程、この時期の鮭は美味しいだけではないのですね。 しかしながら注意点もいくつかあり、あまり鮭を焼きすぎるとせっかくのアスタキサンチンが損失してしまったり、塩鮭を食べる際には塩分の量に気を付けないといけません。 塩鮭を食べる際はカリウムを多く含む食品も一緒に食べると血圧の上昇を抑えながら、余分な塩分も出してくれます。カリウムが多く入っている食品として、納豆やサトイモやとろろ昆布などがあげられます。あらやだ、まさに日本の食卓。